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ピエモンテ州最高の品種として人気の高いのがネッビオーロ。そしてトスカーナ州のサンジョベーゼと並んでイタリアの赤ワインを代表する古くからの伝統あるぶどうです。ネッビオーロという名前はイタリア語のネッビア(nebbia)=霧という言葉から由来しているのだが、この霧が実は重要。イタリア北西部に位置するピエモンテの産地は山がちだが、秋になると毎朝朝は霧に覆われて太陽が昇ってくるとやがて晴れる。昼間はたっぷりと太陽の恵みを受け、日が暮れれば再び霧のシェルターに守られる。おかげでぶどうはゆっくりと成熟したまろやかな味わいを含むようになります。
ネッビオーロからできるワインはタンニンが豊富で酸味も強くポテンシャルが高いので、バローロといったワインなら最低10年ほど寝かせてまろやかに熟成させて楽しむのが流儀でした。最近はステンレスタンクなど近代技術の導入によって過剰なタンニンや樽香を排除、コクと果実味を強調しながら若くても楽しめるタイプを生産する造り手も増えています。
若いうちはガーネット色、熟すとオレンジ色を帯びてきます。バラやダリアの花、ジビエ(家禽類)、土、マッシュルーム、トリュフなどの香りが誘惑的で、十分熟成したものは甘味さえ伴う豊かな果実味とアルコールを感じさせ、余韻も長くコーヒーのような苦味が残ることもあります。産地のピエモンテの料理はとても素朴でしかも香りづけなどが強くインパクトのあるもの。牛肉はもちろん仔羊、ジビエなどの料理にマッチします。スパイシーなもの、苦味の強いものもワインの性格に合い、贅沢なワインには贅沢な食事で挑むと一層輝きが増します。
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