季節の移り変わりを山々の色彩から感じられる東秩父村。なかでも村中が満開の花につつまれる春は、一年で色鮮やかな季節です。「桃源郷」と称される大内沢地区の「花桃の郷」は、東秩父村の代表的な春の名所。「虎山の千本桜」は山一面に桜のひな壇が広がり、登っていくと桜のトンネルをくぐっているかのようです。白石地区では、桃・レンギョウ・ツツジなど色とりどりの花が咲き、ハイキングコースにお薦めです。

東秩父の魅力がぎゅっと詰まった道の駅「ひがしちちぶ和紙の里」。手漉き和紙の「細川紙」は、ユネスコ無形文化遺産に登録され、和紙の強靭さや１００年耐えられる保存性は海外でも高く評価されています。道の駅では、手漉き和紙の体験はもちろん、そば・うどんづくりも体験できます。中庭には茅葺き屋根の「紙すき家屋」があり、趣ある庭園からは受け継がれてきた歴史を感じることができます。農産物直売所では村の新鮮な野菜や加工品のほか、売店ではイワナやおやきなど、ここでしか味わえない里のごちそうが盛りだくさんです。たくさん遊んで学んで食べて、存分に楽しんでいただけます。