2007年3月22日
楽天リサーチ株式会社

楽天リサーチ、「2007年東京都知事選」に関する調査結果を発表
8割以上の人が「選挙に行く」一方で
「投票する候補者はまだ決めていない」人が半数以上

 楽天リサーチ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森 学)は、20歳から69歳の東京都民500人(男女各250人)を対象に、「2007年東京都知事選」をテーマとしたインターネット調査を実施した。今回の調査の主な結果については以下の通りである。

【調査概要】
 ・調査名  :2007年東京都知事選に関するアンケート
 ・調査期間 :2007年3月17日(土)から3月19日(月)
 ・調査対象 : 20歳から69歳の東京都民 男女 500人
■40代以上では9割超が「投票に行く」
 4月8日に投票が行われる2007年東京都知事選。都知事選への関心は驚くほど高かった。
 「都知事選の投票に行く予定はありますか」との質問に対し、実に84.0%の人が「はい」と回答している。とりわけ40代以上は、50代の96.2%を筆頭に、60代88.9%、40代88.1%と、「はい」という回答が軒並み高率になっている。この層に限れば、「行く」と答えた人は9割を超える。

グラフ1:【あなたは4/8に行われる東京都知事選挙に行く予定はありますか。】
<全体>
https://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0322/release_0322_13.gif  (n=500)
<年代別>
https://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0322/release_0322_14.gif  (n=500)

 もっとも、投票する候補者に関する質問では、「まだ決めていない」との回答が全体の56.9%を占めており、都市部の特徴とされている浮動票の多さが浮き彫りとなった。

グラフ2:【あなたは投票する候補者を既に決めていますか。】
https://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0322/release_0322_15.gif (n=420)

 選挙の争点に対する関心について(複数回答可)では、「オリンピック誘致問題」が46.4%とトップで、「都政の情報開示」(38.8%)、「築地市場の移転問題」(25.8%)が続いた。
 地域別に見ると、現築地市場のある中央区と、移転候補地とされている江東区では、「築地市場の移転問題」への関心が非常に高く、それぞれ80.0%、60.0%となっている。

グラフ3:【今回の選挙の争点とされている問題で、あなたが強く関心を持っているのはどれですか。】
https://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0322/release_0322_16.gif (n=811)


グラフ4:【築地市場の移転問題に関心を持っていると回答した中のエリア別内訳】
https://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0322/release_0322_21.gif (n=129)

■争点の評価には迷いも
 次に、都知事選の二大争点である「オリンピック東京誘致」と「築地市場移転」に関する可否について質問した。
 現在の石原都知事が強く推進している2016年オリンピックの東京誘致に関しては、「反対」(36.2%)が「賛成」(30.0%)をやや上回る結果となったが、「どちらともいえない」という回答も33.8%あり、意見がほぼ均等に分かれている。
 「賛成」の理由として挙げられているのが、「経済効果が期待できる」「インフラ整備が期待できる」などで、一方「反対」の理由としては、「税金の無駄遣い」という意見が非常に多く、ほかに治安や住環境の悪化を懸念する声も寄せられた。

グラフ5:【あなたは、2016年東京オリンピック誘致に賛成ですか、反対ですか。】
https://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0322/release_0322_17.gif  (n=500)

 築地市場移転問題に関する質問への回答でもっとも多かったのが、「どちらともいえない」の55.6%、次いで「反対」(35.2%)、「賛成」(9.2%)の順となった。
 「賛成」の理由は、「老朽化してしまっているから」「場所が狭いから」などで、一方「反対」の理由として多かったのが、「土壌汚染が心配」「移転する理由がよくわからない」などだった。なお、この築地市場移転問題に関しては、やはり中央・江東両区と全体では異なる結果となった。中央区では「反対」が
80.0%で、賛成意見は皆無。一方の江東区では、「賛成」が40.0%あるものの、50.0%の人は「どちらともいえない」と答えている。

グラフ6:【あなたは、築地市場の移転に賛成ですか、反対ですか。】
<全体>
https://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0322/release_0322_18.gif  (n=500)
<エリア別>
https://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0322/release_0322_19.gif  (n=500)
■能力があれば誰でもいい
 青島幸男(故人)、石原慎太郎と、著名人が連続して就任している東京都知事だが、著名人やタレントが選挙に出ることはどう評価されているのだろうか。 「タレントが政治家になることに賛成ですか、反対ですか」という質問では、「どちらともいえない」という回答が71.0%で最も多く、「賛成」は16.4%、「反対」は12.6%という結果となった。
 「どちらともいえない」「賛成」の理由には、「能力があれば誰でも構わない」といった主旨のものが多く、一方「反対」の理由としては、「人気投票・知名度投票になってしまう」といった意見が多く見られた。

また、「賛成」と答えた回答者に、「実際に思い浮かんだ政治家になりうるタレントの名前」を尋ねたところ、「ビートたけし(北野武)」(28.6%)、「島田紳介(13.1%)」、「太田光(爆笑問題)」(8.3%)が上位3位を占めた。いわゆる「お笑い・バラエティ系芸人」の人気の高さがうかがえる。

グラフ7:【あなたは、タレントが政治家になることに賛成ですか、反対ですか。】
https://www.rakuten.co.jp/pr/2007/0322/release_0322_20.gif  (n=500)

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