家具のお手入れ知識

家具のお手入れ知識

a. 木製の椅子・曲木椅子

  • 枠が木製の椅子は通常塗装仕上されているので、日常の手入れは布で乾拭きするか、化学ぞうきんでほこりを落とす程度でよい。
  • 仕上表面に何かが付着して汚れた時にはぬるま湯で薄めた中性洗剤で汚れをよく拭き取り、塗装皮膜に保護効果のあるワックスをかけてあとを乾いた布で磨く
  • 曲木椅子の接合部分は木ねじやボルト、ナットで緊結されているが、使用中ゆるむことがあるので、年1回程度締め直しをする。

b. 金属製の椅子

  • 脚部がスチール製、ステンレス製の椅子の場合、普段は乾いた布か化学ぞうきんで汚れを取って磨いておく程度でよいが、室内の湿度が高いと錆が発生するので注意する。
  • クロームメッキ仕上げ、ステンレス、アルミ部分の汚れや錆は、金属磨きで十分に拭き取り、あとをよく乾かしてシリコンか金属用ワックスをかけて磨き上げる
  • 焼付け塗装の金属脚部の汚れは、ぬるま湯で薄めた中性洗剤で汚れを落とし、金属用ワックスで拭いておく。

c. ビニールレザー張りの椅子

座や背に張られたビニールレザーは、使用中の経年変化で変色したり硬くなったりして感触性能が低下する。普段から手入れをして汚れを放置しないようにしたい。

  • 日常の手入れは乾拭きでごみやほこりを落とし、軽い汚れは、ぬるま湯でカタ絞りした布で拭き取る。
  • 取れない汚れは、中性洗剤をぬるま湯で薄めた液で拭き取り、あとを洗剤が残らないように水拭きする。
  • 十分乾いたあと艶だしと表面保護のためワックスで磨く。

d. 布張りの椅子

布張りの椅子は座の前縁と肘の上端がいたみやすく、特に肘の前方が手垢で汚れやすい。又布の織り目にほこりを吸いやすいので、日ごろから柔らかいブラシでごみやほこりを取り除いておくと良い。

  • 軽い汚れは、ぬるま湯で薄めた中性洗剤でさらっと拭き取る。
  • ひどい汚れは、ベンジンかアルコールを布に浸して拭き取る。

e. 皮張りの椅子

皮張りの椅子は使用中の経年変化で皮が硬くなったり、摩擦によって皮の表面が磨り減ったりするので、時々皮革用ワックスをかけて手入れをしたい。また光に触れる所は隠れた所より色褪せし、直射日光に当たると着色染料が変色する。暖房機の熱風やその他の高熱が当たると皮が変形し硬化するので配置場所にも注意したい。

  • 通常の手入れは、乾いた柔らかい布で乾拭き。
  • 水をこぼしたり薬品を付けた時には、滲み込む前に素早く拭き取る。
  • 汚れた時には皮革用クリーナーを用い使用法に従い拭き取る。この場合、汚点部分だけでなく周り全体を拭くようにする。
  • 水や中性洗剤、ベンジンなどは染みをつくるので使用しない。

f. スウェード張りの椅子

  • 裏皮なので表面が毛羽立っている。そのためほこりを吸いやすいので日常よくブラッシングする。その他の注意事項は皮張りと同様。

g. 籐張りの椅子

籐は温風や直射日光に当たるといたみやすい。また部分的な荷重や傷をつけると籐編みシート全体が破れるので注意したい。籐張りの椅子は使用につれて飴色に変色し、ややたるみが出てくるが、これは植物材料としての自然な状態といえよう。

  • 籐椅子は座や背の編み目にごみやほこりがたまりやすいので、ブラッシングしてよく落とし、普段は乾拭きする。
  • 汚れは中性洗剤を薄めた液で拭き取り、乾いた布で水分をよく拭き取る。

h. プラスティックの椅子

プラスチック製の椅子にはFRP, ABS,ポリプロピレン製などあるが、経年によるシートシェルの材質的変色はある程度止むを得ない。FRP製などは通常塗装仕上げされているが、この場合特に汚れが目立つのできめこまかく手入れをすることが大切である。

  • 汚れは中性洗剤をスポンジに含ませて軽くこすり、さらに水拭きする。
  • クレンザーやブラシを使うと表面に傷を付けるので用いない。

a. 木製のテーブル

木製天板のテーブルには堅くて重いものや底のざらついたものは直接置かないこと。また熱い食器なども直に置くと塗膜をいためるので、コースターを敷いて載せるようにしたい。

