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泌尿器にやさしくおいしい食事とおやつ

公開日:2025/01/11 更新日:2026/01/25

泌尿器にやさしい食事

水分補給ができる スープ・ミルク

水分たっぷりおやつ・スイーツ

常温おやつ ペースト・クッキー

サプリメント・療法食

なぜ水分補給が大切なのか?

健康な状態でも呼吸や肺からの蒸散や唾液、尿や便などによって水分は失われています。ストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石の尿路結石の疾患などをを患っている犬・猫に関わらず、健康な犬や猫でも約10%の水分が体から失われるだけで死に至る可能性があり、水分補給は呼吸をすることと同じくらい生命維持に欠かせないのです。

現代の犬や猫の食生活は水分不足気味

ドライのドッグフードやジャーキーや普段食べているクッキー系のおやつの水分量は一般的に10%以下に保つ必要があり、ドライを中心とした食事やおやつから摂取することができる水分量は極端に少ない状態です。犬や猫の祖先は小動物などを捕食し、捕食した小動物の生肉や臓器などを食べて生活していたため水を頻繁に飲まなくても食事から水分補給ができていたので、現代の犬・猫に多いストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石、腎臓結石といった下部尿路に配慮が必要な犬・猫は少なかったのではないかと考えれます。
愛犬・愛猫の食生活は水分不足気味…
✓ ストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石などの泌尿器系の疾患原因になる ✓ 口臭や口腔内の菌が増えて歯周病など口内トラブルの原因となる ✓ 腎臓をはじめ様々な臓器に負担がかかり、腎臓病などの疾患に繋がる

結石になる原因とは

ストルバイト結石(5歳までの若い子に多い) ストルバイト結石の多くは、大腸菌などの細菌が尿道から侵入し、増殖することで膀胱炎や尿路などの感染症を引き起こすことが原因とされています。細菌によって尿がアルカリ性になり、弱酸性の正常な尿では溶解していたリン酸アンモニウムとマグネシウムがアルカリ性では溶解できず結晶となり、それぞれがくっついてやがて結石になります。トイレに行く回数が増えたり、おしっこが少ししか出ないなどの症状があり、またおしっこと一緒に砂状の結晶や結石が出て、オシッコシートや猫砂の表面がキラキラと光って見えることもあります。 【ストルバイト結石の原因】 ・食事の影響:ストルバイト結石は特にアルカリ性の食事(主に植物性の食品。野菜や豆類など)が影響する事があります。特に市販のドライフードなどが原因になる場合があります。 ・尿のpHがアルカリ性に傾いている:尿がアルカリ性になるとストルバイト結晶が形成されやすくなります。 ・水分摂取の不足: 十分な水分を摂取しないと、尿が濃縮され結石が形成されやすくなります。 ・尿路感染症:一部の最近が尿路で感染を引き起こすことがあり、その過程でアルカリ性の環境を作り出しストルバイト結石が形成されることがあります。 シュウ酸カルシウム結石(シニアの子に多い) シュウ酸カルシウム結石は、シュウ酸が体内に吸収され、尿が作られるときにカルシウムと結合して結石になります。主に腎臓で作られるので、飲水量が少なく尿量が減少すると腎臓がシュウ酸やカルシウムで飽和状態になってしまい結石ができやすくなります。ストルバイト結石と症状は似ていますが、シュウ酸カルシウム結石は薬や食事療法で溶けない結石です。 【シュウ酸カルシウム結石の原因】 遺伝的要因:特定の犬種や猫種(例押しキャット、ペルシャ猫など)は、シュウ酸カルシウム結石が発生しやすい傾向にあります。 ・食事の影響:高カルシウムやシュウ酸を多く含む食事が影響をすることがあります。 ・尿のpHが酸性に傾いている:シュウ酸カルシウム結石は、尿が酸性または中性の状態で形成されやすいです。 ・水分摂取の不足: 十分な水分を摂取しないと、尿が濃縮され、結石が形成されやすくなります。 ・尿路感染症やほかの病気:尿路感染症や肥満、糖尿病などの病気がシュウ酸カルシウム結石のリスクを高めることがあります。

