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【2024年最新】ノースフェイスのダウンジャケット全種類を比べてみました【前編】

公開日:2024/09/27 更新日:2024/12/02
冬のアウターといえばダウンジャケット。 例年より冷え込む予報となっている今年はダウンの買い替えを検討している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 ダウンジャケットといえばノースフェイスですよね。 高所登山用に開発された確かな機能性と豊富なカラーで90年代以降タウンユースでも定番化してきました。 特にニューヨークやロンドンといった冬に寒くなる大都市ではビビッドなカラーのヌプシジャケット、ヒムダウンジャケットが冬のスタンダードとして親しまれています。 2023年冬にはロンドンのアイコン、ビッグ・ベンが黄色のヌプシジャケットを着ている映像が現地ショップのプロモーションの一環としてSNS上で拡散され話題になりました。 もちろん日本での人気も皆さまご存じのことかと思います。 2010年代後半のバルトロライトジャケット大流行はまだ記憶に新しいことでしょうし、ここ数年では黒のヌプシジャケットが「冬の制服」として若者世代を中心に流行の新たなピークを迎えています。 ノースフェイスのダウンジャケットの人気の理由はその機能性にあります。 ヒマラヤ登山や南極観測など、地球上で最も厳しい環境に対応するために生み出されてきた製品であるため、冬の厳しい寒さをものともしない保温力を誇ります。 特筆すべきはノースフェイスの持つ独自技術「光電子ダウン」。 体温によって生み出された遠赤外線を活用して直接的に人体を保温するため、通常のダウンと比べて暑くなりすぎない快適なぬくもりを生み出します。 またデザインやダウン量、表地の種類など、トップブランドだけあって豊富なバリエーションからそれぞれに合った1着を選べるのもノースフェイスのダウンジャケットの魅力。 とはいえ種類が多くてどれを選べばいいかわからなくなりますよね。 今回はそんな皆様の声にお応えしてノースフェイスのダウンジャケット全種類を比較し、サイズ感やそれぞれのおすすめポイントをまとめていきます。 前編となる今回は定番のヌプシ・バルトロジャケットやヒマラヤ山脈の名を冠する最高峰モデル「ヒマラヤン」シリーズ、さらには限られたアウトドアショップのみで購入することができる「サミットシリーズ」など8モデルを解説させていただきます。
About THE NORTH FACE
「北壁」 クライミングにおける最も挑戦的な側の名を冠し、1966年にアメリカ・サンフランシスコでダグ・トンプキンスにより創業されて以来ノースフェイスは夢を追う冒険者たちを支えてきました。 "NEVER STOP EXPLORING"(=飽くなき探求心)のコンセプトのもと、限界を超えた可能性への挑戦を後押しします。
NUPTSE JACKET
1992年登場、ノースフェイスのアイコン的存在であるヌプシジャケット。 現行は1996年の改良型をベースに素材やサイズ感を日本の気候や日本人の体形に合うようにアップデートがなされています。 ヌプシの名前はヒマラヤ山脈で地上最高峰エベレストから南西約2kmに位置する標高7861mのピーク「ヌプツェ」に由来します。 ヌプツェは70~80年代の登山家たちが夢見たピークの1つであり、当時のノースフェイスブランドディレクターだったサリー・マッコイが1987年のエベレスト遠征の際に凍て付く山頂からインスピレーションを受け、開発中のダウンジャケットをヌプシと名付けたとされています。 モデルは身長178cmでLサイズを着用。 ジャストサイズでも、よりストリートらしくサイズを上げても違和感なく着用できます。 袖なしのヌプシベスト、フード付きのヌプシフーディ、より女性らしいクロップド丈のショートヌプシジャケットと派生モデルが多く用意されているのも魅力です。
Baltro Light Jacket
人気度でヌプシジャケットと双璧をなすバルトロライトジャケット。 90年代に極地探検用として人気を博した名作バルトロジャケットを現代の最新素材でアップデートしています。 ノースフェイスの特徴である肩の切り替えに加え、肘にも切り替えがあるのがバルトロシリーズの特徴です。 魅力はなんといっても圧倒的な保温力と軽さです。 モデルは身長170cmでMサイズ着用。 ユニセックスサイズですので男女問わず着用いただけます。 真冬でも下には半袖Tシャツ1枚でいいほど保温性がありますが、身幅が狭めですので中に着込みたい方は普段より1~2サイズアップをおすすめします。 さらに「90-00年代のバルトロジャケットのワイドなシルエットが好きだった」という熱烈なノースフェイスファンのために当店ではXXLサイズまでご用意しています。
HIM DOWN PARKA
1994年に登場し数多くのエベレスト登頂や極地での探検を支えた名作ヒマラヤンパーカ―。 -70℃に達するデスゾーン(酸素濃度が低く、人間が存在できない死の領域)での活動をも可能にする当時の技術を結集したフラッグシップモデルです。 そのオリジナルモデルを現代の最新技術で復刻したのがヒムダウンパーカです。 街着にはオーバースペックな保温力、肩の切り替えし、脱着可能なフード、ワイドなボックスシルエットと90年代当時のディテールをそのままに残したファン垂涎の1着。 モデルは身長178cmでLサイズを着用しています。 腰までカバーする着丈と十分に着込める身幅を備えているため、ヌプシジャケットのサイズより1サイズ落としての着用がおすすめです。
