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オキピンティ
「SP68」IGTシシリア 2006
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●先ずはインポーターさんよりの情報・・・・
「オキピンティ、待望の新ワイン登場!!シチリア南部のヴィットリアで魅力あふれるワインを造る、弱冠28歳のアリアンナ オキピンティ。彼女自身初の試みとなる、低価格ラインをリリースしました。ワインの名前は「SP68」!!ヴィットリア市の北部を走る、道路の名前です。初リリースの2004から、ネロダーヴォラとフラッパートをそれぞれに瓶詰めしてきましたが、今回初めて2つの品種をブレンドしています。酸味もしっかりしていてバランスが良く、爽やかな印象とともに、味わいには奥行きを感じます。「低価格のライン」といっても、量産品ではありません。強さの中に優しさがある、彼女ならではのスタイルをしっかりと感じる、ハイレベルなワインです。日本には特別に100ケース分けてもらいましたが、生産者の在庫はもう完売です・・・。
●・・・ブレンドした、と言うよりもイル・フラッパートやシッカーノになれなかったぶどう達、と言うのが本当のところでしょうか?タンク熟成をしているところを見ると、樹が若いのかな?それとブレンドしてしまっているので単独品種のモノよりも個性が弱い。逆を言えば馴染みやすいというのも、またこれ正解であって、幾分ポップなところはちょっと気になる若手アイドル、って感じでしょうかね?近頃で言うなら木村カエラとか・・・。
●基本的に果実味もしっかりしていて、オキピンティらしい酸のノリも充分・・・が、ちとばかり、旨味があっさりとしている。洗練されたと言うかキレイさはある、そしてその方向を伸ばしたいと言う造り手の気持ちは(おそらく)わかってイルのだけれど、ある意味あっさりとしていて、あの、ちょっとワイルド(良い意味でね)なアタックが弱まったのはどうだかな?と思いつつ・・・
●レストランでこちらのワインをたのんで、併せてアンチョビのたっぷり乗ったピザを楽しみにしていたのに、意外にアンチョビが気持ち程度にしか乗っていなかったのでかなり萎れていると、結果的にこのアンチョビの少なかった(しかもトマトが案外完熟系のイタリアントマトじゃなくて普通のトマトっぽくて酸が強かった)この方がこの「SP68」には合ったかな?・・・と言う気分(でもやはりアンチョビがたっぷり乗っていた方が嬉しかったよな)。なんだかよくわからない例えになってしまいましたが、要は比較的軽めに仕上がっていてグラッチェな感じ……何だかんだい言っても彼女の才能を感じつつ、新しいモノに挑戦したい、と言う姿勢は充分に評価できますね。それと、暫く置いておく必要もない、今が飲み頃と言うところもヨロシイかと。(2009.09.10 いのまた)
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オキピンティ
『シッカーノ』ネロ・ダヴォラ IGTシシリア 2006
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●3年目の2006年です。2005年は「ミートソースにパルミジャー」でしたが、2006年は「ツナのポモドールソースにバジリコたっぷり!」ですね。何となく洗練に磨きがかかってきたかな・・・・。香りに感じる多少の「フェノレ」もあばたもえくぼで何となくチャーミングな印象を与えつつも、かつてはボルドーやローヌのニュアンスたっぷりでしたが、ここにきてフランスは、ブルゴーニュ的な怪しさを湛えています。(そーいゃ、シシリーはかつてサボイ公国の領土だったハズ・・・ブルグンドは関係ないか・・・・)
●ワイン自体はとっても強い。何が強いかというと、ぶどうの力、かな?とりあえず、フェノレはおいておいて、それ以外の部分では非常にバランスがとれている。野性味とお姫様との微妙なバランス・・・。ワインそのものでの存在感と同時に、いろいろな食べ物(基本的にイタリアンな味わいね)との調和をしっかりとわきまえている。このニュアンスは古き良きキャンティとかにあったよな・・・
●・・とうことで、何となく2日目を迎えてしまったわけですが、基本的にはチョットばかりフェノレていて、そこがやっぱり基本的にはエレガントな感じだけれど、幾分ワイルドな複雑さが加味されているわけで、デビュー作の還元的な処は落ち着いて、この一点を除いてかなり進歩の跡が見られるな、と思う次第です。果たしてアリアンナ、どこへ行こうとしているんでしょうか・・・?(2008.11.03 いのまた)
●2年目の2005年ヴィンテージです。ちょこっと試飲した感じでは・・・良い野性味を残しながらもより洗練された味わいになった気がします。やはりちょっと末恐ろしい娘です。
●と、飲んでみました。フラッパートよりも幾分濃いめ。でも2004年よりは明らかにクリーンな色合い。しっかりと澱を沈めて瓶詰めしています。開放槽に近い状態になったためか、還元臭はほとんど感じられず、ダークチェリー〜ブラックベリー系の整った果実が感じられます。底の方には微かな甘さも。この辺りのバランスがちょいと「大人」を感じます。
