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当店焙煎士がCOE審査員として参加! 世界最大のコーヒー生産国ブラジルを巡る旅。

公開日:2026/06/01 更新日:2026/06/01
タカムラ コーヒーロースターズには、世界中から届くコーヒーを見極め、 その個性を最大限に引き出す焙煎を追求する焙煎士やバリスタがいます。 品種や精製方法、カッピングスコア。 日本にいながらでも、多くの情報を得ることはできます。 それでも私たちは、実際に農園へ足を運びました。 土の香り、気候やコーヒーチェリーの木、生産者の想い。 現地でしか感じられない空気に触れながら、カッピングをした豆の中から 「これは皆さんに飲んでほしい」と思えたコーヒーをお届けします!訪問記と共にぜひお楽しみください。

“今のブラジル”を自分の目で確かめる旅

こんにちは! タカムラ コーヒーロースターズの焙煎士 馬場と申します! コーヒーが大好きな僕は、普段は大阪市西区の実店舗でスペシャルティコーヒーをお客様にプレゼンしたり、どのような豆を仕入れるか〜焙煎まで、目まぐるしい日々を送っております。「この前のおすすめ豆、美味しかったよ!」と言っていただけるお客様の言葉が励みです! そんな私が、ブラジルのスペシャルティコーヒーの名門農園や、ブラジルで開催された国際品評会「Cup of Excellence(COE)」参加のため、現地を訪問しました。 COEとは、世界中のトップバイヤーやロースターが注目する、世界最高峰のコーヒー品評会。 数百ものサンプルから、厳正なカッピングによってわずかなコーヒーだけが選ばれます。 世界最大のコーヒー生産国・ブラジル。 その広大な産地で、実際に農園を歩き、生産者の話を聞き、数えきれないほどのコーヒーをカッピング。 今回の訪問では、“今のブラジル”を自分の目で確かめる旅となりました。

まずは経由地ヒューストンのロースターへ。

日本を立ち、ブラジルまでは1日以上かかります! 経由地のヒューストンでは、現地ロースターにも立ち寄りました。「JAVA PURA COFFEE ROASTERS」です。 ウイスキー樽を使った「バレルエイジコーヒー」や、ストロベリーと共発酵した実験的なコーヒーなど、日本ではまだ珍しい取り組みも数多く見られます。 「こんな表現もあるのか…!」 コーヒーの自由さや奥深さに、終始興味津々でした。 ブラジル到着前に、“世界のコーヒーカルチャー”に触れる時間にもなりました。

ブラジル到着!山に囲まれたマチケーラ地域

再度のフライトののち、ブラジルに到着! 翌早朝から、ブラジル・マチケーラ地域にある「COCARIVE(コカリベ)」の名前を持つコーヒー農協に訪れました。 マチケーラ「泣く山」という意味を持つこの地域は、滝の多い山岳地帯です。 標高は1000〜1600mで、昼夜の寒暖差や豊かな自然環境が、高品質なコーヒーを育てています。 「COCARIVE(コカリベ)」は1961年に設立され、当初から小規模生産者の組織として、生産者教育や設備支援にも力を入れており、品質向上への取り組みを続けていました。 “良いコーヒーは、良い環境だけでは生まれない。” そんなことを感じさせられる訪問でした。 COCARIVEの取り組みを教えていただいた後には、期待していたカッピングへ! 特に印象的だったのがブラジルのコーヒー品種「アララ(Arara)」です。 品質だけでなく、生産性や気候変動への適応力にも優れており、今後ブラジルを代表する存在になるとも言われています。 実際にカッピングを重ねると、甘さやボディ感を感じる日本人好みのコーヒーだと感じました。 次の目的地、COCARIVEから15分車を走らせたところのSerra das Tres Barras(セーハ・ダス・トレス・バハス)農園に到着。 残念ながら収穫時期が終わっており、実際に加工過程を見ることはできませんでしたが、お話を伺うことができました。 スペシャルティコーヒーで有名な名門農園で、200 年以上同じ家族によって管理されており、現在の農園主で8代目になります。 肥沃な土壌、適度な標高、光合成に必要な十分な太陽光線の量、適度な降水量はスペシャルティコーヒーの生産には理想的な環境とのことで、広大な農園が広がっていました。 イエローカツゥアイやブルボンなどに強い農園で、品種ごとに樹高や特徴が異なり、山岳地のコーヒーとして独特な風味を持ち、熟成がゆっくりで質が高いとのこと。 この日は、コーヒー大国ブラジルのパワーを感じました。

セルトンジーニョ農園で見えた“味の理由”

翌日、「COCARIVE(コカリベ)」から車で4時間半! Fazenda Sertaozinho(セルトンジーニョ農園)へと向かいます。ブラジルは本当に広い国だと実感します。 この農園は1995年に開設され、2005年頃から高品質なスペシャルティコーヒーの生産を本格化しました。 農園では、コーヒーチェリーの熟度や乾燥工程についても詳しく見学しました。 赤く熟した実だけでなく、乾燥具合や選別のタイミングまで、品質には細かな判断が必要です。 同じブラジルでも、山の向きや日照条件で味わいが変わる。 そんな話を聞きながら歩く農園は、まるで“味の設計図”を見ているようでした。 コーヒーの味は、偶然ではなく積み重ねでできている。 現地だからこそ、その実感があります。

世界最高峰COEブラジル国際品評会へ参加

今回の大きな目的のひとつが、COE(Cup of Excellence)の国際審査への参加です。 世界中から集まった審査員たちとともに、トップレベルのコーヒーをカッピング評価していきます。 代表者ガリーさんの挨拶では、ブラジルはカップ・オブ・エクセレンス発祥の地であり、特別な場所であること、そして国内審査員から選ばれたブラジルの代表メンバーが数週間をかけて選別した優れたコーヒーが集まっていることを述べられました。 45分の集中セッション。全神経をコーヒーに向ける。一杯ごとに真剣に向き合う時間。 香り、甘さ、酸味、余韻、バランス…。 「自分が好きな味」と「世界的に優れた品質」は、必ずしも同じではない。 そんな難しさと奥深さを感じながら、私も一杯ずつ丁寧に向き合いました。 COEでは、数百のサンプルからわずかなコーヒーだけが選ばれます。 カッピンッグでの評価は正確な数字を出すためにデータ化されています。 COEではジャッジ内容から厳密な審査を経て、数百のサンプルからわずかなコーヒーだけが選ばれます。 最終日には、授賞式が最終日に開かれました! 授賞式での、農園主やその家族が誇らしそうにステージへ上がる姿。その表情を見ていると、日々どれだけ丁寧にコーヒーと向き合ってきたのかが自然と伝わってきます。 その際に感じたのは、スコアや順位だけでは語れない、生産者たちの熱量でした。農園主やその家族が誇らしそうにステージへ上がる姿。その表情を見ていると、日々どれだけ丁寧にコーヒーと向き合ってきたのかが自然と伝わってきます。 “コーヒーは人が天塩にかけてつくる農作物”。 その当たり前を、改めて強く感じました。
今回のブラジル訪問を通して感じたのは、ブラジルコーヒーの進化でした。 これまでの“飲みやすいブラジル”だけではなく、華やかさや個性を持ったコーヒーが次々と生まれています。 そして、その背景には生産者の努力や研究、環境への挑戦があります。 タカムラでは、ただ豆を仕入れるのではなく、実際に現地へ足を運び、自分たちの目と舌で確かめながらコーヒーを選んでいます。 今回、馬場が現地で出会い、惹かれたコーヒーたち。 ぜひ、その味わいをお楽しみください。