ZIZ Aconcagua Jacket
2024年秋冬ノースフェイスの再注目トピックは暫くラインナップから姿を消していたアコンカグアジャケットの復活ではないでしょうか。 ノースフェイスウェアの頂点であるSUMMIT SERIESに名を連ねたこともある機能性と「ちょうどいい」保温性で高い人気を誇った名作が2002年の登場時のディティールを備えてこの冬復刻します。 アコンカグアジャケットの最大の特徴がZIP-IN-ZIPシステムに対応している点。 お手持ちのマウンテンジャケット、マウンテンライトジャケット、スクープジャケットといった防水マウンテンパーカーの内側ジッパーに連結して着用することが可能です。 ヌプシジャケットにも同じジッパーが採用されていますが着膨れが激しいうえオーバースペックになりすぎるため、事実上唯一のジップインジップシステム対応ダウンジャケットとなっています。 軽くコンパクトになるため携行にも便利で、重ね着しやすいゆったりとしたシルエット。 「ヌプシでは暑すぎる」という方にも是非おすすめしたい1着です。
Mountain Down Jacket
ヌプシ、バルトロの2強に隠れた人気アイテムのマウンテンダウンジャケット。 マウンテンジャケットをそのままダウンジャケットにしたようなクラシックなデザインが魅力です。 マウンテンジャケット同様の2層GORE-TEXを採用している防水仕様。 雨や雪の多い地域の方には絶大な人気を誇っており、北陸・福井にある当店サンデーマウンテンの実店舗THE GATEのお客様の着用率も高い1着です。 嬉しいポイントがマウンテンジャケットと異なり腰部分も高強度の生地で補強してある点。 バルトロライトジャケットのような薄い生地だとちょっと腰掛けたりする際にもかなり気を使いますよね。 立ち座りの多いキャンパーの方やパパママ世代に是非おすすめしたいアイテムです。 ダウンが入っている分サイズ感はやや小さめで、マウンテンジャケットやマウンテンライトジャケットでMサイズとLサイズで迷われたような方はLサイズを選ぶのがおすすめです。 ウィメンズモデルに同じデザインで丈の長いマウンテンダウンコートもご用意しております。
SOUTHERN CROSS PARKA
続いても防水ダウンジャケットのサザンクロスパーカ。 限られたアウトドアショップでのみ取扱うことができるノースフェイス最高峰ライン「SUMMIT SERIES」の製品です。 両袖にサミットシリーズ刺繍ロゴとアンタークティカのパッチがついているファンにはたまらない贅沢仕様。 見た目が似ているアンタークティカパーカは高デニールのゴアテックスを採用しているのに対し、サザンクロスパーカはメインにシェルジャケットと同等の70Dハイベントが使われているためゴワゴワしない軽くしなやかな着心地です。 アンタークティカパーカには無い大小15個のポケットも片手でスムーズに操作できます。 もちろん負荷がかかる部分は160Dの生地で補強されており、耐久性もばっちりです。 モデルは174cmでMサイズ着用。 中にスウェットなども着れるゆったりめのサイズ感です。
Alteration Baffs JKT
昨冬登場の知る人ぞ知る存在、ノースフェイスのアーバンコレクションからオルタレーションバフズジャケット。 バルトロライトジャケットをシンプルかつゆったり目のサイズ感にアップデートしています。 マットな見た目と本体同色ロゴの都会的なデザイン。 人気アイテムのコンパクトジャケットと同じ光沢感のないナイロン素材の表地が使用されています。 見た目は控えめでもその機能性は本物で、バルトロライトジャケット同様のGORE-TEX WINDSTOPPERを採用しています。 昨年は発売即完売、今年も少量のみ入荷予定です。 気になる方は是非再入荷通知設定をしてお待ちくださいませ。
Himalayan Parka
名実ともに世界最強のダウンジャケットであるヒマラヤンパーカ。 こちらも限られたアウトドアショップでのみ取り扱いが許される「SUMMIT SERIES」ラインナップのひとつ。 酸素は平地の約1/3、-70℃を下回る気温に瞬間最大風速300m/s以上の暴風が吹き荒れる標高8000mを超えた世界で活動するために作られたフラッグシップモデルです。 サミットロゴに加え、各所にTNF刺繍ロゴが施された豪華仕様。 極限の環境下でも直感的に使用できる操作性の高いポケット、冷気の侵入を徹底的に防ぐ構造と最高峰たるゆえんが随所に感じられます。 これだけのスペックを誇りながら販売価格は¥93,500。 マウンテンジャケットにジップインジップでヌプシジャケットを連結するより安いと言われると、なんだかコスパが高い気がしてきますよね。 モデルは174cmでMサイズ着用。 街着として考えるとかなり大きめのつくりで、普段のサイズでもオーバーサイズな見た目になります。 ノースフェイスのアウトドアブランドとしてのプライドが詰まった傑作、是非一度体感してみませんか。
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ウィンターセール
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