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厚底×BOOSTの次世代シューズ|adidas HYPERBOOST EDGE

公開日:2026/08/17 更新日:2026/08/17
adidas HYPERBOOST EDGEは、厚底シルエットに新世代のBOOSTフォームを組み合わせたランニングシューズです。 ミッドソールにアディダスのランニングシューズとして初めてスリーストライプスをあしらったデザインも目を引きますが、本当に注目したいのはその中身。 10年以上前に生まれたUltraboostからBOOSTというテクノロジーがどう更新されてきたのか、その現在地として語れる1足です。
2026FW
  • |ウルトラブーストを覚えていますか

    2015年、アディダスはミッドソール全体にBOOSTフォームを採用した「Ultraboost」を発売しました。 ドイツの化学メーカーBASFと共同開発したBOOSTは、発泡させたTPU粒子を圧縮成型する技術で、従来のEVAソールにはない反発力とクッション性、気温変化に左右されにくい耐久性を兼ね備えていました。 本来はパフォーマンス志向のランニングシューズとして生まれたモデルですが、Kanye West(Ye)がステージやオフの装いで愛用したことをきっかけに、ランナーではないスニーカーファンやライフスタイル層にまで支持が広がっていきます。 アスレジャースタイルの定番として火がつき、adidasというブランド全体の注目度を押し上げる象徴的な存在になりました。

    |今も愛されるトリプルホワイト

    中でも初代の「トリプルホワイト」は、Ultraboostを象徴するカラーとして今も語り継がれています。 プライムニットの繊細な編み目、BOOSTソールの質感、ヒールカウンター。 白の中にいくつもの表情を持たせた立体感のある仕上がりは、発売から10年以上が経った今も色褪せません。 ストリートからきれいめまで幅広いスタイリングに馴染むミニマルな佇まいこそ、今なおOGモデルを履き続けるファンが多い理由です。

    |厚底×BOOSTの新機軸

    そのBOOSTの系譜に新たな回答を出したのが、2026年3月に登場したHYPERBOOST EDGE(24,200円・税込)です。 ミッドソールに採用された「HYPERBOOST PRO FOAM」は、ADIZEROなどレーシングシューズで培った知見をもとに開発された新素材。 超臨界発泡プロセスで作られたPEBA(ペバックス)ビーズを溶融・圧縮成形したフォームで、従来のBOOST(TPUビーズ)とは異なる作り方によって、片足255g(27.0cm)という軽さと、ヒール45mm・つま先39mmという厚みのあるクッションを両立させています。
    アッパーには軽量なウーブン素材PRIMEWEAVE、アウトソールにはグリップ力に優れたLIGHTTRAXIONを採用し、クッション性・エネルギーリターン・軽快さの3要素を統合する「Power of Three」というコンセプトを体現するモデルとして位置付けられています。 着地時の沈み込みが少なく、蹴り出しで弾き出されるような反発感が特徴で、従来のBOOSTとは一段違う乗り味に仕上がっています。 BOOSTが培ってきたクッション哲学を、レーシング由来の新素材で厚底の時代にアップデートした、という位置付けのモデルです。

    |反発力と軽さを厚底ライバルと比較

    近年の厚底クッションシューズを語るうえで欠かせないのが、Onのクラウドモンスター2です。
    クラウドモンスター2はEVA系のHelionフォームを採用し、安定感のあるクッション性で支持を集めてきたモデル。 第三者機関のラボ計測によると、実測重量はHYPERBOOST EDGEが約247g、クラウドモンスター2が約292gで、その差はおよそ45g。 エネルギーリターン(反発力)もHYPERBOOST EDGEが約73%台と高い数値を示す一方、クラウドモンスター2はヒール部で56%台、フォアフット部で60%台にとどまるというデータが出ています。 海外のランニング専門メディアによる実走テストでも、超臨界発泡PEBAはアディダスの従来レーシングフォーム比で40%以上の軽量化とエナジーリターン22%以上の向上を実現したと報告されており、素材転換による差は複数の計測で裏付けられています。
    この差は素材選びの方向性の違いから生まれています。 同じ「厚底で快適に走る・歩く」という目的地を目指しながら、OnはEVA系フォームを軸に安定志向のクッション性を追求してきたのに対し、adidasはレーシングシューズの技術と新素材を厚底に持ち込むことで軽さと反発の両立を狙いました。 どちらが優れているという話ではなく、厚底クッションという同じテーマに、まったく異なるアプローチで答えを出した2足として捉えると、それぞれの個性がより鮮明に見えてきます。

    |こんな方におすすめ

    厚底スニーカーの快適さは好きだけれど、重さがネックで長時間の街歩きやジョグをためらっていた方には特に相性の良い1足です。 Ultraboost世代を履いてきた方が、あの頃のBOOSTの感触をアップデートした形で味わいたいというときの選択肢にもなります。 反対に、しっかりとした安定感やホールド感を最優先したい方は、厚みのある分だけ足首まわりの余裕を試着で確認しておくと安心です。

    |サンデーマウンテンでは

    サンデーマウンテンでは、シックに履きこなせるトリプルブラックカラーと、ホワイトを中心に、シルバーメタリックとゼロメタリックを重ねた清涼感のあるカラーを取り扱っています。 Ultraboostの時代からadidasが積み重ねてきたBOOSTの進化を、ぜひ実際の履き心地で確かめてみてください。

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