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土用の丑の日の地域別風習:北海道から沖縄までユニークな過ごし方

公開日:2025/07/03 更新日:2025/12/28
この記事では、北海道から沖縄まで、地域ごとのユニークな「土用の丑の日」の過ごし方に焦点を当てます。 なぜその地域ではその風習が生まれたのか、うなぎ以外のどんな食べ物が楽しまれているのか、そして食事以外のどんな行事が行われているのか、それぞれの地域ならではの魅力をご紹介しましょう。 あなたの知らない「土用の丑の日」が、きっと見つかるはずです。
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    ■「土用の丑の日」とは?

    「土用」とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間を指し、この期間に巡ってくる「丑の日」が「土用の丑の日」です。特に、夏が始まる「立夏」の前の土用は、厳しい暑さを乗り切るために滋養のあるものを食べる風習が生まれました。 うなぎを食べる習慣は、江戸時代の学者、平賀源内が、夏に売れ行きの悪かったうなぎ屋のために「本日丑の日」と書いた貼り紙をすすめたのが始まりとされています。これにより、「丑の日に『う』のつく食べ物を食べると夏バテしない」という語呂合わせが広まり、うなぎは土用の丑の日の代表的な食べ物となりました。

    ■地域でこんなに違う!ユニークな風習

    うなぎを食べるのが全国的ですが、地域によっては独自の風習や食べ物があります。 ●北海道:うなぎより「さんま」? 北海道では、本州ほど昔からうなぎを食べる習慣が根付いていません。代わりに、地元の名産であるさんまを蒲焼きにして食べる家庭も少なくありません。 これは、北海道でうなぎがあまり獲れなかったことや、さんまが身近な食材であったことに由来します。近年は全国的な流通でうなぎも手に入りやすくなりましたが、それでも「土用の丑の日にうなぎを食べる」という意識は、他の地域に比べて薄い傾向にあります。 ●中国地方:牛への感謝と厄除け 中国地方の一部地域では、土用の丑の日に、農作業を助けてくれる牛に感謝する風習が残っています。 例えば、岡山県などでは「土用祈祷(どようきとう)」として、大数珠を回して念仏を唱えたり、「きゅうり加持(かじ)」と呼ばれる厄除けの儀式を行ったりします。 また、「牛の祇園(ぎおん)」と称して、牛を海や川に入れて体を清め、疫病退散や無病息災を願う地域もあります。これは、牛が夏場の疫病にかかりやすいことから、健康を祈る意味合いが込められています。 ●京都:夏の無病息災を願う「御手洗祭」 京都の下鴨神社では、土用の丑の日に「御手洗祭(みたらしまつり)」が開催されます。 この祭りでは、御手洗池に膝まで浸かり、ろうそくを灯して罪穢れを祓い、無病息災を願う「足つけ神事」が行われます。この神聖な水に足を浸すことで、厄除けや疫病退散、安産にご利益があると信じられており、多くの人が訪れる夏の風物詩となっています。 ●沖縄:鰻食文化の現状 沖縄においても、土用の丑の日に鰻を食べる文化は存在します 。那覇市内の鰻専門店では、土用の丑の日以外でも多くの客で賑わう様子が報告されており、本土からの文化伝播が確認できます 。ただし、本土と比較して鰻の価格が安価である可能性や、調理法が異なる場合もあるようです 。

    ■うなぎ以外で楽しむ「土用の丑の日」

    うなぎ以外にも、「う」のつく食べ物や、夏バテ防止に良いとされる様々なものが全国各地で食べられています。 ●土用餅(どようもち): 関西地方や北陸地方などで見られる風習で、土用の入りの日にあんころ餅を食べる習慣です。餅の力強さとあんこの栄養で、暑い夏を乗り切るための滋養をつけます。 ●土用しじみ: 中国地方や四国地方でよく食べられます。しじみは肝臓に良いとされ、夏バテで疲れた体を癒すのに最適です。 ●「う」のつく食べ物: うどん、瓜(きゅうり、スイカなど)、梅干し、牛肉、うに、馬肉など、地域や家庭によって様々な「う」のつく食べ物が楽しまれます。これらは栄養価が高く、夏場の体調管理に役立つとされています。

    ■食事以外の土用の過ごし方

    土用の丑の日は、食事だけでなく、生活の中にも様々な風習があります。 ●丑湯(うしゆ): 薬草を入れたお風呂に入り、体を清めて暑気払いをする習慣です。特に温泉地では、この日に薬湯を提供する「丑湯祭り」を開催するところもあります。青森県の温湯温泉や熊本県の日奈久温泉などが有名です。 ●土用干し(どようぼし): 夏の土用の時期は、特に晴天が続き乾燥しているため、衣類や書物などを虫干しするのに適しているとされています。また、梅干しや野菜などを天日干しする「梅の土用干し」もこの時期に行われます。 ●きゅうり封じ: 特定の寺院などで行われる厄除けの行事です。きゅうりに名前や年齢を書き、祈祷してもらうことで、その年の厄災をきゅうりに封じ込めるというものです。

    ■まとめ:地域に根ざした土用の丑の日

    「土用の丑の日」は、うなぎを食べるだけでなく、地域ごとの多様な食文化や伝統行事が息づく日本の大切な風習です。今年の土用の丑の日は、ぜひ各地のユニークな過ごし方にも目を向け、日本の夏の奥深さを感じてみてはいかがでしょうか。

