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| ロワールの自然派ワイン |
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| 「フランスの庭園」と呼ばれるロワール地方。東西400kmにも渡るこの地域では温暖な気候と降雨量の少なさにより古くからブドウ栽培の行われてきた土地でした。と同時に、交易の中心地として栄えたことから、様々な種類のブドウが栽培され、複雑な土壌の配列や特徴的な各地の微気候によってもたらされるバラエティ豊かなスタイルのワインが作り出されてきました。 ここ数年のこの地区の動きを見ると、目立つところでは「ビオロジック」あるいは「ビオディナミ」と呼ばれる自然の力を利用して高い品質のワインを作ろうという試みが成されています。また同時にこの地区に昔から伝わる伝統品種の掘り起こしや、それらを使った個性的なワイン造りが上げられます。このロワールのワインのコーナーではこうした動きを代表するすぐれた作り手のものを中心にご紹介していきます。 |
| こちらでご案内するロワールのワインは多くが「ビオ=有機栽培系」、あるいは「自然派」と呼ばれるのワインです。但し「ビオ」であるが故に選ばれたワインではありません。alarにとっては「ビオディナミ」も「ビオロジック」も、ワインの作り手達が真面目に良いワインを作ろうとして選択した一手段に過ぎないと思っています。 でも、一応「ビオディナミ」と「ビオロジック」の区別だけは整理しておきたいと思います。 ●ビオロジック(仏)、オーガニック(英)有機栽培・有機農法(日) 科学的に合成された物質の使用を一切排した農法によって作られたブドウ。たとえば肥料は有機栽培による飼料を用いた堆肥とか、自然のくさを鋤込んだものを使います。他にも自然治癒力というものに注目し、いわゆる無農薬で栽培。病虫害への対応はこれらが好まない植物を植えたり、その天敵となるものを呼び寄せる工夫などをして対処します。基本的には対処療法的な生産技術。ビオロジックであるかどうかは各国で規定があり、フランスでは1981年、アメリカでは1991年、EU統一ではやはり1991年に規約ができあがっています。これが「オーガニック・ワイン」となると、むろんこうしたブドウを使うことが前提ですが、培養酵母を使わず自然酵母のみを使用するとか、硫化イオウ(SO2)の添加を認めるものと認めないものなど、立場的にいくつかの流派があるようです。 EX.クロ・デュ・テュ=ブッフ(ロワール)、フロッグス・リープ(カリフォルニア)、モンジャール・ミュニュレ(ブルゴーニュ)など ●ビオディナミ(仏)、バイオダイナミクス(英)・・日本語の訳が見あたりません 基本は「ビオロジック」と同じですが、自然がなすままに任せるのではなく、自然が本来持っている力に直接働きかけ、さらにそれを引き出すところにあります。ブドウ栽培からワイン生産の各工程?を自然の摂理に基づいて行う事、たとえば月の満ち欠けや星の位置によって、が特徴。たとえば「満月の時は潮汐力によって地下から色々なエキスが吸い上げられているのでブドウの刈り取りに良い」とか、「新月の時には澱が沈みやすいので澱引きに良い」というような内容。やや思想的、精神的側面が強調されやすい傾向にありますが、積極的な要因療法といわれています。ただ、こちらも、本来はすべての過程を実行しなくてはならないが、100%はなかなかむずかしい。また、ワインの生産過程ではオーガニックの場合と同じようないくつかの立場があるようです。 EX.ドメーヌ・デュ・サンソニエール(ロワール)、カトリーヌ・エ・ピエール・ブルトン(ロワール)、ルフレーヴ(ブルゴーニュ)、シャソルネー(ブルゴーニュ)など これらのビオ系のワインについては以下の点にご注意ください。 ○澱(オリ)は結構でています。でもこれは正常な状態。お飲みになる前は出来るだけ瓶をそっと立てておいてください。 ○SO2の添加が少ないため通常のものよりも変化しやすい性質があります。出来るだけ涼しいところで保管してください。 冷蔵庫は野菜室以外はだめ。しかも長期間はさけた方が賢明です。 ○瓶ごとの差が想像以上にあります。これは品質の差ではなく熟成の差です。ワインが生きている証拠。ご容赦ください。 |
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