オーディオスピーカー
選び方ガイド

さまざまなスピーカーの種類をご紹介!
オーディオスピーカー選びでもう迷わない!

「手持ちのコンポの音質ではなんだか物足りない…」「自宅のTVで、もっと迫力のある音で映画を観たい」。そのような時、プレーヤーやTVそのものを買い替えるのは時期尚早かもしれません。スピーカーを変えてみることで、あなたの理想の音に近づく可能性があります。
そこでここでは、スピーカーについての基礎知識をご紹介していくので、理想の生活を実現するヒントをつかんでみましょう。

オーディオスピーカーとは?こだわる必要はあるの?

オーディオスピーカーとは、電気信号を振動に変換し、耳や身体で感じられる音を作り出す装置のことを指します。CDやDVDに記録された音楽や音声は、「電気信号」と呼ばれるものです。それがアンプによって増幅されて、スピーカーに送られます。
スピーカー内部のコイルに電気信号が流れると、コイルが磁石の力で動きます。その動きが振動板に伝わって空気の振動に変わり、音として私たちに聴こえるようになります。
このように、スピーカーの仕組みはとてもシンプルです。しかし、電気信号を振動という物理的な「動き」に変換するので、スピーカーユニット(音を出す機器単体)や箱の形状、材質などにより、生み出される音は大きく異なります。
そのため、今までと同じCDやDVDでも、スピーカーを変えたり配置を見直したりするだけで、それまで聞こえていなかった音が聞こえたり、臨場感や迫力が格段に増したりすることがあります。

アクティブスピーカーとパッシブスピーカーの違い

「PC用のスピーカーが必要だったのに、うっかりコンポ用の製品を買ってしまった…」などの失敗をしないために、まず覚えておきたいのが、アクティブスピーカーとパッシブスピーカーの違いです。複雑なイメージを受ける方もいるかもしれませんが、そんなに難しいことではありません。要は、スピーカーの中にアンプを内蔵しているか否かの違いです。アンプ内蔵のものが、アクティブスピーカーとなります。
見分け方に関しても、難しくありません。アンプは電力を使って動かすので、スピーカーに電源コードがついていればアクティブスピーカーとなります。USBケーブルにつなぐPC用スピーカー、ACアダプターにつなぐテレビ用スピーカー、充電式のポータブルスピーカーなども、アクティブスピーカーの仲間に含まれます。いずれもアンプを別途用意する必要がなく、気軽に使える点がメリットです。
一方、パッシブスピーカーは外部のアンプに頼って初めて音を出せるものです。コンポの両側に置くものなどを含め、オーディオ用は一般的にこのパッシブスピーカーとなります。

オーディオスピーカーの形状は主に3つ

スピーカーには大小さまざまな形状がありますが、代表的な形状は以下の3つです。以下では、それぞれのメリット・デメリットを解説していきましょう。

【その1】ブックシェルフ型

ミニコンポの両側に置くようなタイプです。本来は、本棚に収まるコンパクトなサイズのスピーカーを指しますが、大きさに明確な定義はありません。通常は、スピーカースタンドや机の上などに置いて使用します。
ブックシェルフ型は音の出口が小さいので、高音と低音の一体感を得やすいメリットがあります。デメリットとしては、キャビネット(箱全体)の容積が小さいので、低音が出にくい点が挙げられるでしょう。

【その2】フロア型

ある程度の高さがあり、スタンドなどをつかわず床に直接置いて使う、どっしりとした大型のタイプです。キャビネット容量が大きいため、重低音に強い点が特徴的です。

【その3】トールボーイ型

ホームシアターで画面の両脇に置かれるような、背が高い床置きタイプのスピーカーです。ユニット(音の出る丸いところ)を複数持つ機種がほとんどです。
メリットはフロア型と同じく、重低音を出しやすいことです。また、フロア型より床の設置面積が小さくて済むので、場所を取りません。しかし、ユニットが多く音の出る位置がばらつくため、演奏や歌い手の位置を再現しにくい点はデメリットと言えるでしょう。

おおまかに分類すると、向かいあって音楽を聴くにはブックシェルフ型、重低音で迫力や効果音を味わいたい映画やゲームには、トールボーイ型やフロア型が向いているでしょう。

※掲載写真はすべてイメージです。

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