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片付けは心の教育。子供と行う「お雛様ありがとう」の儀式と来年への約束

公開日:2026/01/28 更新日:2026/01/28
こんにちは、人形屋ホンポの成嶋です。 雛人形の片付け、面倒な「作業」になっていませんか? 実はこれ、お子様に「物を大切にする心」や「感謝」を教える絶好のエンリッチメント(心の豊かさ)の機会です。 お守りとしての役目を終えたお人形へ、親子で伝える「ありがとう」の作法をご提案します。

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  • 雛人形は「身代わり」。一年間の感謝を

    まずはお子様に、雛人形がただの飾りではないことをお話ししましょう。 昔から雛人形は、お子様に降りかかる災厄を代わりに引き受けてくれる「身代わり(形代)」とされています。 「お雛様が守ってくれたから、今年も元気でいられたね」と伝えることで、子供の中に漠然とした安心感と、お人形への愛着が芽生えます。 ....... 片付けを始める前に、まずはお人形の前に正座をして、手を合わせてみてください。 「お雛様、守ってくれてありがとう」と声に出すこと。 この小さな儀式が、片付けを単なる収納作業から、心温まる家族行事へと変えてくれます。

    優しくホコリ払う、羽根はたきの儀式

    感謝を伝えたら、次は「お手入れ」です。 ここはお子様が主役になれる場面です。 付属の羽根はたきをお子様に渡し、「優しくなでてあげてね」と教えてあげてください。 お人形やお道具についたホコリを払う行為は、一年間の厄を払うことにも通じます。 ....... 「痛くないように優しくね」と声をかけることで、力加減や物を丁寧に扱う所作が自然と身につきます。 私が監修する「ひなまり」シリーズのように、触れても安心な素材のお人形であれば、より積極的にお手伝いをさせてあげられますね。

    お顔を隠すのはなぜ?「また来年」の約束

    お人形をしまう際、お顔を柔らかい紙や布で包みますが、子供にとっては少し怖く見えるかもしれません。 そんな時は、「お雛様がゆっくり眠れるように、アイマスクをしてあげようね」と説明してみてはいかがでしょうか。 「来年の春まで、おやすみなさい」と声をかけながら包むことで、これが永遠の別れではなく、次の春への約束であることを理解できます。 ....... お顔は湿気や脂分に敏感です。 直接手で触れないよう、大人がサポートしながら、優しく包んであげてください。 この「包む」という行為自体が、日本人の奥ゆかしさや、大切なものを守る心を育みます。

    防虫剤は「お人形の香水」。来年の準備に

    箱にしまう最後の手順、防虫剤を入れる工程も大切な学びです。 「虫さんが来ないように、お薬を入れておこうね」でも良いですが、女の子には「来年も綺麗な着物で会えるように、お人形用の香水を入れようね」と伝えると、より素敵なイメージになります。 ....... ただし、防虫剤は種類を混ぜると化学反応でシミの原因になることがあります。 「人形用」と書かれたものを一種類だけ、適量入れるのがプロの鉄則です。 お子様には「一つだけポンと入れてね」とお願いし、最後の蓋をする瞬間まで見届けさせてあげましょう。

    【補足】最後は家族で。ひなあられ時間

    無事に片付けが終わったら、そこでおしまいではありません。 綺麗になったお部屋で、ひなあられや桜餅など、節句のお菓子を家族で囲んで「お茶の時間」にしましょう。 「上手にお片付けできたね」「来年も楽しみだね」と会話を弾ませることで、子供にとって片付けが「楽しい思い出の締めくくり」として記憶されます。 ....... 私たち人形屋ホンポが大切にしているのは、お人形そのものだけでなく、そこから生まれる家族の絆です。 来年の桃の節句も、成長したお子様と笑顔でお雛様を迎えられますように。

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    更新日06/12(06/05〜06/11集計)

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