傘のできるまで

傘のできるまで

  
           
傘は大きな工場内分業で一貫生産で製作されているように思われますが、実は家内工業の 手作業で作られています。手もと、骨、生地などの各パーツはそれぞれ専門の職人が担当、 製作会社は企画したデザインをもとに各パーツを集め、職人が仕立て初めて傘に仕上がります。ちなみに当店の傘はすべて東京台東区の「ワカオ」の製品です。
いろいろな手もと

● 大分県産竹製の手もと、大分県は伝統的に竹製品が有名、竹の活動が停止している寒冷期に掘り出されひげ根の整理や焼きながら曲がりをつけるのはすべて手仕事、熟練を要します。ちなみに大分県産の竹は輸入物の竹と比べ繊細なのが特徴です。

● 木製手もとはITALY製の葡萄、カスタニア(栗)国産の竹、桜、えご、などがあります。これも火にあぶりながら手仕事で曲がりをつけたもの天然木なので同じ形状のものは ほぼありません。

● アクリル製の手もとはデザインの個性的なものが多く成型品を思われがちですが、すべて熟練した職人の手ひねり、(成型品は型のあとが残っています)だから持った感触はバリが無くしっくり手になじみます。

                     
仕立ての工程の部分的なご紹介  
1.生地の裁断      2.生地の縫製
 
生地の裁断は各傘メーカーにより型が異なります。同じ骨の長さでも丸みを帯びた深い張りと通常の張り方、また骨の本数でも型は異なります。      画像ではロックミシンで簡単に縫製しているように見えますが実はたいへんな熟練が必要、仮縫い無しで3つ巻き仕様(多くはインターロックで縫製し端ミシンをかけています)防水を左右する微妙な生地の張り具合が長年培われた技術です。  
3.上轆轤部分の縫いつけ      4.露先の取り付け
 
防水加工や密度の高いポリエステル地は針の通りにくいため「指貫」は必需品      生地の先端部分の露先への巻き込みが難しい  
5.縫製した生地取り付け      6.ネームの取り付け
 
作業が細かいためすべて手仕事      ネームとは傘をまとめる帯、取り付けは巻き込んだ生地が厚いため針を通すのがたいへん
7.仕上げのアイロン      8.手もと取り付け
 
傘は開くと面積が大きいが手作業でアイロンをかけ仕上げる      最後に手もとを取り付ける、写真は(株)ワカオの社長さんが自ら取り付けているところ

完成した傘はこちら     大判で軽い 240gの傘   細巻き、開いた大きさ110cm重さたったの250gの傘   
 

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