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爽やかさと旨みが調和する、岩手の白ワイン|五月長根リースリング・リオンの歴史

公開日:2025/03/19 更新日:2026/01/22
おかげさまでエーデルワインを知っていただく「きっかけ」になりつつある辛口白ワインですが、商品の説明のみで深くお話する機会が中々ありませんでしたので、ご紹介させていただければと思います。

五月長根の生みの親について

五月長根の説明に欠かせない「畑中 清見」氏です。 本格的な販売が始まった当時(昭和50年前後)、弊社には赤ワインとロゼワインしかありませんでした。 「畑中専務」は、「岩手の場合はキャンベルだけに依存しないで、専用種、兼用種を栽培して、ワインの品質を向上させることが必要である。赤ワイン、ロゼワインの次には白ワインのよいものを出さなければならない」と話していました(昭和52年8月20日) その数年後、商品化したのが「五月長根葡萄園」になります。

原料(リースリング・リオン)について

昭和30年代に品種改良(リースリング(ドイツ)と甲州三尺(日本)の交配品種)され、栽培するようになったワイン用の品種です。 うまく栽培出来ないところが多かった中、岩手県は気候なども相まって生育が上手くいき、今ではリースリング・リオンの栽培量「全国1位」に岩手県がなっています。 大迫地域で栽培されているぶどうの中で最も遅く成熟する品種のひとつで、10月中旬から下旬とだいぶ涼しくなったあたりに収穫されます。 弊社が「生食用の規格外れブドウ処理の会社」から「良いワインを造る会社」を目指して、醸造用ブドウでの本格的なワイン造りを始めた時の特別な品種でもあります。

"五月長根葡萄園"の由来について

会社裏にある「三塚長根(サンヅカナガネ)」という名称の葡萄園に植栽し、そこで育ったリースリング・リオン使ったということで「サンヅカナガネ」が語源です。 ここから→「五月長根(サツキナガネ)」になりました。 "ゴガツナガネ"じゃないんですね。

ラベルの歴史について

早池峰山にまつわる伝承「早池峰の駒」と大迫町の民俗芸能「早池峰神楽」は、岩手県の山岳信仰や民俗文化を象徴する存在であり、初期ラベルに描かれた「駒曳き猿」の図柄は、これらの文化的背景を反映していると私(担当者)は考えます。 そして、現在のラベルは大迫町の町並み(長根)を反映したものになっています。 どちらも、エーデルワインの基本理念である「より良いワインづくりを通じて、地域と社会の繁栄と豊かな生活文化に貢献する。」を見える化(デザイン化)したものになっていると思います。

製法(長期低温発酵)について

醸造を始めるのが11月に入ってからになります。それから2ヶ月を超える長期低温発酵という工程に入ります。赤ワインの場合ですと20~30℃でがんがん発酵させることが多いので、10日程度で終わるんですが、この五月長根RLは期間中ほぼ10℃以下、12月、1月になると4℃程度まで下がりながらじっくり発酵を進めていきます。これは白ワインの中でもかなり低い温度の発酵です。 なぜそんなことをしているのかというと、低温でゆっくり発酵させることで香りの成分がより生成されるのを狙いとしています。温度が高いと香りはどんどん飛んでいくんですが、低温だとワインの中に残ってくれます。発酵が終わると、そのまま5月の瓶詰めまで澱と一緒に熟成させます。この期間に酵母の旨味や抗酸化成分がワインに溶け込んでいきます。

コンクール受賞歴

五月長根"シリーズ"について

2021年にリニューアルをした「五月長根リースリング・リオン」。やや辛口の白ワインしかありませんでしたが、皆様のご意見をいただきながら、 2023年の11月に"白のスパークリングタイプ" 2024年の12月に"アッサンブラージュ(赤ワイン)" の販売が始まり、シリーズとして展開することが出来ました。 改めて感謝いたします。ありがとうございます!

これからの"五月長根"について

五月長根ブランド、エーデルワインブランドとして、さらなる認知拡大、多くの方にワインを味わっていただけるよう、今後も岩手県の風土を反映したワイン造りに励んで参ります。

お読みいただきありがとうございました!

下記が今回の登場ワインになります