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地球・自然とともにあるものづくり。環境問題に向き合うアウトドアブランドを知ろう

公開日:2025/05/08 更新日:2025/05/23

はじめに

アウトドアが楽しいのは、美しい自然がそこにあるから。 山に登るときも、川で釣りをするときも、森を歩くときも、私たちはいつも自然の恩恵を受けています。 でも今、私たちのアウトドアフィールドは、気候変動や環境破壊によって少しずつその姿を変えつつあります。 気候変動でパウダースノーが降らなくなる、ダム建設や護岸工事、水温上昇によって内水面の生態系が変わっていく 自然の変化は、アウトドアを愛する私たちにとって、決して遠い問題ではありません。 この変化にいち早く気づき、行動を始めたのが、Patagoniaをはじめとする世界各国のアウトドアブランドたちです。 自然と深く関わるからこそ、環境を守ることは未来のフィールドを守ること。 素材選びから製造工程、長く使える設計や修理のサポートまで、彼らは「ブランドの責任」として、サステナブルな取り組みを加速させています。 「どうせ買うなら、自然を守る取り組みをしているブランドを応援したい」 「少しでも長く使えるものを選びたい」 そんな想いが、私たちと地球の未来をつなげていきます。 この特集では、サンデーマウンテンで取り扱う数あるブランドの中から、環境への取り組みに力を入れているブランドと、その想いを体現した商品たちをご紹介します。 選ぶことで応援する。 買うことでアクションを起こす。 そんな新しいアウトドアの楽しみ方を、ここから一緒に始めてみませんか?

どんな取り組みがサステナブル?

アウトドアブランドが取り組む“サステナブルなものづくり”とは、どんなことを指すのでしょうか。 ここでは、代表的な3つの取り組みを紹介します。 リサイクル素材の活用 新しく資源を採掘・精製してつくる「ヴァージン素材(=新素材)」に比べて、リサイクル素材は製造時に必要なエネルギーや水の使用量、CO₂の排出量を大幅に抑えることができます。 ペットボトルや漁網などから再生されたポリエステルやナイロンは、近年では多くのブランドが主力商品に採用するようになっています。 修理して、長く使う 「壊れたら捨てる」ではなく、「直して、使い続ける」。 修理やリペアに対応するブランドが増えているのも、サステナブルな流れのひとつです。 長く使うことで廃棄物が減り、新たな製造による環境負荷も減らせます。自分だけの“相棒”として道具を育てるような楽しさも、アウトドアならではの魅力です。 有害化学物質の削減 環境や人体に悪影響を及ぼす可能性のあるPFC(過フッ素化合物)などの化学物質を使用しない方向にシフトするブランドも増えています。 撥水性や防汚性などを保ちながら、より安全で持続可能な素材開発が進められており、サステナビリティと機能性の両立を実現しています。

ブランド紹介

■ARC'TERYX

アークテリクスの環境問題・循環型社会への取り組みは至ってシンプル、「製品が長持ちすれば、それだけ環境負荷の低減につながる」というものです。 ファストファッションという消費形態が当然視されている現在、アパレル製品の製品寿命を延ばすことは環境負荷を小さくすることを意味します。 イギリスのNGO、WRAPが行った研究によると衣類の使用期間を「9カ月」伸ばすことで炭素排出、水資源の使用、埋め立て廃棄といった環境負荷を最大で20%減らすことができます。 素材、デザイン、製造、流通といった製品が出来上がるまでの各段階で負荷を減らす努力をすることはもちろんですが、耐久性が高く、修理しながら長く着ることができるウェアを提供することが環境問題に対して最も大きなインパクトを与える結果になるということ。 2024年に環境や人体に有害なフッ素不使用のePEゴアテックス素材を用いてアップデートされたベストセラーの防水シェル「ベータジャケット」は、ePEメンブレンの薄さを活かし、表地の厚さを30デニールから80デニールへと大幅アップ。 重量や着心地そのままに、耐久性を大幅にアップさせ製品寿命を長くすることが期待されています。 耐久性の追求以外にアークテリクスが製品寿命を延ばすために行っている取り組みが「ReBIRD™」プログラム。 国内では東京・丸の内と大阪・心斎橋の直営店で修理専門のサービスカウンターを、さらに新宿店では専用の洗濯機を設置したサービスセンターを設置。 ユーザーに製品をより長く、大切に扱ってもらうための活動に力を入れています。 また、サンデーマウンテンはアークテリクス正規販売店として、対象のGORE-TEX製品に保証書BIRD AIDを付属させています。

■BRING

BRINGは「服から服をつくる」日本のブランド。 製造コスト、耐久性、速乾性、軽さ、型崩れのしにくさなどの点で天然繊維に勝るポリエステルは、世界の繊維生産量の過半数を占め年間6,200万トン生産される日常生活になくてはならない素材となっています。 2022年のデータではこのポリエステル繊維のうち、化石燃料由来のヴァージンポリエステルの割合が86%。 この14%のリサイクルポリエステルのうち99%はペットボトルが原料で、リサイクル比率全体は前年から減少傾向と、再生不可能な資源への依存が大きいのが現状。 サステナブルな素材とは言い難いポリエステルを、サステナブルな素材に変えていくのがBRINGの取り組み。 様々なブランド・メーカーと協力し、店頭で回収した不要になった服や、糸や生地の生産過程で発生した繊維くずを福岡県北九州市の自社工場内で独自のBRING Technology™によって再度ポリエステルへ再生。 化石燃料由来と同等品質のポリエステルを、約50%のCO2排出量で生産することを可能にしています。 BRINGがすごいのは従来難しいとされていた、再生して作られたポリエステル繊維を再び再生できる独自技術。 使わなくなった服の回収を行い、自社工場で服の原料へと再生させることで、再び服を作る。 その服が不要になったらまたリサイクルして… 服がゴミになることなく循環し続ければ、原料の生産時はもちろんのこと、世界で年間9,200万トンにも及ぶファッション業界由来のゴミの廃棄による環境負荷も低減することができるようになります。 この取り組みにはアウトドアブランドも注目しており、THE NORTH FACE、Patagonia、ColombiaといったブランドがBRINGがリサイクルしたポリエステル生地を製品に採用しています。

