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「良質の原料を求めて」
しそひじきの出荷が順調に伸びてくると、原料となるひじきの調達の探求がはじまりました。秋光は、良質なひじきを求めて、国内はもとより海外にまで自分で足を運び、納得がいくまで話を聞き、原料調達に腐心したのでした。
ここで、ひじきの市場についてご説明します。
日本国内では、伊勢がひじき産地として有名です。主な産地としては、他に長崎、千葉があげられます。国内でのひじきの生産量は減少傾向にあり、そのため価格が高騰し2008年には、1キロ当たりの市場値が5,500〜3,300円と昨年の倍以上になったと言われています。
世界に目を向けると、日本以外にひじきを生産している国は、中国と韓国です。あまり知られていませんが、日本で消費されるひじきの生産は、1位が中国、2位が韓国です。韓国での生産量も減少傾向にあり、かつては5,000t以上あった輸入量が、1,800tにまで減少してきています。なお、中国や韓国ではひじきを消費しないので全量日本への輸出です。消費全体に占める日本での生産量は僅かで、約1割程度と見られています。
韓国のひじきが日本と異なる点は、韓国ではひじきを増殖させていることです。天然物の産地である済州島を除いて、韓国全羅南道や外洋に近い甫吉島では、ひじきの増殖が盛んです。この地域では海水の循環が良く、綺麗な水質であると言われています。
ひじきの増殖は、海に浮きを並べ、ロープを張り巡らせます。自然に生えたひじきの幼芽を採取して、ロープに挟み込んで海に浮かべます。海の栄養をたっぷり吸収したひじきは、4月から5月には十分な長さに成長して刈り取られるのです。
日本で採れるひじきは、天然に生えているひじきを刈り取り、浜や工場の敷地で天日乾燥させたものが主流でした。鉄釜で茹でたひじきを、コンクリートで固めた敷地のシートを敷いた上に絨毯のように並べて、天日で干すのです。韓国でも、18年前は日本と変わらぬ天日乾燥が主流でしたが、今では、設備、インフラの投資が進み、ISOを取得するような工場で、蒸気乾燥が主流になってきています。
ユタカ食品が求めた原料ひじきの品質は、まず無着色であること。そして衛生的で近代的な工場で、蒸気乾燥していること。その中でも良質なひじきの葉だけの芽ひじきのみを選んで購入しています。そのため韓国のひじき業界でもトップクラス、1、2位の会社から原料を買い付けています。
結果的に、原料ひじきの購入費用は高くなってしまいましたが、お客様に上質のひじきを使ったふりかけを食べて頂きたい、その思いが原料のこだわりとなって現れています。ユタカ食品のしそひじきは、袋を開けて眺めてみればすぐにわかります。ぷりぷりとした肉厚のある、歯応えのある良質なひじきが特徴です。
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