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及川屋吉右衛門物語【その1】
さて、初代の及川屋吉右衛門が生まれたのは
江戸時代の終わりころ、
奥州伊達藩広田村大字泊という所で、
現在は、岩手県陸前高田市広田町字泊です。
岩手には「及川」という名字が多いです。
広田村にも何派かの及川家があったようです。
初代は、その中の中堅の家の次男として生まれました。
22歳の時に親戚の娘と結婚し、
分家として「及川家」を起こしました。
本家から、小さな船を1つをもらっただけの出発でした。
自分で獲った魚を妻と二人で売り歩くという
原始的な商売で「及川家」の歴史が始まったわけです。
5人の子供に恵まれ、貧しいながらも平和な暮らしでした。
しかし、波乱の歴史はすでに始まっていたのでした。
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