なんで?どうして?スクリューキャップ?「スクリューキャップ」先進国オーストラリア!!

なんで?どうして?スクリューキャップ?
「スクリューキャップ」先進国オーストラリア!!



どうしてスクリューキャップを使うの?
『せっかく買ったワインがブショネだったぁ!!』という経験、ありませんか? “ブショネ”とは不良コルクによるワインの汚染のこと。 ブショネは、ワインの香りを台無しにする非常に好ましくない臭いを放つ 「molecule 2,4,6trichloranisole」(モレキュール2、4、6トリクロラニソル/ 略称TCA)という成分がワインに入って汚染することによっておこると されています。 現在この「TCA汚染」は、コルクで栓をされたワインの5%が、 またコルクにより味に何らかの影響を受けたものまで入れると 全体の10%が影響を受けていると言われています。 ですから10本のうち1本はコルクの汚染を受けていることになります。 『えっ、そんなに!!』と思われるかも知れませんが、知らず知らずの 間にTCA汚染を受けたワインを飲んでいる可能性があるんです。
TCA汚染を防ぐにはどうすればいいの?
コルクは主にポルトガルを中心として、地中海沿岸に生育している 「コルク樫」という木の樹皮です。自然界に生息する木の樹皮から すべての雑菌を取り除くのは無理なこと。 ですからTCA汚染を防ぐにはスクリューキャップや人工コルクを 使用するしか現在のところありません。
その他にスクリューキャップのメリットはあるの?
スクリューキャップのメリットはたくさんあります!! オーストラリアでスクリューキャップの研究をしている タイソン・ステルザーさん(注)の著書より抜粋しました。 【スクリューキャップを選ぶ20の理由】 1.コルク臭によるワインの劣化がない 2.散発的酸化の恐れがない 3.ワインの香り、風味を安定して保てる 4.ワインの風味を失うことがない 5.白ワインの熟成を促す 6.赤ワインの熟成を促す 7.酸素流入は熟成に必ずしも必要ではない 8.長期密閉に信頼性がある 9.垂直保管が可能である 10.コルクと比べて外気温変化に柔軟性がある 11.保管場所の湿度に影響を受けない 12.セラー内の臭気の影響を受けない 13.セラー内の虫害を受けにくい 14.長期保存中ボトルの再栓が不要である 15.長期保管ができる 16.道具を使用しなくても開栓が簡単である 17.飲み残したワインも簡単に再封し、保管できる 18.将来的にみると経済的なワインの栓となる 19.リサイクル可能である 20.ロマンチックでもある *(注)タイソン・ステルザーさんはフリーのワインライターで、 ワインの栓について長くリサーチ、栓にまつわる数々の書物を 出版している。彼の著書「テーミング・ザ・スクリュー、 マニュアル・フォー・ワインメーキング・ウィズ・スクリュー キャップス」2003年の発行後、世界的に注目を浴び20カ国以上で 翻訳されています。 1996年クイーンズランド大学を卒業、理学士学位、文学士学位、 教育学位を取得した。現在クイーンズランドゴールドコーストの トリニティ・ルーテル大学にて教育修士を取得、シニア科学リーダーの 役職に就いています。



どうして白ワインにスクリューキャップが多く使われているの?
白ワインは赤ワインよりも繊細な味わいです。ですから白ワインのほうが 赤ワインよりもTCA汚染が分かりやすい為です。 なかでもリースリングはTCA汚染の影響がもっとも分かりやすい葡萄品種で あるため、オーストラリアのリースリング名産地、クレア・ヴァレー地区の 造り手達はスクリューキャップの採用を早くから導入しています。 クレア・ヴァレーのリーダー的な醸造家であるジェフリー・グロセットは 「ワイン消費者に造り手が意図した美味しさを伝えるには、 スクリューキャップしかない」と確信し、2000年ヴィンテージから リースリングにスクリューキャップを採用することを決めました。 現在、オーストラリア、ニュージーランドのワイナリーを中心に ワインの栓をコルクからスクリューキャップに変更する動きが拡大 しています。 『丹精込めて造り上げたワインの美味しさをそのまま消費者にお届けしたい!!』 と考えた醸造家たちは、積極的にスクリューキャップの導入を 進めています。
スクリューキャップでもワインは熟成するの?
ここ数年、ブショネの問題を解決すべく、ワインの栓に関しての 注目が高まっています。 『コルクを通して酸素が入るからこそ、ワインが熟成する』 など、いろいろな解釈・誤解が飛び回っていますが、ワインの熟成に 酸素は関係ない(熟成はワイン自体の成分による)ということが研究に よって証明されています。 ワイン伝統国のワイン業界では、スクリューキャップはワインの 長期保存には適さないといわれていますが、1961年に試験的に使用され、 1972年に実用化されたスクリューキャップは、70年代から行われた ライキン博士による熟成実験により、白ワインでは、フルーツの香りを もっとも高い状態でキープするなど、理想的な熟成を促すことが 証明されています。 赤ワインもまた、フランスの60年代、オーストラリアの70年代の スクリューキャップワインが現在テイスティングされて、酸化の 影響が少なく、果実香とボディの保存がされていると、とても 高い評価が出ています。
どうして今までスクリューキャップが使われていなかったの?
スクリューキャップの技術は少なくとも30年以上の歴史をもちます。 シンプルで安価で清潔なため清涼飲料で広く用いられてきましたが、 1970〜80年代にワイン産業でも導入され始めました。 しかしその時はスクリューキャップの優位性を消費者に説得するこ とはできませんでした。それは技術的な点で説得できなかったので はなく「コルクの伝統」に負けたからです。 コルクを抜く行為はワインを飲む前の「儀式性」、と考える消費者が 多かったため、スクリューキャップは普及することはありませんでした。 しかし深刻な「TCA汚染」を除去すべく、オーストラリア及び ニュージーランドの醸造家たちが3〜4年前からスクリューキャップの 導入を積極的に進めてきました。 さらにスクリューキャップの優位性を消費者に訴えかけたことにより、 現在オーストラリア及びニュージーランドではスクリューキャップが 使用されている白ワインが主流となっています。 オーストラリアの有力酒販チェーン店「ヴィンテージ・セラーズ」では、 すでにリースリングの売り上げの半分以上が、またソーヴィニヨン・ ブランの3分の1がスクリューキャップとなっているとか。 わずか3年でほどスクリューキャップの優位性と利便性が、 ワイン愛飲者に浸透しています。
どうやって開けるのが一番簡単??
一方の手でキャップの切り込み線より上の部分を持ちます。            ↓ もう一方の手でボトルの下の方(底)を持ちます。            ↓ ボトルの上の方を持っている手は固定させ、「カチッ」と音がするまで 下の方の手でボトルを回します。 たったこれだけでワインが楽しめます!! なんの道具も要らず、失敗することもなく誰でも簡単に開けられます!! スクリューキャップの導入により、 「専用の道具がないから開けられない」 「コルクが固くて開けられない」 「コルクのカスがワインに入っちゃった」 ということはなくなり、より気軽に、より楽しく、そして安心して 購入いただきことができます。 是非スクリューキャップの利便性と優位性をご理解いただき 美味しいワインをお楽しみください!!



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