名水
竹田湧水群は、環境省「名水百選」に
選ばれています。
市内のいたる所に湧き水が見られ、
たくさんの水汲み客が訪れます。
清らかで美しい水は、飲用や農作物育成だけでなく、竹田市の自然、歴史、文化を形成する礎となっています。
豊かな自然と清らかな水、良質な炭酸温泉、
歴史ファンを魅了する岡城跡など、
その魅力は一言では語り尽くせません。
準高冷地の気候を生かし澄んだ空気と
名水で育ったお米や野菜・果物、豊後牛を
はじめとしたお肉など農産物も自慢です。
標高325mの高さにそびえ立つ堅城。文禄3年に豊臣秀吉の命でこの地にはいった岡藩初代藩主中川秀成(なかがわひでしげ)が石垣づくりのお城にしました。
本丸からくじゅう連山を、西の丸からは阿蘇山と城下町を一望でき、二の丸には「荒城の月」の作曲者瀧廉太郎像(朝倉文夫作)があります。
大分県竹田市では、4月に「岡城桜まつり」が開催されます。
見どころは、日本桜名所100選に選ばれた「岡城跡」から竹田の城下町を練り歩く大名行列。
満開の桜の下、史実に基づき再現された大名行列は、まるで江戸時代にタイムスリップしたように感じます。
また、甲冑武者行列、鉄砲隊による火縄銃の演武も同時開催。
岡城に咲く桜と竹田の歴史を見に出かけてみてはいかがでしょうか。
竹田市内中心部では、城下町の風情を遺しながら現代建築物も共生しています。 隈研吾氏設計の竹田市歴史文化館『由学館』や『竹田市城下町交流プラザ』、日本図書館協会建築賞受賞、日本建築学会作品選奨(いずれも2019年)の『竹田市立図書館』など、高い評価を得ている建築物が昔ながらの景色と調和した姿が見られます。
竹田市には日本古来のマタケ・ハチクと、中国から350年前に日本に導入されたモウソウチクなどの竹資源が豊富に自生。
近年、竹の需要は激減し、それに連れ竹林の荒廃も進むなか、竹田市観光ツーリズム協会では平成12年から竹灯籠による町並みのライトアップを企画。2万本の竹灯籠が城下町を照らし出します。
大野川の源流であるこの滝の雄大な飛瀑は、訪れる者を幽玄の世界に誘う。「大分県百景」の一つで下流の陽目渓谷は野外レクリエーション地で春は新緑、夏はキャンプ、秋には紅葉が楽しめます。