太古からの自然を大切にし、その美しい海で質の高い真珠を作りたい

1992年に水産庁の許認可を受け、日本銀行から海外直接投資のライセンスを取得。同年、パラワン州ブスアンガ島に真珠養殖基地を建設。天然白蝶貝による養殖を開始。以降、28年間にわたり高品質な南洋真珠の生産を続けております。生産品はゴールデンカラーに特化し、その特徴的な色の濃さにより世界中で生産される南洋真珠の中でも、金色の濃さという点で一線を画しています。株式会社マルガリータはそのゴールデンパールを生産している真珠養殖場の販売会社です。

島の人々はそのような果物や海でとれた魚を生活の糧にして暮らしてきました。
そんな大自然と人々の暮らしが調和した島で、真珠養殖をするには大変な覚悟が必要でした。
何よりも太古から続く生態系を壊さないようにしなければなりません。
一度壊された生態系は簡単に元には戻らず、数千年数万年を経てこの島・海は息づいてきたからです。

そこで我々は真珠養殖基地を作るにあたり、海を汚すことの無いように浄化槽を完備した施設を作りました。
また、焼き畑による自然林の消失が海を消耗させることを島の人々に時間をかけて説明し、人々とともに植林を行ったり、海においては、海面でダイナマイトを爆発させて、そのショックで浮いてきた魚を捕るダイナマイトフィッシングや、青酸カリを流して魚を捕るサヤナイトフィッシングと呼ばれる、小さな稚魚まで根こそぎ捕ってしまう漁法の根絶活動など、自然保護活動をゆっくりゆっくり進めました。

最初は新参者である我々の話を聞いてくれる人も少なく、しかも彼らの生活の糧を得る方法を否定したのですから多くの反発がありました。 当時島の人々の収入はとても低く、そのような違法手段を行う他に生活が維持できないという現実があったのです。
我々が真珠養殖を始め、そのプロジェクトに参加してもらうことで人々の収入が安定するようになり、30年たった今では島の人々に「自分たちの真珠養殖場」と考えてもらえるようになりました。

島の子供たちのため育英資金を設け高校・大学への進学を可能にし、医療施設への資金援助など、日本人だけロイヤリティを手に入れるのではなく、共に喜びを分かち合う事によって、島の人々との高いリレーションシップを作り上げることができました。
「太古からの自然を大切にし、その美しい海で質の高い真珠を作りたい」
それが日本人だけでなく、島の人々との共通の想いです。

マルガリータの真珠は大自然が残された貴重な海で、島の人々と我々の手によって大切に育てられております。
どうぞそのゴールドに輝く真珠をご覧くださいませ。