●・・・う〜ん、田舎っぽさがなくなった。やはり洗練度では2004年の数段上を行っています。一言で言うとディティールが鮮やか。この感触はある意味ブルゴーニュにも通じますね。全体をとらえると上質な北ローヌ物とも言えますが、
ハーブやスパイスのニュアンスはもっと軽くて繊細。これでシチリアのワインなのだろうか?と。
●再びフラッパートとの比較になってしまいますが、フラッパートが「ACブル」だとすると、こちらは「村名クラス以上」と言うことになってしまうのかな?・・・フラッパートですと「トマトソース+バジリコたっぷりのペンネ(缶詰ツナなんかも入れちゃって)」ですが、こちらのシッカーノなら「たっぷりのミートソースとたっぷりのパルミジャーノかけたフィトチーネ」と言った違いでしょうか。・・・・冷凍物でも良いから「ラザニア」食べたい!とも(2007.01.30 いのまた)
暫くは2004年物のコメントで・・↓
●ブドウ品種がネロ・ダヴォラ。一応IGTのワインなんですが・・・11月の試飲会では、下のフラッパートより濃くてちょっと田舎っぽいイメージでしたが・・・・田舎蕎麦!逞しい味わいに落ち着いていました。でも田舎蕎麦って、手抜きして本当に鈍くさい偽田舎蕎麦と、田舎っぽくても丁寧に、丁寧に心のこもった美味しい田舎蕎麦ってありますよね。勿論このワインは後者の田舎蕎麦。飲み下したあとのストレートに鼻に抜ける、味わいにニンマリしてしまいます。
●ちょっと重めの甘い香りは何だろう?ブドウかな?樽かな?おそらく樽由来の甘さでしょうが、しっかりと分をわきまえています。このブドウの感じはカベルネにも似た、腰の座りを感じさせます。腰の座りを感じつつも、何となくスイスイと言っちゃうこの感触はローヌのテュイリー・アルマンとかラングドックのマキシム・マニョンとかに通じますね・・・。
●ポテンシャルから感じるところは下のフラッパートよりもしっかりしているかな?でも、いろいろな要素的にはこちらの方が早咲き?かなり微妙なところですね。ちょっと判断難しい。全体的な力強さは感じますが変化の要素に乏しいかな?この1〜2年で飲み頃ピークって感じかな?それでも飲んでみる価値は充分に持っています。
●彼女の写真を見ると、たまさか風の強い日に撮った物か、とってもワイルド。フランス、ロワールのジュリアン・クルトワみたいな感じで写っていますが、きっとしっかりとした自分のスタイル持っているんでしょうね。遠いアジアの辺境から密かに応援させていただきます。(2006.01.30 いのまた)
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オキピンティ
『イル・フラッパート』フラッパート・ディ・ヴィットリア IGTシシリア 2006
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●先日、アリアンナ・オキピンティが来店したときにこのフラッパートの04(下の方にコメントの出ているの)を開けたのですが、予想以上にイイ感じの仕上がりでした。と言うことはこの2006年飲み頃は2010年以降かなと思いつつ、何となくイメージするシチリアらしくないところの秘密は、かなり石灰質の強い畑だと言う事実が判明しました。シチリアというと有名なエトナ山があるので火山性の土壌が多いのかなと思っておりましたが、オキピンティの畑のあるところは比較的古い土壌で島自体は隆起した際の石灰質が多いそうです。説明を聞いてなるほどね、です。(近くには「イブレイ」と呼ばれる休火山もしくは死火山が在るのですが、この影響もあまり受けていない感じです)
2005年物のコメントです。
●2004年物に較べると幾分色が薄いというか、よりクリーンな感じです。香りには僅かに還元香。でも伸びやかな果実の香り、意外にも赤系主体でジューシーな、が立ち上がってくると静かに消えていきます。
●味わいは、試飲会の時と同様により洗練された佇まい。2004年に感じた盛り上がるような果実味の代わりに、すっきりとバランス良くまとまっています。でもそれだけがこのワインの本質じゃないな・・・。暫く寝かせるともっと落ち着いた味わいが出てくるはず。2004年は幾分雑味を感じましたがその辺りもきちんとクリアーしているので、より複雑な味わいになるのではないかな?と。まだまだ本性を現していないところがミステリアスな一本です。(2007.01.30 いのまた)
長々と・・・2004年物のコメントです
●昨年11月の試飲会で飲んだときよりも、良い感じにまとまってきましたが、幾分悩ましげな酸があと1〜2年はしっかりと上昇機運にありそうな感じです。ごく僅かに還元的な香りがしますが、フランスの香りと違う(そんなこと無いだろ!)かな?キュッとしたプルーンの甘酸っぱさに、熟したチェリーの甘み、クランベリーの軽やかな香りが混じっています。
●実際飲んでみると、この果実味の「詰まり方」がさすが「果物の宝庫シチリア」って感じですが、ちょっと中抜けして、幾分若い樽の甘みを感じつつ、のアフターにつながっちゃうところは、減点対象。感じはイ・ヴィニェリの「ヴィニュペトラ」にもにてはいますが、・・・・較べることはかわいそうかな?確かにもっと詰めるところはいろいろとありますが、ファーストヴィンテージ、しかも自然派の作りを実践したい、と言う意気や良し!途中ちょっと怖くなって少しだけSO2入れたらしい、と言うのもかわいいではありませんか。これだけの果実味出せ!と言っても難しいモンね。