泌尿器疾患の際に気を付けたい食事内容

泌尿器疾患になるとミネラルを制限することをおすすめされますが、果たして過度な制限は本当に愛犬・愛猫の健康維持できるのでしょうか?今回は制限を勧められるリン・マグネシウム・カルシウムについて過度な制限をするとどのような影響がでるか見てみましょう。 リンが不足すると ・骨がもろくなり、骨の痛みや骨折が生じる ・筋力の低下 ・食欲不振、倦怠感 マグネシウムが不足すると ・不整脈や虚血性心疾患、高血圧のリスク ・糖尿病のリスク ・筋肉の痙攣がおきる カルシウムが不足すると ・骨折しやすくなる ・骨の病気になる ・脳の神経細胞の働きが低下
過剰摂取に気をつけてバランスの良い食事を 帝塚山ハウンドカムはリン・カルシウム・マグネシウムの過剰摂取に気をつけ、水分をしっかり摂り、ナチュラルなミネラルを適正量摂取しバランスの良い食事を心がけることで健康数値である中性(pH6.5~7.3)を目指す食事内容を推奨しております。また尿路結石の再発防止のためにも特に水分補給を重視をする食事内容をおすすめしており、どちらか一方のpHに傾けるのではなく中性に保ち水分補給をしっかりすることで水分量が増えストルバイト結晶やシュウ酸カルシウム結石になる前にオシッコとして排出され尿路結石の再発防止にも繋がると考えています。ウェットフードは水分60%以上、リン0.25%以下、マグネシウム0.03%、カルシウム0.25%以下であること、ドライはリン0.48%以下、マグネシウム0.07%、カルシウム0.5%以下を基準に泌尿器にやさしい食事やおやつをおすすめしております。

治った後もミネラル制限を続けるべき?

本当にそのミネラル制限、必要ですか? 帝塚山ハウンドカムではストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石が治った後もミネラル制限を続けることはおすすめしておりません。極端な制限を行うことで他の臓器や全体的な健康に悪影響を及ぼす可能性があるためです。極端な制限をするより愛犬・愛猫の体に正しく消化・吸収・排泄される有機ミネラル(ナチュラルなミネラル)の摂取を心がけバランスの良い食事をして頂くことに重きをおいています。特に尿路結石(ストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石)は再発率が高く、その原因のひとつとして挙げられるのがドライを中心とした食事・おやつの生活を行っているからと考えられます。十分に水分補給することが大切です。

水分補給をして愛犬愛猫の健康を維持しよう

犬や猫が1日に必要な水分量は、体重1㎏あたり約40~60ml程度が目安と言われています。泌尿器に関して言えば、尿中にある特定のミネラル成分が結晶になる前や細菌が繁殖する濃い尿になる前に尿を排出してしまえば、ストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石などの深刻な問題にはなりません。そのために水分を摂ることで、飲水量が増加し、尿の回数が自然に増加することで泌尿器の健康維持や尿路結石の再発防止・予防することができます。水を新鮮でおいしい状態で保ち、できるだけおしっこがすぐにできる環境を作り、菌が繁殖する濃い尿になる前に排出させるようにすることで、ストルバイト結石やシュウ酸カルシウム結石の予防や再発防止、現在治療中の愛犬・愛猫にも有効な手段として考えられます。また、水をもともとあまり飲まない愛犬・愛猫にはヤギミルクや犬猫用スープ等で嗜好性が高くおいしい水分補給として促すこともおすすめです。
ドライフードやドライなおやつを食べている愛犬・愛猫の場合は、食事から摂取する水分量が極端に少ない状況にあり水分不足気味と言われています。 水分補給は『水を飲むこと』だけではありません。水分たっぷりの食事やおやつを与えることで、食事から自然に水分を補給でき、水分不足を解消出来ます。 特にもともと水をあまり好んで飲まない子や喉の渇きが感じにくい老犬・老猫、気温によって喉の渇きが感じにくい時期などはヤギミルクや犬猫用スープなどを療法食やドライフードにトッピングしたり、ウェットフードに変えたり、おやつも水分たっぷりのものを与えてあげることで食事から水分補給をすることができ水分不足を解消することが可能です。水分補給をすることは尿路や泌尿器の健康維持はもちろん全体の健康維持にも繋がります。