■EXPED

スイス発のアウトドアブランド、エクスペド。 当店ではバックパックやオーガナイザー、スタッフサックといったアイテムが人気ですが、このブランドがすごいのがスリーピングマット・ピローのカテゴリ。 素材の調達から製品の製造、輸送、実際の使用、廃棄またはリサイクルといった製品のライフサイクルによって排出されるCO2の総量を正確に計算し、その排出量と同等の「オフセット」をタンザニアの森林保全への寄付という形で行っています。 現地の森林伐採を防ぐことで、野生動物の保護や温室効果ガス排出の抑止を狙いつつ、貧困に苦しむ現地民族の生活水準向上を目指す持続可能な支援。 この活動により、ヨーロッパのNPO、myclimateからスリーピングマット・ピローカテゴリの「カーボンニュートラル」認定を受けています。 myclimateはこのような自主的CO2オフセットの動きにおいて世界有数のリーダー的存在で、世界中でデータに基づいた気候保護と持続可能な開発を推進、2002年の活動開始以来、発展途上国での雇用の創出や生物多様性の保護に寄与しています。 エクスペドではさらに製造する全製品の「カーボンニュートラル」認定を目指すべく活動中です。

■HOUDINI

ブランドコンセプトでもある「究極の着心地」によって多くのファンを集めているスウェーデンのアウトドアウェアブランド、フーディ二。 創業以来、循環型社会を実現させるべく、大量生産・大量消費型の社会と戦う姿勢を見せ、環境問題に対して先進的な取り組みを行ってきたブランドでもあります。 フーディ二は全製品に「永久保証」を謳うハングタグが付属します。 フーディ二が目指す製品は、品質・機能・デザインすべての観点で置き換える必要のない人生の相棒。 人生が続く限り、ずっと愛用し続けてもらうため、製品寿命を延ばすために思いつくすべてのことを実行しているブランドなんです。 さらにフーディ二がユニークであるのが素材選び。 コットンなど天然繊維の製造過程における水資源の搾取、化学薬品の使用、過剰な土地開発、過剰施肥による土壌環境への影響といった環境負荷に着目したフーディ二は、 ・TENCEL™(植物由来で生分解性がありリサイクルも可能) ・生産背景が透明化されたメリノウール素材 この2種類の天然繊維のみ使用するという取り決めを作りました。 さらには化学繊維でも大部分において水使用とCO2排出を抑えるリサイクル素材を活用。 これにより全製品のうち83%が完全に循環型素材のみを使用、85%がリサイクル可能(うち35%は生分解性がある)という状況を達成しています。 看板製品であるフリースのマイクロプラスチックの放出が判明した際にはポーラーテック社と共同で新素材Power Air Lightを開発。 従来のフリース素材と比較して生地からの繊維の抜け落ちを80%低減し土壌、河川や海洋の汚染を可能な限り最小限に抑えることを実現しました。 2024年にはPolartec Power Air Lightを使用したモノエアシリーズで評価の分かれていた着心地を大きく改善、保温性と通気性の絶妙なバランスを実現した「ムーンウォーク」シリーズを発表。 環境負荷の低減と着心地、デザインを両立させるフーディ二の革新的な素材開発からは今後も目が離せません。

おわりに

今回は、私たちサンデーマウンテン楽天市場店で取り扱っているブランドを中心に紹介しましたが、環境への取り組みを真摯に続けるアウトドアブランドは他にもたくさんあります。 たとえば、業界をけん引するPatagoniaや、日本発の山と道など、ここでは紹介しきれないほど多くのブランドが、自然と共にある未来のために行動しています。 どのブランドを選ぶか。 それは、どんな価値観を応援したいかという意思表示でもあります。 まずは気に入ったブランドのギアを手に取り、アウトドアを思いきり楽しむこと。 その体験を通して、自然の豊かさや環境の大切さに思いを巡らせるきっかけになれば、私たちにとってそれ以上に嬉しいことはありません。 サンデーマウンテンはこれからも、地球や社会に配慮したものづくりを行うブランドの魅力を発信し続けていきます。 そして、お客様と一緒に、アウトドアを通じて環境に目を向ける輪を少しずつ広げていけたらと願っています。
Blue Monte
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    OutdoorStyle サンデーマウンテンは、アウトドア好きのライフスタイルを提案するお店です。 当店では、約1,100ブランド・21万点以上のアウトドア商品を正規販売し、初心者からベテランまで幅広いお客様にご利用いただいています。 品質や機能性にこだわり、実際にアウトドアを楽しむスタッフがアイテムを厳選。ひとりでも多くの人が、自分らしくアウトドアを楽しめるよう、全力でサポートします。