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食品表示の読み解き方

公開日:2026/06/16 更新日:2026/08/07
食品表示は、私たちが安全に、そして賢く食品を選ぶための大切な情報源です。しかし、専門用語が多く「なんとなく見て終わり」という方も少なくありません。 ここでは、数字・根拠・参考文献を交えながら、どなたでも理解しやすい形で食品表示の読み解き方をまとめました。

目次

1.食品表示とは何か 2.必ず確認したい「原材料名」 3.アレルギー表示の正しい理解 4.栄養成分表示の読み方 5.賞味期限と消費期限の違い 6.添加物表示のポイント 7.まとめ

1. 食品表示とは何か

食品表示とは、食品の安全性や品質を消費者に伝えるために、法律(食品表示法)で定められた情報のことです。 日本では 2015年4月に食品表示法が施行 され、表示ルールが一本化されました。 食品表示法では、以下の情報が義務付けられています。 ・名称 ・原材料名 ・アレルゲン ・内容量 ・賞味期限または消費期限 ・保存方法 ・栄養成分表示(エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量) (参考:消費者庁「食品表示法について」

2. 必ず確認したい「原材料名」

原材料名は 使用量の多い順 に記載されます。 たとえば、あるクッキーの原材料が 小麦粉、砂糖、植物油脂、マーガリン、卵… とあれば、「小麦粉が最も多く、卵は比較的少ない」ということが分かります。 ■ 原材料名を見るポイント ・最初の3つ を見るだけで、その食品の“主成分”が分かる ・「植物油脂」「ショートニング」などは加工度が高い油脂 ・「○○エキス」「たん白加水分解物」は加工食品に多い

3. アレルギー表示の正しい理解

アレルギー表示には 義務表示(8品目) と 推奨表示(20品目) があります。 ■ 義務表示(8品目) 重篤な症状を引き起こす可能性が高いため、必ず表示が必要です。 卵 乳 小麦 えび かに そば 落花生 くるみ(※) ■ 推奨表示 19品目 アーモンド あわび いか いくら オレンジ カシューナッツ キウイフルーツ 牛肉 ごま さけ さば 大豆 鶏肉 バナナ 豚肉 まつたけ もも やまいも りんご ※ 補足:くるみの扱いについて ・2025年4月1日から「くるみ」は推奨表示から義務表示へ移行 ・理由:重篤なアレルギー症状が増加しているため (参考:消費者庁「アレルギー表示について」)

4. 栄養成分表示の読み方

栄養成分表示は、健康管理に欠かせない情報です。 特に注目したいのは以下の5つ。 ■ 注目すべき栄養成分 ・エネルギー(kcal) ・脂質(特に飽和脂肪酸) ・炭水化物(糖質+食物繊維) ・食塩相当量 ・たんぱく質 ■ 食塩相当量の目安 厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では ・成人男性:7.5g未満 ・成人女性:6.5g未満 が推奨されています。 加工食品は塩分が高い傾向があるため、1食あたり 2g以下 を目安にすると安心です。

5. 賞味期限と消費期限の違い

この2つは混同されがちですが、意味が大きく異なります。 ■ 消費期限 「安全に食べられる期限」 → 弁当、サンドイッチ、生菓子など 傷みやすい食品 ■ 賞味期限 「おいしく食べられる期限」 → スナック菓子、缶詰、レトルト食品など 保存性が高い食品 賞味期限は多少過ぎてもすぐに危険ではありませんが、保存状態には注意が必要です。

6. 添加物表示のポイント

食品添加物は、用途ごとにまとめて表示されます。 例:酸化防止剤(ビタミンC)、乳化剤、香料 ■ 添加物を見るポイント ・「酸化防止剤」「乳化剤」などは用途名 ・「ビタミンC」などは具体的な物質名 ・「香料」「着色料」は複数の物質をまとめて表記可能 添加物=危険というわけではありませんが、 種類が多すぎる食品は加工度が高い と判断できます。

7. まとめ

食品表示は、健康的な食生活を送るための“情報の宝庫”です。 特に以下のポイントを押さえると、食品選びがぐっと楽になります。 ・原材料は 使用量の多い順 ・アレルギー表示は 義務8品目 を必ず確認 ・栄養成分は 塩分・脂質・糖質 を中心にチェック ・賞味期限と消費期限の違いを理解 ・添加物は 種類の多さ に注目 毎日の買い物で少し意識するだけで、より安全で健康的な選択ができるようになります。
参考文献 消費者庁「食品表示法について」 消費者庁「アレルギー表示について」 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」 国立健康・栄養研究所「食品成分データベース」
更新日08/16(08/09〜08/15集計)