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| 2011年12月2日のカタログギフト日記 |
| 枝雀師匠の「愛宕山」の解説の続きです。 演技をしている段取りで聞き手の了解を得るといういき方の演者で、 人形遣いの姿が見えるタイプです。 どちらかと言いますと、こちらの方がリアルではっきりした芝居をいたします。 たとえばお酒を呑む演技にいたしましても、「はなし手」は、一合呑んだからこうなって、 二合やったらこう・・・。三合すぎたらかなりまわって・・・。という段取りで 酔態を見せてくれます。対するに「演じ手」は、演者が酔った気になればいいわけですから、 一升で酔うこともあり、一合で酔うこともあります。 きわめておおざっぱに申しますと、松鶴師匠が「演じ手」タイプで、 うちの師匠が「はなし手」タイプではないかと思うんです。 もちろん松鶴師匠も段取りははっきり考えてはりますし、 うちの師匠も登場人物になりきってしまわれることもあります。 これは聞き手の立場に立っての感想なのでございます。 これは演者のタイプですから、どちらがいいというようなものでは ないのであります。私自身を顧みますと、どうやら「演じ手」タイプに 入りそうです。 |