【那須ワインについて】 by 渡邊嘉也
Bordeauxでの醸造経験を生かしながら新しい日本のワインスタイル を確立させようと日々ワイナリーで奮闘しています。 Bordeaux大学在学中に「学問」よりもCHATEAUXでの「ワイン哲学」 「経営哲学」「実践」「判断」に興味を持ち、いくつかのCHATEAUX で研修しました。 中でもPauillac(ポイヤック)にあるCH.Pichon
Longueville Comtesse de Lalandeでのワイン醸造スタッフとして入社の話があ り、7人の醸造者の一人として入社しました。 ディレクターテクニックであるMr.トマ・ド・シ・ナムの下さまざ まな技術研究、実践を重ねてワイン醸造を行ないました。 私達が作ったもので良いものは96年、98年のワインです。 コンテスのワインキャラクターはエレガントで官能的なスタイルを 頑固に守り抜く姿勢です。ワイン哲学の王道であると思えます。 NASU WINEの中で生かされている中核でもあります。
また、コンテスでのワイン醸造史を知る醸造長が始めたCHATEAUXの ワイン醸造に参加、徹底したコンテス人として教育して頂きました。 コンテスのもう一つのCH.Bernadottの立ち上げにも協力しています。 2000年はSaint-Emilion
にあるCH.de Valandraudに移りいままでとは 全く違うスタイルの場所でのMr.Jean-Luc Thunevinの下で様々な小 さくて緻密な"Vin
de garage"を醸造した年でした。その中で印象 的だったものはMEDOCに戻って醸造を任されたマルゴー村の Marojaliaという名前のワインです。 CH.de Valandraudでの醸造は他の誰もがやっていないオリジナル の方法を取り入れ実践し、新たなスタイルを作り上げるところに伝 統を守る姿勢とは違う発見がありました。大きな会社ではない、蔵 という言葉がぴったりくるブドウ作り、ワイン醸造にかかわること が出来、私の醸造家としての「幅」が広がり、緻密で丁寧な仕事と いうものにさらに磨きをかけるができたと思っています。 これらの経験がNASU WINEに反映されていれば、確実に美味しくな ると思います。欧州系ブドウを使った那須の地で作るワインは、欧 州のコピーではないはずです。私がつくっているワインは日本のオ リジナルだと思っています。
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