「ヒュミドール」とは葉巻を保管する箱です。
一般的に内部は抗菌効果が高く湿度管理に適したスペイン杉の木材が使われています。
葉巻を管理する上で湿度は一般的に65〜68%前後が理想とされていますが、しばらく蓋を開けず閉め切ったままにしておくと、その密閉性ゆえに蒸れてしまい、葉巻がふやけてカビが生えてしまうこともあります。
カビは空気の流通があればそれほど生えず、空気の流通が止まると生えやすい性質があるので、帰宅後にペットの様子を見るような感覚で1日1回はヒュミドールを開け覗いて様子を見てあげるとよいかもしれません。
万が一、カビが生えても白いカビなら表面にしかつかないので全く問題は無く(例:カマンベールチーズ)、むしろ湿度管理や保管状態がなされていた証拠でもあります。対応としては筆や刷毛で軽く履いて落としてから吸って下さい。
反対に、青カビは菌が中に入って根を張っていくので(例:ブルーチーズ)、味が落ちてしまい喫味に問題が出てしまうので注意が必要です。
青カビはそう滅多なことでは発生しません。
また、コイーバなどキューバ産の葉巻のラッパーに時折見られる青緑のシミを青カビと誤解されるケースもありますが、これは朝晩の気温差の激しい生産国の土地柄、霧露が葉に溜まりレンズの代わりとなって日焼けを起こした跡になります。
胞子が見られないようなら青カビではないので、ご安心下さい。
ヒュミドールの初期設定
ご購入後、お手元に届きましたら、よく濡らしたタオルなどで内部全体を優しく拭いて下さい。
こうすることでフレームが水気をよく吸収し、加湿器を設置した際に早く中の湿度を安定させてくれます。
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次に加湿器の用意が必要です。(ヒュミドールに付いていない場合は別途お求め下さい)
加湿器はケースの中にスポンジが入っているので、スポイトで水を垂らして含ませて頂くか、加湿器をケースごと水を張ったボウルに浸して水分を含ませ、余分な水気を切ってからヒュミドール内へ設置して下さい。
この際、水道水はカルキ臭が葉巻に移るのでお奨めできません。
水道水を沸騰させ冷ました水、浄水器などで濾過した水、もしくは薬局なで売られている精製水が適しています。
中のスポンジが乾いてきたら、上記の手順を繰り返して下さい。
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次に湿度計の用意が必要です。(ヒュミドールに付いていない場合は別途お求め下さい)
湿度計にはデジタル式とアナログ式がありますが、より正確な湿度管理をするならばデジタル式がお奨めです。
アナログ式の場合には初期設定が必要なので、蒸しタオルで湿度計を10分程度包んでおいておき、タオルから出したら時間を空けず裏側の差し込み口にコインやマイナスドライバーを差し込んで針の位置を強制的に95〜100%へ移動して下さい。
こうすることでタオルの中の湿度状態=100%近くを基準とし、正しい数値を指し示すようになります。
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最後に葉巻を入れます。チューブ入りの葉巻もセロファンビニールで個別包装された葉巻もそのまま入れて頂いて大丈夫です。
もちろん裸にして入れて頂いても問題はありませんが、万が一、カビや葉巻虫が発生した際に被害を最小限に止めてくれる役割もあるので、チューブやセロファンのままでの管理がお奨めです。
チューブは蓋を閉めたままでも僅かな隙間から空気が入っていきます。乾燥気味の場合は蓋を開けて入れてあげるとよいかと思います。
葉巻は乾燥していると辛味が増し味わいも落ちます。触った際に湿り気を感じるくらいがおいしい状態です。
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ヒュミドールの設置は直射日光を避けた場所がベストです。エアコンの風が直接当たる場所も避けた方がよいかと思います。
温度の目安としては20度前後。
どちらかというと湿度の方が大事なので、気難しく考えなくても大丈夫ですが、温度が低すぎると熟成が止まりやすくなり、高いと熟成が促されます。
また、高すぎると葉巻の葉に植え付けられていた葉巻虫の卵がふ化しやすくなります。
葉巻のボディにどんぐりの虫食い跡のような綺麗にくり抜かれた穴が見られたら、葉巻虫がいる証拠です。
他へ移らない内にその葉巻を隔離し、密封した袋などに入れ廃棄処分をして下さい。(毒性のある虫ではありません) |
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