
平成19年 3月23日 横浜のとある畑 |
私店長は2007年3月から、当社のお野菜の生産者である近藤さんの 「自然農法・農業講座」に参加しています。第1回目の講義と実習が終わり、 近藤さんの畑を後にして、車で通りかかった、とある畑に 何だか違和感を感じて、車をとめておりてみました。
季節は春まっさかり、近藤さんの畑はいろいろな草花が咲き誇り、 それに集まる蝶やてんとう虫でにぎわっていたのに対し、 この畑には何にもなかったのです。そして、すごく静か。 なんとなく、写真を1枚とりました。
「この畑はきっと、農薬や肥料をまかれているんだろうなぁ・・ この畑の土は生きているんだろうか?」と考えながら帰りました。
土が、「たすけて。」と言っているような気がしました。

平成19年4月27日 同じ畑にて |
そして、約1ヶ月後の4月27日、また近藤さんの「農業講座」に 参加した後の帰り道、すっかり忘れていた上の畑の前をまた通りかかって、 すごく驚きました。なぜなら、1ヶ月前に何もなかったはずの畑が 青々とした小松菜畑に変わっていたのです。 また車をおりて写真を撮りました。とても不思議でした。。 しかし、この畑で違和感を感じるのは前回と同じでした。 だって、草もほとんどなく、蝶1匹もいないのです。
小松菜は色が濃く、葉も大きく、きれいです。
でも、まるで「ロボット小松菜」みたい。と思いました。
植物であるとは思うのですが、イノチが感じられないのです。
土壌消毒をされて死んでしまった土に植えられて、
化学肥料で大きくなって、農薬をまかれて病気にもならない。
自分だけは強い農薬に負けないように、遺伝子組換操作がされている。
そんなお野菜なんじゃないかと思いました。
まるで「魔法」みたい。
この小松菜はどこに売られていくのでしょうか?
この小松菜達には申し訳ないけど、
「私は、あなたたちを食べてあげられないよ。」と
この畑を後にしました。 なんだか悲しかったです。

多分、これを作っていらっしゃる方は、何にも悪気はないはずです。
小松菜の種を買って、「栽培暦」というお手本通りに、
農薬や肥料を使っていらっしゃるんだと思います。
(あくまでも、そう思ったというだけのことですが・・)
こんな魔法をかけられた小松菜があることに、たくさんの方が
疑問をもっていないんじゃないでしょうか?
食べるとは、食べ物の命をいただくこと、ですよね。
でも、多くの野菜に本当の命が通っていない現実を感じました。
「自然農法」の野菜には、その命があります。
自然農法の畑には、「植物が生きている」という当たり前の世界があります。

自然農法の畑には、野菜もあるが、草もある。
少しでも多くの皆さんに、畑の土の命のことを考えていただきたいです。
ちょっと変になってしまっている、日本の農業について
関心をもっていただければと思います。
お近くに畑があったら、ぜひよく観察してみてください。
当たり前と思っている「畑の風景」の多くが、
本当は「作られた風景」であるってことに気づいてほしいです。
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