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香り・余韻でハマる、天草発クラフトビール

公開日:2026/06/22 更新日:2026/06/29
執筆:天草市ふるさと納税サポート室 大塚 「気づいたら、どんどんハマっていたんです。」 そう語るのは「AMAKUSA SONAR BEER」の代表・荒木さん。 きっかけは、友人と出かけたレストランで出会ったベルギービール。 それまで知っていたビールの概念を覆す、香り、味わい、そして余韻。 その衝撃が、熊本で美容院を営みながら、天草でビールをつくるという挑戦へとつながっていきました。 目次 ・そもそもビールとクラフトビールの違い ・暑い土地で挑む、ホップ栽培 ・200種類以上の挑戦 ・原点にして代表作「White Pearl」 ・一番美味しい状態で届けるために ・こんな時に飲んでほしい ・天草から、未来へ

そもそもビールとクラフトビールの違い

クラフトビールは一般的に、小規模な醸造所でつくられるビールを指し、対してビールは大手メーカーが製造するものとされています。 ただし、明確な定義があるわけではありません。 創り手の感性によって、味も香りもまったく異なる表情を持つ。 それこそがクラフトビールの魅力です。

暑い土地で挑む、ホップ栽培

ビールの味わいを決める重要な原料「ホップ」。 苦味・香り・泡立ちを生み出す、“ビールの魂”とも呼ばれる存在です。 AMAKUSA SONAR BEERがまず取り組んだのは、このホップの栽培でした。本来は東北のような冷涼な気候(緯度35〜55度付近)が適しているとされる作物。そのため、温暖な天草での栽培は難しいとされています。 それでも荒木さんは、「ここで育てる」ことを選びました。 実家の休耕地を活用し、父とともに一から始めたホップ栽培。 しかし天草では、ホップは小ぶりで収穫量も決して多くはありません。 けれどそれは同時に、「ここでしか生まれない希少な素材」でもあります。 冬の終わり、1〜2月に芽吹き、初夏の6〜7月に収穫を迎えるホップ。 すべて手作業で育てられ、その一つひとつがビールの個性をつくり上げています。

200種類以上の挑戦

AMAKUSA SONAR BEER は、2026年で7年目。 これまでに生み出してきたクラフトビールは、200種類以上にのぼります。 最初に誕生した「White Pearl」をはじめ、人気のヘイジーIPA(インディア・ペール・エール)や伝統的なスタイルまで、その表現は多彩です。 仕込みはタンクごとに異なるレシピで行われます。 ホップの量、水質や温度、発酵前の麦汁の糖度、発酵後の状態—— 細かな調整によって、同じものは二度と生まれません。 1タンクあたり約10バレル、2,500〜3,000本。 決して多くはない生産量だからこそ、一つひとつに個性が宿ります。 それはまさに、一期一会の味わい。 パッケージもビールごとに異なり、荒木さんやスタッフのインスピレーションから生まれています。 こうして、天草の魅力を伝えるビールが形づくられていきます。 ▼様々なパッケージ:見た目も可愛いものからスタイリッシュなものまで

原点にして代表作White Pearl

天草で育てたホップと、無農薬のパール柑。 この土地の恵みを掛け合わせて生まれた、AMAKUSA SONAR BEERの原点です。 収穫したパール柑は、果皮と果汁に分けて丁寧に保存。 仕込みの工程で、それぞれを最適なタイミングで加えることで、 ・柑橘の爽やかな香り ・すっきりとした飲み口 ・やさしく広がる果実の余韻 を実現しています。 皮も果汁も余すことなく使うことで、フレッシュな一杯に。 クラフトビールが初めての方にも飲みやすく、それでいてしっかりと個性を感じられる味わいです。

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一番美味しい状態で届けるために

クラフトビールは、ろ過や熱処理を行わず、「活きた酵母」を残しているものが多くあります。 そのため常温では酵母が過剰に働き、味や香りが変化してしまうことも。 だからこそ、冷蔵での配送が基本です。 品質の変化(いわゆる“味変”)を防ぎ、できたてに近い風味を保つための大切な工程です。 White Pearlも冷蔵にての発送となります。

こんな時に飲んでほしい

クラフトビールは、香り・味・色、そのすべてに個性があります。 だからこそグラスに注ぎ、ワインのように五感で楽しんでほしい一杯です。 大量生産ではない分、一般的なビールより少し贅沢な存在。 だからこそ—— ・お祝いなどの「ハレの日」に ・何気ない一日を、少し特別にしたいときに ・頑張った日のご褒美として そんな時間に寄り添うビールであってほしいと、荒木さんは語ります。

天草から、未来へ

「うまくいっているかは、まだ分からない。」 そう語るのは、現状に満足せず、常に“もっと美味しい”を追い求めているから。 天草産の柑橘や熊本県産レモンなど、地元の素材を活かしたビールは、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。 その一杯には、地域の素材の個性と、つくり手の感性が重なり合い、 ここでしか出会えない味わいが生まれています。

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▼ 天草からのおたより