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「顔が見える航空会社」~天草の空を支える、天草エアライン株式会社~

公開日:2026/05/15 更新日:2026/06/03
執筆:天草市ふるさと納税サポート室 大塚 48席の飛行機で、「また会えたね」が生まれる空があります。 天草と都市を結ぶ“空の架け橋”として、地域の暮らしと観光を支え続けているのが、天草エアライン株式会社です。 天草エアライン(AMX)は、熊本県の天草空港を拠点に、 ・天草 ⇔ 福岡 ・天草 ⇔ 熊本 ・熊本 ⇔ 大阪(伊丹) の路線を運航する地域密着型の航空会社です。 運航を担うのは、ATR42-600型機(48人乗り)の「みぞか号」1機のみ。 ※定期整備時には、日本エアコミューター株式会社の同型機を使用して運航します。 1機で地域の空を支えるその姿から、“日本一小さな航空会社”とも呼ばれています。 しかし、その「小ささ」こそが、天草エアラインならではの大きな魅力を生み出しています。
目次 ・一致団結して飛ばす会社 ・距離が近いから、心が届く ・48席だからこそ生まれる一体感 ・“乗ること”そのものが楽しい航空会社 ・手作りだから伝わる、ぬくもり ・忘れられない出会いがある ・不確実な空だからこそ、誠実に ・地域とともに、これからも

一致団結して飛ばす会社

「一致団結して飛ばしている会社だな、と思ったんです」 そう話してくれたのは、入社4年目、CAとして3年目を迎える一岡さん。 熊本県出身ではあるものの、天草出身ではない一岡さんが天草エアラインを選んだ理由は、「地元に貢献したい」という思いと、この会社ならではの温かな空気感でした。 天草エアラインでは、一人が担う役割は一つではありません。 ・客室乗務員(CA) ・グランドスタッフ ・予約対応 スタッフ一人ひとりが複数の役割を担いながら、日々の運航を支えています。 だからこそ、「自分たち全員でこの一機を飛ばしている」という意識が自然と生まれています。 部署の垣根を越えて支え合う姿は、まさに“チームで飛ばす航空会社”そのものです。

距離が近いから、心が届く

天草エアライン最大の魅力は、「人の温度」を感じられるお客様との距離の近さです。 電話で予約を受けたお客様と、空港のカウンターで再会し、さらに機内で接客する。 そんな出来事が、日常の中にあります。 顔を覚え、声を覚え、また会える関係が自然に生まれていく。 「また会えたね」 そんな言葉が自然に交わされる航空会社は、決して多くありません。

48席だからこそ生まれる一体感

天草エアライン株式会社を支えるスタッフは、約60名。 わずかな人数で365日の運航を支えています。 一機の飛行機を、全員で飛ばしている——そんな一体感がこの会社の根底にあります。 部署の垣根を越えて協力し合い、状況に応じて柔軟に動く。 その姿は、まさに“チームで飛ばす航空会社”。 あたたかさ、親しみやすさ、そして強い結束力。 それが天草エアラインの大きな強みです。 ※動画出典:天草エアラインMIZOCA_OfiicialのYouTubeより

“乗ること”そのものが楽しい航空会社

天草エアラインは、単なる移動手段ではありません。 「乗ること自体が楽しい体験になるように」 そんな想いから、さまざまなユニークな企画が生まれています。 例えば、 ・天草地域住民向け「孫とペア割」 ・クリスマス限定の「サンタこす割」 ・「乗るだけ運賃(1日10便搭乗チャレンジ)」 といったユニークな運賃企画があります。 特に「乗るだけ運賃」は、39名の募集枠に対して延べ577名もの応募が集まるほどの人気を集めました。 さらに、 ・牛深ハイヤ祭りツアー ・天空ジップラインツアー ・みぞかファンに人気の機体洗浄体験ツアー など、地域と連携した体験型企画も実施しています。 子どもの日や季節イベントに合わせた機内サービスなど、乗客が思わず笑顔になる取り組みも少なくありません。 「お客様がきっと天草を楽しんでくれる」 「地域の人にも喜んでもらえそう」 「面白そうだからやってみよう」 そんな自由で柔軟な発想を、すぐに形にできるのも、天草エアライン株式会社ならではの魅力です。

手作りだから伝わる、ぬくもり

機内でぜひ手に取ってほしいのが、手作りの機内誌「イルカの空中散歩」です。 企画から取材、執筆まで、すべて客室乗務員(現在4名の担当者)が手がけ、毎月発行されています。 2026年5月時点で、第305号を迎えました。 誌面では、天草だけでなく、熊本・福岡・大阪など就航地の魅力や、そこに暮らす人々の想いが丁寧に届けられています。 誰にでも伝わるやさしい言葉選び。 写真や色使いにも工夫が凝らされ、「読んで楽しい」「また開きたくなる」誌面づくりが徹底されています。 まるで、誰かから届いた手紙を読むような温かさがあります。 さらに、ヘッドレストカバーもCAの手作りです。 季節や地域にちなんだ絵柄を鉛筆で下書きし、一つひとつ丁寧に切り抜いて仕上げています。 こうした小さな工夫の積み重ねが、お客様との距離をぐっと縮めています。

忘れられない出会いがある

一岡さんが語ってくれた、印象的なエピソードがあります。 初めて兄弟だけで飛行機に乗る、不安そうな子どもたち(小学生の弟さんと中学生のお姉ちゃん)。 機内でサポートした後、その子どもたちから手紙を受け取りました。 そして翌年。 さらにその翌年も。 再び同じ子どもたちが搭乗してくれたのです。 小さな飛行機だからこそ生まれる、顔の見える関係。 その出会いは、乗客にとっても、働く人にとっても忘れられない記憶になっていきます。

不確実な空だからこそ、誠実に

空の旅は、時に天候に左右されます。 着陸ができない。 やむを得ず引き返す。 そんな判断を迫られることもあります。 そのときに大切なのは、 ・複数の移動手段や代替案を提示する ・状況をわかりやすく伝える ・不安な気持ちに寄り添う 一つひとつは、決して特別なことではありません。 しかし一岡さんは、「“当たり前”を、どこまで丁寧に積み重ねられるかが大切なんです」と話します。 目の前にいる一人ひとりの不安を、自分ごととして受け止める。 だからこそ、にじみ出る“おもてなし”があります。 予測できない空の中でも、「ここなら大丈夫」と思っていただける安心を届けること。 それが、天草エアライン株式会社が大切にしているサービスのかたちです。

地域とともに、これからも

天草エアライン株式会社は、地域の「足」であり、観光の入口でもあります。 そしてその運航は、地域住民だけでなく、ふるさと納税を通じて応援してくださる多くの方々にも支えられています。 寄附金の使い道として設けられている「がまだせ天草エアライン」は、日々の安全運航や利用促進を支える大切な取り組みのひとつです。 この使い道を選び、応援してくださる一つひとつの想いが、天草と各地を結ぶ“空の架け橋”を未来へつないでいます。 その根底にあるのは、「天草をもっと知ってほしい」「この地域の魅力を届けたい」という、変わらない想いです。 48席の小さな飛行機には、たくさんの人の想いが乗っています。 皆さまからのご支援を力に、天草エアライン株式会社はこれからも地域とともに飛び続けます。 ぜひ天草を訪れた際は、天草エアラインに会いに来てください。 ※離陸動画出典:天草エアラインMIZOCA_OfiicialのYouTubeより

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