洛中高岡屋 京座ぶとん〜おもてなしの心〜

洛中高岡屋 京座ぶとん
〜おもてなしの心〜






京座ぶとんの特色は、座ぶとんの中央に施されているとじにあります。
京座ぶとん以外の座ぶとんはほとんど十字とじになっていますが、 京座ぶとんは
三方とじになっています。


 その由来や起源は定かではありませんがお客様に座ぶとんを出す際に前とうしろを間違えて失礼にならないよう京座ぶとんの三方とじは、とじの一方が座ぶとんの前を指しているとも言われています。


 京座ぶとんは、裏面は平らで表面はカマボコの様に中央が盛り上がっていることも特色のひとつです。



 これは、中央の体重がかかる部分はわたを多めに入れ、 ヘタリにくくするという伝統の技が施されています。



京座布団の四隅に施されている房(ふさ)は、座布団の角のわたをつかむ様に
施されています。
これは、座布団の角からわたが抜けにくくするという伝統の技で、
角房(すみふさ)を単なる装飾として施している最近の座布団とは趣を異にしています。
また、座る人に邪気が入り込まないようにと、邪気祓いの意味も持っています。
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京座ぶとんは、昔からつちかってきたさりげない生活の知恵ともいえる「おもてなしの心」を持った、伝統の技を駆使した手作りだからこそ 長く座っても疲れにくくじっくり体に馴染んでゆきます。

私達は、このような京座ぶとんを、熟練した職人により、全て 本仕立て、手作りで、一枚一枚大切に作っております。


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座ぶとんいろいろ

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 座ぶとんというものは、その人の座るべき位置をしめしたもので、勝手に動かしてはいけないことになっています。それに、正式な口上(例えば結納の挨拶)を述べるときには、座ぶとんは、決して敷くものではないともいわれています。それには、こんな理由があります。

 昔、敵におそわれて畳の下から刀の刃が出てきた時に、足の保護、防御をする役目が座ぶとんにはあったのです。ですから、他所のお家でご挨拶する時に座ぶとんをはずすということは、自分がへり下るという意味だけではなく、私はお宅を信用しています、という表現でもあったのです。お茶室において座ぶとんを敷かないことは、皆様ご存じのとおりです。それは人を信用する茶道の伝統だとも思います。
また、人様に座ぶとんをお出しするときには、二つ折にしたものを広げて出すという座ぶとんのすすめ方は、この座ぶとんには貴方を傷つけるようなものを忍ばせておりません、という表現であるとともに、二つ折りから座ぶとんを開く動作が、縁を開くとの意味を持つともいわれています。
 足の痛みをやわらげるだけが座ぶとんの効用ではありません。座ぶとんというものをとおして、相手への信用を言葉ではなく形でも表現しはいかがでしょう。

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