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    ■知っ得!うなぎの豆知識

    ●豆知識1:実は「土用の丑の日」は年に複数回ある? 「土用の丑の日」と聞くと、夏の特定の一日を思い浮かべがちですが、実は年に複数回巡ってきます。土用は、立春、立夏、立秋、立冬の直前の約18日間を指し、その期間中に十二支の「丑」にあたる日が「土用の丑の日」となります。 例えば、2025年の場合、夏の土用は7月19日から8月6日までで、この期間に「丑の日」が2回ありました(7月19日と7月31日)。このように、土用が始まってすぐに丑の日が巡ってこない場合や、土用の期間が長い場合などには、丑の日が2回になることがあり、2回目の丑の日は「二の丑(にのうし)」と呼ばれます。今年の夏(2026年)の土用丑の日は、7月26日(日)です。 ●豆知識2:うなぎを食べるのは昔から?平賀源内の「宣伝戦略」 「土用の丑の日にうなぎ」の習慣は、江戸時代に定着したとされています。その立役者とされているのが、発明家や学者として知られる平賀源内(ひらがげんない)です。夏場に売上が落ちるうなぎ屋の相談を受けた源内が、「本日丑の日」と書いた紙を貼ることを提案したところ、大繁盛したという逸話が有名です。 当時、丑の日に「う」のつくものを食べると縁起が良い、あるいは夏バテしないという迷信のようなものがあったとされています。源内はこれを利用し、うなぎ(うなぎ=う)を宣伝に結びつけました。これは、現代でいうところのキャッチコピーやマーケティング戦略の走りとも言えるでしょう。 ●豆知識3:土用は季節の変わり目を表す特別な期間 「土用」は、日本の季節感を理解する上で重要な期間です。陰陽五行説において、春は木、夏は火、秋は金、冬は水に分類されますが、それぞれの季節の変わり目には「土」の要素が割り当てられています。この「土」の期間が土用であり、季節の移り変わりによって体調を崩しやすい時期とされてきました。そのため、土用には体調管理に気を配り、滋養のあるものを食べたり、厄除けの行事をしたりする風習が生まれたのです。
    ●豆知識4:土用の丑の日に卵?「土用卵(どようたまご)」 うなぎ以外にも、「土用」にちなんだ食べ物はいくつかあります。その一つが「土用卵」です。土用の期間に産み落とされた卵は、精力がつき、特に栄養価が高いとされ、暑気払いや病気予防のために食べられてきました。土用の時期は、鶏の産卵が活発になる時期とも重なり、昔の人々の生活の知恵から生まれた習慣と言えるでしょう。

    よくある質問と回答(FAQ)

    Q1: 「土用」って、そもそも何のこと?なぜこの時期に特別な意味があるの? A1: 「土用」とは、陰陽五行説という古代中国の思想に由来する、季節の変わり目を表す期間のことです。この思想では、自然界のあらゆるものを「木・火・土・金・水」の5つの要素に分類します。春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」に対応しますが、それぞれの季節の移り変わりの約18日間を「土」の期間としました。 この「土」の期間は、季節の変わり目で体調を崩しやすいとされていました。そのため、昔の人々は、この時期に体力をつけたり、邪気を払ったりする風習を大切にしてきたんです。 Q2: 「丑」の日って、どうやって決まるの? A2: 「丑の日」は、日本に古くから伝わる十二支(じゅうにし)で数えられます。十二支とは、子(ね)、丑(うし)、寅(とら)…と続く12の動物のことで、日付にも割り当てられています。例えば、ある日が「子の日」なら、その次の日は「丑の日」、その次は「寅の日」といった具合です。土用の期間に入ってから最初に巡ってくる丑の日が「土用の丑の日」となり、もし同じ土用期間中に再び丑の日が来れば、それは「二の丑(にのうし)」と呼ばれます。 Q3: うなぎ以外に「う」のつく食べ物って色々あるけど、どんな意味があるの? A3: 「う」のつく食べ物を食べるという習慣は、平賀源内の宣伝戦略によって広まりましたが、その背景には昔の人々の知恵が隠れています。例えば、以下のようなものが挙げられます。 梅干し(うめぼし): 疲労回復効果があり、食欲がない夏にぴったりです。 瓜(うり): キュウリやスイカなど、ウリ科の野菜や果物には水分が多く、体の熱を冷ます効果が期待できます。 牛肉(うしにく): 昔は高価でしたが、滋養強壮に良いとされ、力をつけるために食べられました。 うどん: さっぱりとしていて、暑い日でも食べやすく、消化にも良いとされています。 これらの食べ物には、夏の暑さを乗り切るための栄養や、体を冷やす効果など、昔の人々が経験的に知っていた効能が含まれていました。
    Q4: 中国地方の「牛の祇園」や「土用祈祷」って、もっと詳しく教えて! A4: 中国地方の一部で行われるこれらの風習は、農耕社会において牛が非常に大切な存在だったことを物語っています。 牛の祇園(ぎおん): これは、牛を川や海に入れて体を洗い清めることで、疫病にかからないように祈る行事です。夏は家畜も体調を崩しやすいため、牛の健康を願うと共に、豊かな実りを祈願する意味合いがありました。特定の地域でのみ行われる、非常に地域色の強い風習です。 土用祈祷(どようきとう): 岡山県などで見られるこの祈祷は、きゅうり加持(かじ)とも呼ばれます。きゅうりに病気や災いなどを託して祈祷してもらい、その後きゅうりを川に流すことで、厄を流し去るというものです。また、大勢で大きな数珠を回しながら念仏を唱える行事もあります。これは、夏の疫病や災厄から人々を守るための、祈りの儀式だったと考えられます。 これらの風習は、その土地の歴史や信仰、そして人々の暮らしと密接に結びついています。

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