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こだわりのピザを通販で
「わざわざ通販でピザを買う人なんていない」。これが「ピザハウスロッソ」松尾悌治さんがネットショップを始める前に、周囲の人に言われたことだという。それはそうだろう。街には大手の宅配ピザチェーンが続々と進出しているし、スーパーやコンビニに行けば冷凍のものが手軽に手に入る。だが、ネットに店を出して三年たった今、同点の「伝言板」をのぞいてみると、本当に多くのお客さんで賑わっていることが伝わってくる。
「ネットのお客様は、CMや派手なキャンペーンに惑わされずに味だけで判断してくれる」と、松尾さんはその勝因を語る。では、その秘密はというと・・・・・・。
ピザ味は生地、チーズ、ソースの三つでほとんど決まる。その三つさえしっかりしていれば、どんなものを載せてもおいしくなる。同店の場合、生地は、イタリア産の粉を独自に配合することから始まり、生地にしてから十二時間以上ねかせ、一枚一枚手で伸ばして仕上げる。
ソースは、多くの店は缶詰のピザソースを使うが、同店はホールトマトを一つ一つつぶして作る。また、チーズは日本人の嗜好に最も合ったデンマーク産をメインに、イタリア産のものも使用。あっさり系のピザにはモッツァレラ、濃いめの味のピザにはゴーダチーズというように使いわける。
さて、その三つの基本がしっかりしていたとしても、もう一つ外せないポイントがある。それは「焼き方」だ。同店の場合、ピザは冷凍の状態で届き、焼くのは客側だ。それを解決するのに松尾さんが発見したのが、家庭の魚焼きグリルで焼く方法。じつは、対流熱と放射熱の状態が、本格的にピザを焼く際の石釜とほぼ同じ。これだと、簡単に早く焼けるのだそうだ。
ただし、この方法は、同店のピザにのみ通用する方法で、スーパーの冷凍ピザではうまく焼けないそうなので、ご注意を。(「インターネットでお店やろうよ!」編集長 木下 修) |