2004年8月27日
楽天株式会社

楽天 株式会社あおぞらカードの株式譲受について基本合意
 楽天株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 楽天)は、2004年8月27日、株式会社あおぞら銀行(本社:東京都千代田区、取締役社長:水上 博和)、オリックス・クレジット株式会社(本社:東京都立川市、取締役社長:山谷 佳之)、オリックス株式会社(本社:東京都港区、取締役兼代表執行役社長:藤木 保彦)の各社と、各社が保有する株式会社あおぞらカード(以下 あおぞらカード)の全株式を74億円で譲り受けることについて基本合意いたしましたのでお知らせいたします。

 あおぞらカードは、あおぞら銀行とオリックスグループの合弁会社で、中高所得者層を対象とした低金利で大型限度額のローンカード「マイワンカード」を発行し、その商品性と利便性から、既往の消費者金融専門会社と一線を画した一般消費者向け無担保ローン事業(以下 パーソナルファイナンス事業)を行ってまいりました。

 近年、パーソナルファイナンス事業はインターネットを通じた借入申込のニーズが高く、借入の目的としてショッピング・旅行を挙げる利用者が多いことから、当社が手掛けるサービスとの親和性が非常に高いと認識しており、楽天では2003年12月よりパーソナルファイナンス事業準備室を設置し当該事業への参入について検討してまいりました。

 楽天では、2003年12月にインターネット・トレーディング専門の証券会社「楽天証券」(旧DLJディレクトSFG証券)が楽天グループに参画したほか、2004年8月からは三井住友カードとの提携による「楽天カード」を発行するなど、金融分野における業容の拡大を積極的に図ってまいりました。このたび、新たにパーソナルファイナンス事業を加えることにより、楽天グループ会員2800万人(重複含む)の中の優良顧客層をターゲットとしたカードローン事業が展開できるようになるほか、各種自社媒体を用いたマーケティングも可能となります。また、ECサイト『楽天市場』、総合旅行サイト『楽天トラベル』、オンライン証券『楽天証券』等から派生する決済金融についても大きな事業機会であると理解しており、あおぞらカードを楽天グループに迎えパーソナルファイナンス事業を金融関連事業のコアの一つとすることで、楽天グループ全体の一層の業容拡大と事業基盤拡充に寄与することが見込まれるため、このたびあおぞらカードの全株式を取得することといたしました。

 楽天は1997年の創業当時より、インターネットショッピングモール「楽天市場」をはじめ、各種インターネット関連サービス事業を展開してまいりましたが、今後も各種サービスの拡充に邁進すると同時に、経営基盤の更なる強化を図り、ユーザの皆様により良いサービスを提供できる総合インターネットサービス企業を目指してまいります。
■その他の詳細については、以下URLをご覧下さい
 /pr/2004/0827/ir.gif

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