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南部鉄器|空焚きNG!

公開日:2025/08/08 更新日:2025/12/03
以前、こんな電話がありました。 鉄瓶をお買い上げいただいた方からです。 「内側の黒いのが剥がれてくるんですけど・・」 当店の鉄瓶の内側には、錆止めの漆を塗っています。 その漆が剥がれてきた、ということでした。 漆は、使い続けるうちに自然と剥がれていきます。 ですから、多少の剥がれは何の問題もありません。 ただ、この方の場合は、結構な量の「黒い物体」が、お湯に混じるということでした。 黒い物体は、剥がれた漆です。 このような場合、原因は、ほぼ「空焚き」です。 空焚きをしてしまうと、漆が剥がれてしまいます。 また、空焚きは、鉄瓶が痛む原因にもなります。 最悪の場合、ヒビが入ったりして使えなくなりますので、注意が必要です。 空焚きとは、水が無い状態で火にかけることです。 ですから「使用後に、火にかけて乾かすこと」も空焚きです。 でも、以下のようなやり取りを、過去に何度か経験しています。 「空焚きしませんでしたか」 「してません」 「火にかけて乾かしたりしませんでしたか」 「あ、それはしました」 「それ、空焚きです」 「え、そうなんですか・・」 これは間違った認識ですので、お気を付けください。 漆が目に見えて剥がれるようになった場合、とにかく「湯垢」をたくさん付けてください。 やり方はカンタンで、毎日、鉄瓶でお湯を沸かすだけです。 1週間もすると、白っぽい湯垢が薄っすらと付いてきます。 すると、その湯垢がベースとなって、どんどん湯垢が付くようになります。 我が家の2代目鉄瓶は、使い始めて1週間で内側が白くなりました。 東京・江戸川区の水道水です。 ただ、軟水の地域ですと、湯垢が付かない場合もあります。 1週間くらい、毎日沸かしても湯垢が付かない場合は、ミネラル分を多く含んだ硬水(コントレックスやエビアンなど)を沸かしてみてください。 硬水なら、2~3回も沸かせば、湯垢が付きます。 白っぽい湯垢は、鉄瓶にとって最高の状態です。 湯垢が付いた状態ですと、漆が目に見えて剥がれることもなくなります。 店長・おかざき