Q1. トルクって何のことですか?
回答 トルク(N・m)とは、「力」(単位 N)×「長さ」(単位 m)で表わされる「力のモーメント」です。 上イラスト、シーソーが釣り合っているとき、力強いブタも小人と同じトルクになります。
1999年10月1日からN・m(ニュートン・メーター)が義務化されました。 従来の単位であるkgfcmとの換算は 1kgf・m=9.807N・m1N・m=10.197kgf・cm50〜250kgf・cmはおよそ5〜25N・mです。
Q2. プリセットトルクレンチはカチンと音が鳴ったら、その後空回りするのですか?
回答 空回りはしません。空転すると、その瞬間、力が抜け怪我をすることになりかねません。 カチンと音が鳴ったら、設定したトルク値に達した合図です。 手を止めて下さい。 そのまま力を加えると更に力が加わってオーバートルクになってしまいます。 ただしトルクドライバーでは、トルク値に達すると空転する製品が主流となっております。
Q3. kgf・m単位表示のトルクレンチは、販売していないのですか?
回答 力のモーメント(トルク)の基本単位は、1999年10月1日よりN・mとなりました。。 従って、「非計量単位(kgf・m等)を付した計量器の販売又は販売の目的で陳列してはならない」 ことが「新計量法第9条1条」に定められており、販売しておりません。 (販売すると違法なので、販売出来ません。)
Q4.Nm(ニュートン・メーター)って何ですか?
回答 世界共通の国際単位系(略称SI)によるトルクの単位です。 日本国内では従来 kgfcm という単位が使用されていましたが、1999年10月1日より、 Nmが正式なトルク単位となりました。 Q5.使用するにあたって注意しなければならないことは?
回答 ・力のかけ方 ---- 静かに、はずみをつけない ----
・カチンと音がしたらすぐに止める。

・決められた手力線(有効長)で握り、力をかけること 短く握ると・・・トルクが実測より+ 長く握ると・・・トルクが実測より−ぎみになります。 ・緩める場合は、トルクレンチは長めに設計されているためオーバートルクしやすく、 トルクレンチを破損する事がありますので充分にご注意してください。 Q6.80N.mのトルクで締付したい、適正なトルクレンチは?
回答
| 適正度 | 使用トルクレンチ | 重量 | 手力 | 結果 | | △ | QL200N(MH) (40-200N・m) | 1.4kg | 2.0N | 締付は楽だが、トルクレンチが重たい | | ○ | QL140N(MH) (30-140N・m) | 0.78kg | 2.5N | バランスが良好 | | △ | QL100N(MH) (20-100N・m) | 0.68kg | 3.0N | トルクレンチが短いので手力が大きく 締付に力が必要 |
傾向としては トルクレンチの最小目盛付近で使用するとレンチが重く感じる。 トルクレンチの最大目盛付近で使用すると手力が大きくなり締付に力が必要になる。 設定トルク範囲で、ほぼ中間のトルクで使用するのが良好 Q7.20N.mから105N.mの範囲でトルク管理をしたい、適正なトルクレンチは?
回答 トルクレンチは、「設定トルク範囲で、ほぼ中間のトルクで使用するのが良好」という考えから QL50N(MH) 10-50N.m と QL140N(MH) 30-140N.m の2種類を併用するのが奨励モデルです。
Q8.差込を変換するアダプターやエクステンションバーを使用してもトルク精度は大丈夫ですか?
回答 トルク(N・m)とは、「力」(単位 N)×「長さ」(単位 m)で表わされる「力のモーメント」です。 トルクレンチで測定する場合、長さ=四角ドライブの中心から握る部分までを一定にすることが条件です。 アダプター、ビットアダプターやエキステンションバーを装着しても、装着しない場合との長さは変わらないので、 トルク値が不正確になることはありません。条件としてガタが少ない商品を選びましょう。 ちなみにクローフートレンチなんかは、長さが変わり、トルク値に誤差が生じますが補正が必要になります。
Q9. トルクドライバーは、必要ですか?
| 熟練したメカニックたちに規格品のスパナを与え各サイズのボルトを勘で締付したデータを基準トルク(どんなボルト・ネジにもあります)と比較して分析してみると、小さい径のボルトは締めすぎ、大きくなるに従って締付不足の傾向にあるようです。
これは、基準締付トルクはネジ径の3乗に比例して変化するが、スパナの柄の長さは、口径すなわちボルト径に比例してしか長くなっていないからです。
ネジ径(六角対辺)M6(10) M12(17,19) M24(32,36) 標準締付トルク 9.2 76 650N.m スパナの全長 105 177 315mm | 
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| ドライバーの場合は、理想的なトルクで締付する事は更に困難になります。 ネジ径がM4の締付トルクは、M3の約2.5倍ですので、全く同じ+No.2のドライバーを使いながら、握力(回転力)を2.5倍にしなければ締付不足になります。 実際には、悲しいかな締付トルクはほとんど同じ値になっています。
ネジ径M3M4M5 理想的な握力比 100 250 500 ドライバー尖端形状 +2+2+2
トルクドライバーは、精密機器の組立て現場以外では非日常的ですが、均一なトルクで締付しないと良い音が出ないスピーカーの取り付けネジ、過大なトルクでは山をつぶしてしまうアルミ製のネジなど精密な締付を要求される箇所には、トルクレンチ以上に必要な道具だと言えます。
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Q10.QLとQL−MHはどちらがいいのか?使い易さは?
回答 QLの樹脂グリップモデルは冬でも冷たくなく、目盛り部の樹脂レンズにより目盛りを拡大表示でき、トルク目盛りが見易いと言う特長があります。 −MHのグリップ部はローレット仕上げで、油や薬品が手に付くような作業環境に最適で、若干価格もお求め易くなっています。
Q11.校正証明書・トレサビリティー体系図は付属していますか?!
回答 校正証明書は検査成績書を兼ねており製品に付属しております。 トレサビリティー体系図は別途2000円にて製品と一緒に納品いたします。 もちろんご購入後の手配も大丈夫です。 |