テクノロジーカンファレンス2008 11/29 レポート

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楽天スペシャル

Rakuten Geek

楽天ウェブサービス 開発の裏側
河村 圭介

共通プラットフォーム課
ウェブサービス
プロデュースグループ

現在16種類API公開中の楽天ウェブサービス。利用登録するデベロッパーは約35,000にも上り、グループ総流通にも大きく貢献している。既存開発者向けのサービスだけでなく、APIを使わない層への提供も行う予定。開発裏話として、「スタッフブログを始めたのは、常に意見を求め、自身も情報発信でありたい」と、外とのつながりの重要性を熱く語った。
楽天あんしん支払いサービス
- 会員サービスの外部提供 -
星野 央司

プロジェクト課
チェックアウトサービス
プロジェクトグループ リーダー

楽天会員による決済機能を外部提供する「楽天あんしん支払いサービス」はリリースしたばかりのサービス。楽天会員向け機能の標準装備、OpenID、API提供を特徴とするこのサービスは、楽天会員、導入サイト、楽天の3者共にメリットがあると判断し、採用された。ユーザーにとってオープンIDがまだ敷居が高いことが課題。と語った星野。導入サイトの拡充と導入サイト同士のシナジーを活かし、ユーザーに浸透させていきたいと語った。
レコメンド&パーソナライゼーション
西岡 悠平

楽天技術研究所

楽天の自社開発のレコメンドエンジンは、既存手法の協調フィルタリング、コンテンツベースに加え、マーケティングの知識も加えたハイブリッドなエンジンを駆使したシステム。大規模データ対応も可能で、柔軟なカスタマイズも可能なこのシステムについて詳細を紹介した。大規模なデータへの挑戦として、独自のアルゴリズム構築を実現した背景説明には、会場から納得の声も上がっていた。

ROMA & Fairy

分散処理フレームワーク fairy
増田 創

楽天技術研究所

大容量データを制した企業こそが情報を財産として生かす企業になれる。楽天技術研究所の増田が紹介したのは、分散並列処理フレームワークにRubyを実装したFairy。その構造や利便性、開発のスケーラビリティなどを解説。その後、実際に楽天で稼働中のサンプルデータを利用しての併売データの解説に移ると、会場のエンジニアは身を乗り出して熱心に聞き入った。
大規模分散メモリストレージ ROMA
西澤 無我

楽天技術研究所

高負荷に耐え、高速アクセスを実現。しかも万が一の障害でもデータ喪失しない。それらを目指して実用化準備中の「ROMA」は、柔軟で信頼性の高いサービスを実現する大規模分散メモリストレージだ。楽天技術研究所、西澤は、大容量データが具体的にどのように分散されているのかを図解して解説。来年をめどにオープンソース化を目指す、との西澤の宣言に会場も湧いた。

Rakuten Global Infra

楽天のサービスを支えるインフラ
千田 孝由起

システム設計・構築課
課長

楽天インフラのシステム規模、技術要素、取り組み例を、現場エンジニアが実体験を交えて詳細に紹介。インフラ技術は自分達で評価して選定し、国内外の製品やオープンソースに独自の技術を付加して、楽天のサービスに最適なシステムを作り上げている様子を解説した。過去の急激な成長もあってwebサービスの成長を支えていけるシステム構築を目指す姿勢に、会場の関心も高かった。
国際展開を支えるテクノロジー
和田 修一

国際開発室

楽天の国際展開の第一歩である、台湾楽天市場開発の背景が紹介された。国際開発のコンセプト構成からはじまり、文字コードの選択、4バイト文字対応など、国境をまたぐことによるネットワーク遅延への対策など、開発に当たっての難問や奮闘ぶりを髣髴とさせるエピソードも多数紹介され、笑いと共感を誘った。今後は他国への展開に向けた仕組みづくりにも注力していく予定。
neXtgen
伊藤 博士

Linkshare Corporation

2008年初頭、楽天と連携を決めたLinkshareからの報告。導入されたサーバをアップグレードする際の、新しいサーバー構築法が紹介された。この新しい構築法でLinkshareのミニバージョンを遠隔地に展開することが可能だという。またLinkshareはじめ、米国企業のサーバーの仮想化技術の導入と活用については、熱心にメモを取る参加者の姿が多く見られた

Rakuten Next Revolution

楽天のテクノロジー全体概略
杉原 章郎

取締役常務執行役員
開発部担当役員

楽天創業以来、さまざまな変遷を体験・実践してきた杉原ならではの講演。開発への想いからテクノロジーへの取り組みの姿勢を紹介。これまでのノウハウやプラットフォームを活かし、さらに質が高く、生産性の高いコストコンシャスなサービスを提供していきたいという。またスーパーDB、自社開発レコメンドエンジンを元に顧客接点ごとに決め細やかなサービスを展開していきたいと今後の方向性を明らかにした。
開発者のためのフィールド
浅見 貴之

開発人材課 課長
/新サービス二課 課長

優秀なエンジニアを楽天の財産として採用し、育成していく立場から、楽天の開発者を取り巻く環境として、開発部の位置づけ、育成支援、福利厚生について説明。コーディング実践・レビュー技術勉強会、有志による全社モバイル担当情報共有会など、楽天が実施する多くの研修・勉強会も紹介。楽天が、開発者にとって充実したフィールドであり、チャレンジできるカルチャーであることをアピールした。
ジャングル Engineer's Revolution
菅野 祥礼

ポータルサービス課
ポータルコンテンツ
プロデュースグループ

楽天ジャングルとは楽天社内で自発的に発足した、誰もがいつでも自由に使える開発環境を推進するプロジェクトである。エンジニアの自由な発想を刺激し、本番環境ではなかなか実現しにくい、トライ&エラーを可能にすることなど、技術力向上のための貢献は大きい。会場では実際にジャングルでアプリケーションを作成したエンジニアがアプリを操作しながら、自身の作品の仕様やこだわりについて語った。