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シルクとウールのお手入れ方法

公開日:2025/10/17 更新日:2025/10/30

👉繊維の特徴を知ろう

シルクやウールなどの天然素材は、熱・摩擦・直射日光・虫に弱い性質があります。 デリケートにできているため、取り扱い方法がわからなかったり面倒に感じる場合も。 しかし、身につけるものを丁寧に扱うことは、自分の身体を丁寧に扱うことに繋がってきます。 大事に使って長持ちさせていただくためにも、正しいお手入れ方法でお取り扱いください。 まずは、それぞれの特徴を認識するところからスタートです。

🔴シルク

シルクは蚕の繭を原料とした天然の動物繊維です。 ヒトの肌の成分に近い約20種のアミノ酸が数百~数千も結合したタンパク質でできています。 摩擦に弱い繊細な繊維ですので、取り扱いには注意が必要です。 着用やお洗濯の際に無理な力が加わりますと、型崩れや糸のほつれの原因となります。 非常に高い親水性を持ち繊維と繊維の隙間に水が入りやすく、水に濡れた状態はもっともダメージを受けやすいため、擦り洗い・揉み洗いは極力お避けください。 また、紫外線を吸収して変質しやすいため、直射日光や蛍光灯による黄変や生地の傷みなどの劣化にも注意が必要です。 汗などの湿気による虫の害、カビ、変質、色落ちもみられます。 吸湿性に富む性質から合成繊維と比較して静電気を起こしにくいと言われますが、著しく乾燥した場合はシルクにおいても静電気は避けられません。 ※静電気については繊維同士の相性(電気抵抗の大小)も合わせて考慮ください。

🟡ウール

熱伝導率が低い、湿気を吸収・放出する、などの性質から、冬はもちろん夏にも向いている素材です。 比較的汚れにくい繊維ですがそのままにしておくと、汗などの湿気や汚れによる虫の害、カビ、変質、色落ちがみられます。 水分を含んだ状態で強い力が加わったり、熱による収縮作用で、フエルト化が起きてしまう場合もあります。 また、摩擦に弱いため、繰り返しの着用やお洗濯により毛玉やほつれができやすくなってしまいます。 こちらも、合成繊維と比較して静電気を起こしにくいと言われますが、著しく乾燥した場合、静電気は避けられません。 ※静電気については繊維同士の相性(電気抵抗の大小)も合わせて考慮ください。

🫧洗濯方法

✅事前に、洗濯絵表示と素材表示の確認必須  ※特別な加工や特殊技法製品は各メーカーへ確認 ✅おしゃれ着用などの中性洗剤や、専用洗剤を使用  ※アクロン(ライオン)、エマール(花王)等 ✅水温は30~35℃推奨 ✅漂白剤・つけ置き洗い・乾燥機は生地を傷める原因となるので不可 ✅ブラキャミ・ブラタンク類のパッドは取り外して別洗い

🟦手洗い

1️⃣30~35℃のお水に中性洗剤を溶かして洗濯液を作ります。 2️⃣揉んだり擦ったりせずやさしくふんわり押し洗い(絶対に力をかけない)を数回~20回程度行い、軽く脱水します。 ※捻らない、絞らないでください 3️⃣水を入れ替えながらやさしくすすぎます。 洗剤が残らないように十分に行ってください。 4️⃣タオルに挟んで水分を取ります。 5️⃣その後、形を整えて陰干ししてください。

🟧洗濯機

1️⃣衣料のサイズに合った、目の細かい洗たくネットに入れる。 2️⃣手洗い・ソフト・ドライ対応コースなどで洗います。 3️⃣コース終了後はすぐに取り出し、形を整えて陰干ししてください。 🙏当店では手洗いを推奨しています🙏 洗濯機をご使用された場合の品質低下につきましては、自己責任で行っていただきますようお願い申し上げます。 🌞干し方 🔸靴下類:履き口を上にして吊り干し 🔸レギンス・ズボン下類:吊り干し 🔸ブラキャミ:肩紐の伸び防止のため平干し推奨 🔸ニット製品共通:型崩れ防止のため平干し推奨

