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手作り冷凍ピザ熱いネット販売
宅配を転換、月商1000万円
「味で勝負の世界」
インターネットで冷凍ピザが売れていいる。製造と販売を手掛けるのは福岡県春日市の「ピザハウスロッソ」(松尾悌治社長)。昨年五月に宅配ピザ専門店からネット販売専門に業態を転換し、店舗の半径三キロに限られていた顧客は全国に拡大した。大手宅配チェーンが競争を繰り広げる中、手作りにこだわった味と手ごろな値段が評判で、売上は拡大中だ。
(経済部・岩永公就)
楽天(東京)が運営するインターネット仮想商店街「楽天市場」のピザ販売店「ピザハウスロッソ」では、一日に平均六百枚のピザが売れる。ページに書かれた「まだ、宅配ピザに三十分も四十分も待ちますか?」の宣伝文句に引かれ、初めて注文する人も多いという。
松尾さんは宅配ピザチェーン店の店長を務めた後に独立。顧客管理に使っていたパソコンの活用法を考え、ピザのネット販売を思い付いた。当初は、従業員や知人らに「ネットでピザが売れるはずがない」と反対されたが、ヒットを確信して、二〇〇〇年に宅配の傍らネット販売を始めた。
業界では大手宅配チェーンが競争を繰り広げ、スーパーマーケットなども冷凍ピザを販売している。その中で成功したのは、宅配とインターネットでは、顧客が注文を決める基準が異なる点に着目したからだ。「宅配ピザは、コマーシャルやおまけなどで評価される」。価格は一枚五百四円から八一九円で、まとめ買いすると送料が無料になる。
同店では、パート従業員が手作業で生地から作り始める。素焼きした生地に自家製のソースと新鮮な食材と乗せ、急速冷凍して出荷。ピザを焼くのは購入者だが、魚焼きグリルで簡単に焼く方法を提案している。
昨年五月、ネットの売り上げが宅配を上回ったのをきっかけに、ネット販売専門に業態転換した。現在は三十二種類を一日六百五十枚製造。月商も一千万円を超えた。
人気となる一方で課題もある。注文に製造が追いつかない問題だ。現状の設備では一日千枚の製造が限界。「品質を落とさずに、規模を拡大していく」という。
松尾さんは「インターネット販売に特化する事業の選択と集中で、業績を拡大できた。今後もおいしいピザを作っていきたい」と話している。 |
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