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新品のレインウェアなのに内側が濡れるのはなぜ?その確認方法■アエトニクスのコラム

公開日:2025/09/10 更新日:2025/09/18
職場まで自転車で通勤をしているAさんのお話 <夏のとある日☀> 「休みの日にネットで買ったレインウェアが届いた!明日は雨の予報だから早速使ってみよう」 <次の日、自転車通勤中☔> 「(あれ・・・?なんだか所々濡れている感じがする、変だな。湿気が多くて蒸れて暑いよ)」 到着後、レインウェアを脱いでみると・・・ 「うわ!洋服に濡れた跡ができてる!しかも、服が身体に張り付いて濡れた感覚がする。雨が染みてるの??」 「初めて使うのにこんな事になるなんて、もしかしてこのレインウェア不良品かも?」 Aさんは購入したショップへ返品の旨を伝え、他のメーカーのレインウェアを買い直すことにしました。 せっかく買った商品が不良品だと気づいた時、「あ~、ハズレだった・・・」と落ち込みますよね。 返品の手続きや郵送へ持ち込むなど、手間が増えて面倒な思いをしてしまうことも。 「買わなきゃよかった・・・」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。 しかし、実はその濡れた跡、「不良品」が原因ではないかもしれません。
さきほどのAさんのケースでは、夏の雨が降る湿気の多い環境で、Aさんは「蒸れて暑い」と感じていました。 つまり、Aさんはこの時”汗をかきやすい”状況だったのです。夏の雨の日は、カラッとした晴れの日よりも、暑さを感じやすいですよね。 この状況下で、さらに長袖のレインウェアを着ると汗もかきやすいのは当然。 仮にAさんが体質的に汗をかきやすい方なのであれば、洋服が身体に張り付いた感覚も「汗」が原因だったのかもしれません。
新品のレインウェアを着ているのに、内側が濡れてしまった!という方に向けて、ご自宅で簡単にできる確認方法をご紹介します。ぜひ一度お試しくださいね。

●浸水しているか簡単に確認する方法●

(レインウェア内部が完全に乾いた状態で行ってください。) ①ハンガーに吊るした状態で、レインウェアの内部にタオルを入れます。 ②お風呂場でシャワーの水をレインウェアの外側にかけます。 <結果> ●下に入れたタオルが濡れていれば「生地の不具合」の可能性があります。 または ●タオルが濡れておらず乾いた状態であれば、「汗や身体から出た湿気」の可能性があります。 ※生地の不具合の可能性がある場合、一度購入されたショップへお問い合わせいただけると幸いです。

「耐水圧」も要チェック

レインウェアや防水カバーにはそれぞれ「耐水圧」が明記されていることが多いです。購入の際は、使用したい環境に合った防水製品を選ぶことをお勧めします。 ★「耐水圧」とは:生地への浸水を、どれくらいの量の水圧まで抑えられるか実験したもの。 <耐水圧の目安> 5,000㎜:中程度の雨・雪に耐えられる 10,000㎜:大雨に耐えられる 20,000㎜:台風や嵐に耐えられる この耐水圧を超えるような環境で使用すると、生地の内側に浸水してしまいます。 また、人の動作によっても圧力が増します。 <例:約75㎏の人の動作で加わる圧力> ・座った際の接地面に加わる圧力:+約2,000㎜ ・転んだ時の膝に加わる圧力:+約11,000㎜ 自転車に乗る際のサドルに座る、ペダルを漕ぐ際の膝の動きが圧力をより加え、部分的に濡れてしまう可能性もあるんです。 では、耐水圧は高ければ高い方が良いのでしょうか。 必ずしもそうとは言えません。なぜなら、耐水圧が高くなるほど水分を通さない=蒸れやすくなるため、汗をかいた時に暑さを感じやすいのです。また、蒸れにくくなる「透湿性」を兼ね備えた素材は高価なため、価格帯は上がるでしょう。 一方で、耐水圧があまり高くないレインウェアでも、軽い着心地であったりコンパクトで持ち運びが楽である商品もありますよ。 雨の量によってレインウェアを使い分けるのも一つの手かもしれませんね。 アエトニクスで製造・販売しているレインウェアは、軽くて楽に着られるレインポンチョ・レインスカートや、しっかり撥水防水するレインスーツ・レインコートなど雨の日に活躍するアイテムを取り揃えております!中でも特許取得の「回転フード」は、首の動きに合わせてフードが回転するため視界を妨げない!こだわりいっぱいのレイングッズです。

*耐水圧5000㎜のレインウェア*

*耐水圧10000㎜のレインウェア*

汗には「透湿性」のあるレインウェア

「レインウェアは蒸れて暑く感じる」という方には、「透湿性」の高いレインウェアがオススメです。その際には商品に明記されている「透湿度」を確認しましょう。 ★「透湿性」とは:水蒸気が液体になる前に生地の外へ逃がす性質のこと。 <発汗量の目安(1時間/24時間)> 安静時: 約50g/約1,200g 軽い運動、徒歩: 約500g/約12,000g 激しいスポーツ: 約1,000g/約24,000g ★「透湿度」とは、生地1㎡あたり24時間でどれくらいの水分を外に逃がせるかを表した実験数値。透湿度が高い=水蒸気を逃がし蒸れにくくなる。 <透湿度の選び方の目安(JIS B-1法での測定)> 日常生活で使用する程度:5000~8000g/㎡・24h 1日中動く現場作業:10000~25000g/㎡・24h 激しく運動する:25000g/㎡・24h以上 上記のように、使用シーンで選ぶべき透湿度は変わります。オーバースペックにならないためにも環境に合うものをお選びください☆ また、透湿性を高めるための機能は生地だけでなく、裏地や背中部の通気口(ベンチレーション)も蒸れにくくなる機能の1つです。中でも、裏地トリコット生地はサラサラした生地なので、メッシュよりも爪や突起物がひっかかりにくくストレスを軽減!小さなお子様も安心してご使用いただけます。
「買ったばかりのレインウェア、雨の日に着たら内側まで濡れてしまった」とお気づきの際は、こちらの記事の確認方法を一度お試しください。不具合の可能性がある場合は、お気軽にショップまで問い合わせいただけますと幸いです。 また、各商品には「耐水圧」や「透湿性」の数値が記載されている場合があります。これを超える環境で使用されると、レインウェアの中に雨がしみ込む可能性がございます。商品ページをご確認の上、使用環境に合わせてお選びください。

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「新品のはずのレインウェアが、中まで濡れてしまってショック…」といった経験をされた方に向けて、ご自宅で簡単に確認できる方法をご紹介しました。「レインウェア=暑くて蒸れるモノ」そうお考えの方はレインウェアの選び方にも注目!「耐水圧」「透湿性」は、基準の1つになるでしょう。自分に合ったレインウェアを選ぶことで、雨でも快適に過ごせますよ! レインウェアはもちろん、自転車カゴ用カバーやハンドルカバー等さまざまな雨の日グッズを多数販売中!商品一覧は下記のリンクをクリック!