👉【素材別】注意すること

🔴シルク

❌お湯はシルクのタンパク質を傷める原因となります ❌擦り洗い、揉み洗い、つけ置き、強脱水、タンブラー乾燥は全て厳禁 ⭕できるだけ短時間のお洗濯を推奨 ⭕陰干し厳守 ⭕アイロンは基本洗濯表記に従う  ※半乾きの状態で綿の当て布必須  ※130℃程度で素早く、もしくはスチームアイロン

🟡ウール

❌冷たいお水も高温もNG ❌塩素系漂白剤、乾燥機使用は厳禁 ⭕シミや汚れ箇所は事前に予洗い  ※ピンポイントでつまみ洗い推奨  ※絶対に揉まない ⭕洗う時・すすぐ時はやさしく押し洗い  ※できるだけ触らない(縮み・型崩れ防止のため) ⭕柔軟剤は、すすぎの時に使用 ⭕型崩れが気になる場合は形を整えて平干し推奨 ⭕アイロンは基本洗濯表記に従う  ※スチームアイロンで2cm程離して浮かし掛け

🟣カシミヤ・希少ウール(高級ウール)

⭕連続使用せず、着用したら数日休ませる ⭕着用後は洋服ブラシをかけて繊維の流れを整える ⭕すぐにしまわないで体温や湿気をとる  ※スタンドやラックの上にふんわりと掛けて風通し ⭕毛玉は慎重にこまめに取る・しかし取りすぎも禁物 ⭕お家洗濯はウールと同じ ⭕シミ抜きはクリーニング店などに事前に相談を要検討
🤔:中性洗剤じゃないとダメ? 🅰:シルクやウールは動物性タンパク質でできている繊維なので、アルカリ性に触れるとタンパク質が溶けやすくなり、生地の劣化を進めてしまいます。専用洗剤か中性洗剤をご使用ください。 🤔:何故、形を整えて干すの? 🅰:着用時やお洗濯時に加わった力により繊維が捻れた状態になっていますので、そのまま乾燥させると縮みの原因となってしまいます。 ハンドウォーマーは干す前に一度手に嵌めていただくと形を整えやすいです。 🤔:保管方法で注意することは? 🅰:汗や汚れがついたままですと、虫の害やカビの原因になってしまいます。 汚れを落とし、風通しの良い所での保管、防虫剤を入れるなどの配慮をお願いいたします。 シルク: 直射日光や蛍光灯の当たらない場所に収納。 保管時の生地と生地の擦れやタンス等の摩擦に注意。 ニット: 詰め込み過ぎず余裕を持って収納。 カシミアなど高品質な品は下積みを避けてなるべく上に。 🤔:毛玉はどうすればいい? 🅰:毛玉が目立ち始めたら、繊維の絡まっている部分から小さなハサミで毛玉を切り離しましょう。 手でむやみに毛玉を引っ張ったりしないで、ガムテープなどを使いやさしく毛玉を引っ張って、切る部分を見やすくしましょう。 毛玉取り機は取扱説明書をしっかりと読んでからご使用ください。 🤔:絹やウール100%製品と綿混紡品や化繊使用品で扱い方は違うの? 🅰:同じようにお取り扱いいただくことが望ましいです。 綿や化繊の混紡割合が高めの場合は、絹やウールのお手入れ方法を踏まえながら、ご自身の判断で各ご家庭の洗濯方法をご検討ください。 🤔:洗濯頻度は? 🅰:靴下に関しては、汗や汚れが気になったらお洗濯することをおすすめしていますが、その限りではありません。 シルク下着類: 素肌に直接当たる下着類は汗の他にも肌の角質や汚れがついています。着脱後時間を空けず毎日お洗濯してください。 カシミヤ・希少ウール(高級ウール): あまり素肌に触れず皮脂や汗が付着しない着用の場合は、3~4回の着用毎で、ひと月に1回のお手入れを目安にしてください。 汗や汚れが気になる場合はその都度お手入れください。 🤔:靴下に穴があいてしまったら? 🅰:繕い方法をご紹介させていただいております。こちらの方法をご参考になさってください。