●フラッパートはシシリーの土着品種。香りの良さやしっかりとした酸ののりでフレッシュなロゼ、チェラスオーロ・ディ・ヴィットリアなどに使われています。と、能書きたれつつ、時間を置くと、少し前と後ろの接点が見えてきました。健康的なハーブの香りかな?ツナのステーキ?トマトソースとバジルやタイムのハーブでソースつくって・・・。気持ちしっかりと酸を残した、ややクラシカルなバルベラやサンジョベーゼにもにた、軽妙なボディです。これはイイ!。このまま飲み続けたいけれど、もう一本のロッソも開けなければ・・・と、後ろ髪が引かれます。(2006.01.30 いのまた)
●ご注意・・・「ちかごろの若者は形からはいるから」と言う古いCMを思い出しますが、こちらのワイン自然派の人々の好きな蝋キャップです。通常alarでは、抜栓時「そのままスクリューをぐりぐりと差し込んで通常どおりに空けてください」とアナウンスしていますが、こちらのワインは、ちょっと待って!まず、蝋キャップを上手く取り除いてください。その上で慎重にスクリューをねじ込んでください。どういう訳か、コルクがユルユルで、力任せにねじ込むと、ズボッとボトルにコルクが沈みます。スクリューを回すとコルクも回ります・・・・。お客様のところまでお伺いできないので、なにぶん慎重に。お願いいたします。
●一夏超えて・・・久しぶりに「イル・フラッパート」です。リアルワインガイド13号の「番外編」でこのワイン、登場させていただきました。そのとき付けた点数は、86/88点・・・・ちょっと低かったかな?熟した果実の豊かさは、そのときのままながら、後半へしっかりと踏ん張りが効いてきました。当初あった還元的な香りもだいぶ静かになっています。むしろ旨味と感じる部分が強くなったかな?
●・・・で、途中端折って3日目なんですけど、還元香がほとんどなくなりました。と同時に極めて酸がはっきりとして、実にまばゆいワイン。この味ならばやはり現地で人気になるだろうな・・・。点数的にはそのままですが、このワイン意外に寝かせると良い感じになりそうです。みんな飲んじゃお・・・(2006.09.10 いのまた)
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オキピンティ
『イル・フラッパート:tipo-R』 フラッパート・ディ・ヴィットリア IGTシシリア 2005
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●下のフラッパート2005年と基本的には同じキュヴェですが、こちらはリセルヴァ・スタイルを目指して熟成期間が長くなっています。どのくらい?・・・よくわからない・・・。ラベルは通常のフラッパートと全く同じで識別点はありません。一応alarでは規定されたRiserva:リセルヴァは使っちゃマズイだろうなと思って、仮称「tipo-R:ティーポ-R」として蝋封の頭に「R」を書いておきました。
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オキピンティ
エキストラ・ヴァージン・オリーブ・オイル 『パンテレイ:PANTEREI』
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●こちらはワインではありません。オリーブ・オイルです。試飲会に紛れて出ていましたが・・・美味しかったので入れてみました。・・・・う〜ん、ワインより高いぞ・・・。(容量は750mlです。)
●インポータさんにいただいた資料です。
「品種:トンダ・イブレアという地元特有の品種。畑は標高230mで彼女のカンティーナの近くで樹齢が80年以上、ものによっては2百年を超える大木もある古い畑。今の畑とちがい、木と木のあいだが非常に広くとってある(おそらく昔はその下で穀物を栽培していたのでは)こちらも収穫時期は10月下旬から11月上旬。少しほろ苦くアロマチックなのが特徴。有機栽培で収穫は手摘み。
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オキピンティ
エキストラ・ヴァージン・オリーブ・オイル 『ゲータ:GHETA』
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●こちらもワインではありません。オリーブ・オイルです。試飲会に紛れて出ていましたが・・・やはり美味しかったので入れてみました。・・・・う〜ん、ワインより高いぞ・・・。(容量は750mlです。)・・・その試飲会の際には「こっちはアーリオ・オーリオに合いそうで、こっちはアンチョビ・パスタに合いそう」と思っていましたが、すっかりどちらがどちらだか・・・。
●一応インポーターさんにいただいた資料です。
「品種:ノチェッラーラ・デル・ベリチェ。畑は少し離れたカステルヴェトラーノというアグリジェント方面にある。標高80m、樹齢50年。10月下旬から11月上旬に収穫。味わいはフルーティー。有機栽培で収穫は手摘み。」・・・オーリーブオイル密かに奥が深い、と思っています。
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