▼コンディトア・マイスターとは
マイスターとは「職人の親方」という意味です。
オーストリアではマイスターの称号を持たなければ見習いを指導できませんし、お店を経営することもできません。
中学校を卒業すると、職業学校(2年間)に通い製菓理論を勉強しながら、見習いとして職場で働きます。見習いの期間は3年間です。
3年後に見習い修了試験(筆記と実技)があり合格すれば職人として認められ、3〜5年修業します。
シェフから許しがでれば、マイスターシューレ(マイスター養成学校、1年間)に通い、マイスター試験の準備をします。
マイスター養成学校では仕事の後、17〜21時までの夜間に勉強します。ウィーンでは朝5時から仕事が始まりますので、かなりハードな1年間です。
さて、学校では何を学ぶのでしょうか?
マイスター試験ではお菓子作りだけでなく、経営者になるための試験なので、簿記・原価計算・給与計算・製菓理論・工場管理論・見習いの訓練方法等を半年勉強します。
あと、半年はオーストリアの古典から現代までのお菓子を総復習します。
マイスター養成学校での1年間の勉強が終了すれば、ようやくマイスター試験の受験資格が得られます。
試験は、
| ◆第1次試験 |
・筆記(簿記、原価計算、給与計算等) |
| ◆第2次試験 |
・実技 3日間 |
| ◆第3次試験 |
・口頭、面接 |
以上の3段階あり、総て合格点を採らなければ合格することはできません。
特に技術試験では、8品目と飾り菓子を3日間で完成させなければなりません。課題は受験者各々違い、当日でなければ発表されません。
このようにマイスターへの道は大変厳しいものなのです。
【シェフ経歴】
| ◆1965年 |
・早稲田大学 商学部 卒業。 |
| ◆1967年 |
・東京にて洋菓子の修業に就く。 |
| ◆1980年 |
・ウィーンの名家「クア・カフェ・コンディトライ」にて修業。 |
| ◆1986年 |
・国家試験コンディトア・マイスター(菓子職人の親方)の資格取得。
・その間スイス、ドイツ、ベルギー、スペイン各国にて研鑽。 |
| ◆1987年 |
・帰国。同年「シュトラウス」オープン。 |
シェフのハートとウィーンの雰囲気を末長くご愛顧賜ります様、お願い申し上げます。 |