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お雛様にお礼を。子供と学ぶ片付け時の「ありがとう」の儀式と心の教育

公開日:2026/01/21 更新日:2026/01/21
雛人形の片付けを「面倒な作業」で終わらせていませんか? 実はこれ、お子様に「感謝の心」や「モノを大切にする心」を育む絶好のチャンスなのです。 人形屋ホンポの成嶋が、親子の絆を深める片付けの儀式をご提案します。

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  • 片付けはなぜ大切?子に教えるお守りの役割

    こんにちは、節句人形アドバイザーの成嶋祐介です。 雛人形を片付ける際、単に「箱にしまう時間」として処理してしまうのは非常にもったいないことです。 まずはお子様に、お雛様が「一年間、あなたを病気や怪我から守ってくれたんだよ」ということを優しく伝えてあげてください。 .................................................. ・身代わりの意味 雛人形は厄を引き受ける「お守り」です。 ・感謝の言葉 「守ってくれてありがとう」と声に出すことが大切です。 ・心の教育 目に見えない守護に感謝する心が育ちます。 .................................................. 「〇〇ちゃんが元気でいられたのは、お雛様のおかげだね」と語りかけることで、お子様にとって雛人形が「ただの人形」から「大切なパートナー」へと変わります。 この意識付けこそが、丁寧な片付けへの第一歩となるのです。

    「よしよし」と撫で、毛ばたきで優しくケア

    感謝の気持ちを伝えたら、次はお手入れです。 ここでも「掃除」ではなく「お世話」という感覚を持たせましょう。 .................................................. ・毛ばたきの魔法 「痛くないように優しくね」と教えながら、羽根はたきを持たせてみてください。 ・撫でる動作 ホコリを払う動作は、頭を撫でる動作に似ています。 「よしよし」と声をかけながら行うと、愛着が湧きます。 ・手袋の着用 白手袋をすると、子供は「特別なことをしている」と感じ、慎重に扱うようになります。 .................................................. 私たちが扱う「ひなまり」のようなお人形も、お子様の小さな手でケアされることで、より一層の輝きを増すように感じられます。 道具を大切に扱う所作は、一生の財産になりますよ。

    「おやすみ」の儀式。お顔に和紙のお布団を

    お雛様の片付けで最も重要なのが、お顔の保護です。 お顔に和紙(顔紙)を巻く作業は、子供にとっては少し難しいかもしれませんが、ここを「お布団をかけてあげる時間」と定義してみましょう。 .................................................. ・お顔を隠す意味 「暗い箱の中でも安心して眠れるようにね」と伝えます。 ・優しく包む ティッシュではなく、柔らかい和紙でふんわりと包むのがポイントです。 ・親子の共同作業 お母さんが紙を持ち、お子様がテープを貼るなど、役割分担をしても良いでしょう。 .................................................. 「また来年まで、おやすみなさい。ゆっくり休んでね」と声をかけながら包むことで、別れの寂しさよりも、安らかな休息を与える安心感が生まれます。

    来年の約束。「また会おうね」で締めくくる

    箱に納めたら、最後に防虫剤を入れますが、これは「お人形さんが風邪をひかないためのお薬」と教えてあげると分かりやすいですね。 .................................................. ・適量を守る 「お薬は多すぎてもダメなんだよ」と教え、専用の防虫剤を適量入れます。 ・湿気の少ない場所へ 「ジメジメしたところは嫌いだから、気持ちいい場所に置いてあげよう」と、収納場所の説明も加えます。 ・*再会の約束 「次は〇〇ちゃんがもっと大きくなった時に会おうね」と約束します。 .................................................. こうして「またね」とポジティブに締めくくることで、来年の雛祭りが待ち遠しいイベントになります。 この一連の流れが、私たちの目指す「エンリッチメント(心の豊かさ)」に繋がるのです。

    片付け後のお楽しみ!お茶会で「お疲れ様」

    無事に片付けが終わったら、頑張ったお子様と自分自身を労う「小さなお茶会」を開いてみてはいかがでしょうか。 これは私の個人的な提案ですが、片付けの後に桜餅やひなあられの残りを少しいただきながら、「お雛様、喜んでたね」「綺麗にしまえて偉かったね」と振り返る時間を設けるのです。 「片付け=楽しいことの終わり」ではなく、「片付け=次の楽しみへの区切り」と印象付けることで、お子様は片付け自体をポジティブに捉えるようになります。 来年の春、成長したお子様と共に、またお雛様を飾れる日が楽しみですね。

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