ようこそ 楽天市場へ

「捨てないアパレル」を目指す日本発の登山ウェアブランド、STATICのものづくり

公開日:2026/05/12 更新日:2026/06/08
サマーセール
  • サステナブルなアウトドアウェアには、まだ少し「機能面を妥協しているもの」というイメージが残っています。 ですが、STATICを実際に着た人の多くは、たぶん逆の順番でこのブランドを好きになります。 まず軽い。そして着心地がいい。山でちゃんと使える。 そのあとで、「このブランド、ここまで考えて作ってたんだ」と気づく。それがSTATIC(スタティック)というブランドの、正直な紹介のしかたです。

    |フリースが海を汚す、その矛盾から

    STATICは2020年、STATICBLOOM Inc.の創設者・田中健介によって日本で誕生しました。きっかけは、Ocean Wiseのリサーチで知った一つの事実です。 「フリース500gを1回洗濯するだけで、最大300万本ものマイクロファイバーが海へ流出する」 山が好きな人ほどクローゼットに持っているその素材が、海洋マイクロプラスチック汚染の一因になっている。 ただ、STATICが面白いのは、そこで綺麗な「エコブランド」に収まらなかったことです。 「完璧な選択肢はなく、矛盾も抱えています」 この言葉は、公式サイトでも隠されていません。 環境配慮素材にもトレードオフはある。 それを正直に認めながら、「それでも、より負荷の少ない選択を続ける」という姿勢を貫いている。 この誠実さが、STATICを単なるエコブランドと一線を画す存在にしています。

    |素材と技術、ものづくりの核心

    ■GREENLON®︎:産業スクラップから蘇るリサイクルナイロン 製造工程で発生する産業スクラップを再生したリサイクルナイロン素材。 バージン素材と比べCO₂排出量・石油消費量を大幅に削減しながら、アウトドアに必要な強度・軽量性・防風性能を確保しています。 代表作「アポスルLT」シリーズなどに採用されており、春山から夏の稜線まで幅広く活躍する一着です。
    ■Octa®︎:動くための保温着 帝人が開発したOcta®を採用した「ADRIFTシリーズ」は、ULハイカーやファストパッキング界隈では今や定番的な存在。軽くて暖かく、汗抜けがいい。 「止まるためのフリース」ではなく、行動中に着続けられる保温着です。 STATICは「軽いから採用した」で終わっていません。 繊維が抜け落ちにくいダブルラッセル構造を採用し、マイクロプラスチック排出を抑える設計まで踏み込んでいます。 しかもOctaの生産工場はバイオマス燃料を使用するエコ認証工場。機能として優れているから選んだ素材が、結果として環境への負荷も少ない。 STATICのものづくりには、こういった順番があります。
    ■ラバール(Lavare)処理:ウールの本質を守る防縮加工 一般的なウールの防縮加工に使われる塩素系薬品を使わず、塩素・樹脂不使用の「ラバール処理」を採用。 ウール本来の調温・吸湿機能を損なわず、製造工程の化学物質負荷を低減しています。

    |「捨てない」を仕組みにする

    STATICの最も印象的な点は、廃棄をゼロに近づけるための「仕組み」を持っていることです。 STATIC|継(Tsugu)プロジェクトは、裁断時の端材を伝統的な「ぼろ織り」技法でアップサイクルする取り組み。 電力を使わず、職人の手作業によって新しいテキスタイルへと蘇らせます。 ByeHelloリカバリープログラムは、使用済みポリエステルウェアを回収し、日本古来の「反毛(はんもう)」技術で繊維を綿状に戻し、糸へと紡いで再製品化する仕組みです。 自分が着ていた服が、また次の服になる、そしてその流れが見える。 道具を長く使いたいアウトドア好きには、この感覚が響くはずです。

    |当店がSTATICを扱う理由

    サンデーマウンテンがアウトドアショップとして大切にしたいのは、山のための道具を揃えることだけではありません。 山が好きな人が、普段の暮らしでも自然にアウトドアウェアを着続けたくなる。 そんな「境界のないアウトドア」を作っていきたいと思っています。 STATICは、その感覚にすごく近いブランドです。 UL文脈の機能性、日本ブランドらしいサイズ感、街でも着やすいミニマルなデザイン、そして「どう作るか」まで含めた誠実さ。 そしてもう一つ、実際に一緒に動いてきたという経緯があります。 サンデーマウンテンを運営する株式会社カンパネラが福井で毎年開催している環境×アウトドアイベント「FiRE BiRD」に、STATICは2025年もワークショップで出店してくれました。 内容は、製造工程で出た残反をその場で綿状に戻し、クッションの中材として詰め込む「わいはクッション」の制作体験。 廃棄されるはずだった素材が、参加者の手で新しいものに生まれ変わる瞬間を、実店舗で一緒に作ってきました。
  • |こんな方に届けたい

    山でも街でも同じ感覚で着られるウェアを探している ULやファストハイクの思想に惹かれる いいものを長く使いたい スペックだけでなく、ブランドの背景まで含めて道具を選びたい 「環境配慮」という言葉に少し疲れているけど、ちゃんと考えているブランドは好き STATICは、サステナブルだから選ぶブランドというより、「気づいたらその思想にも共感していたブランド」かもしれません。

    STATICその他おすすめアイテム

    関連コンテンツもあわせてチェック