  • 天板、脚部とも通常塗装仕上げされているので、日常の手入れはかた絞りの布か化学ぞうきんで乾拭きする。
  • 汚れや染みは、温湯で薄めた中性洗剤で拭き取るか、汚れ落としと塗膜保護を兼ねたワックスで拭き取る。

b. 金属製のテーブル

天板が金属製の場合はごく稀なので、脚部のスチール、ステンレス、アルミ部分についての手入れ方法を述べる。

  • 日常は化学ぞうきんでほこりを取って磨いておく。ステンレス鏡面仕上げの場合も通常乾拭きでよい。
  • クロームメッキ仕上げ、ステンレス、アルミ部分の汚れや錆は、金属磨きを用いて十分拭き取り、あとをよく乾かしてシリコンか金属用ワックスをかけて磨く。

c. メラミン化粧板のテーブル

  • 日常の手入れは水拭きか化学ぞうきんでよい。
  • 汚れは、ベンジンを用いるか中性洗剤をぬるま湯で薄めた液で拭き取り、あとを必ず水拭きする。そのあと汚れ止めと艶だし効果のあるワックスをかけておくとよい。なお縁に木部が使用されている時には、水分を残さないよう十分拭き取る。

d. 大理石のテーブル

大理石は吸水性があるので、濡れた花瓶や、汚れ、ほこりなどを放置するとあとが染みになるので注意する。

  • 普段は柔らかい布か化学ぞうきんで乾拭きしてほこりを払い、時々専用ワックス磨きをする。
  • 汚れや油類をこぼした時には乾いた布で完全に吸い取らせ、あとをベンジン、揮発油などで拭き取る。

e. ガラスのテーブル

  • 普段は柔らかい布で乾拭きし、ほこりや軽い汚れは水拭きする。
  • その他の汚れはガラスクリーナーを用いるか中性洗剤を使用して汚れを落とし、あとを熱めの湯で拭き取り、乾いた柔らかい布で乾拭きするとくもりのない光沢が保たれる。
  • 油汚れはガラスクリーナーできれいに落とし、あとを柔らかい布で拭き取る。

f. 陶磁器製のテーブル

  • 軽い汚れは中性洗剤をスポンジにつけて軽くこすりながら水洗いする。
  • 経年変化で磁器表面の凹凸部分に付いた汚れは、弱いアルカリ性合成洗剤にクレンザーを混ぜて洗い落とし、あとを水洗いする。

g. 漆塗りのテーブル

漆器は手入れが悪いと光沢が無くなり古びた感じになるので注意を要する。湯水に浸したり熱湯の使用は厳禁。普段漆塗りの表面塗膜を保護するには、植物性の油を少量たらした布で軽く磨いておくと美しい光沢が保てる。

  • 日常の手入れは柔らかい布で乾拭き。
  • 汚れや油っぽくなった時は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かしたもので手早く拭き、あとを水拭きする。
  • ワックスや揮発油の使用は好ましくない。
 

a. 木製のキャビネット

  • 日常の手入れは、柔らかい布か化学ぞうきんで乾拭きする。
  • 軽い汚れは、ぬるま湯で薄めた中性洗剤か、塗装面保護を兼ねた汚れ落としワックスを使用する。
  • 引手などの金属部品の手入れは、金属磨きで錆を取り除き、ワックスで研磨する。

b. 金属製のキャビネット

  • クロームメッキ仕上げ、ステンレス、アルミ部分は、金属磨きで汚れを落としたあと金属用ワックスで磨く。
  • 焼付け塗装部分の汚れはぬるま湯で薄めた中性洗剤で汚れを落とし、あとをワックスがけする。

c. プラスティック化粧板張りのキャビネット

  • 普段は水拭きか化学ぞうきんでほこりを落とす。
  • 汚れはクリーナーで拭き取り、あとを必ず水拭きする。縁に木部が使用してある時には水分を残さない様に十分拭き取る。

d. プラスティックシート張りのキャビネット

  • 硬いものや鋭利なもので衝撃を与えると傷が付いたり剥離の原因になるので注意。
  • 汚れはぬるま湯で薄めた中性洗剤液を布に付けて拭き取り、そのあとを必ず水拭きする。

e. 桐箪笥

  • 普段の手入れは羽根ばたきなどでほこりを落とし、布で乾拭きする。
  • 水拭きやクリーナー、ワックスは染みをつくるので控える。

f. 鏡台、化粧カウンター

鏡台は化粧品や手垢その他の雑多な汚れがつきやすいので、あらかじめ汚れ止めのワックスをかけておくとよい。

  • 鏡は平素から柔らかい布で乾拭きし、ほこりを払っておく。
  • 化粧品や油汚れは、ガラスクリーナーできれいに落とし、柔らかい布で乾拭きする。
  • 甲板や引出し前板の汚れは、ぬるま湯で薄めた中性洗剤かワックスクリーナーで汚れ落としする。

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