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【第341号】3月のお庭の手入れ

公開日:2026/03/17 更新日:2026/07/10
  • 3月の植物管理のうんちく

    苗木部通信 no.341 より 〜 2026年3月10日配信 〜 こんにちは。苗木部部長の高井尽です。 植物管理のうんちくをお届けししております。 よろしくお願いします!
    春の息吹が所々に感じられ、楽しみです。 風が吹く日はまだまだ寒いですが、風がなくて晴れた日は暖かくなってきました。 暖かいと花粉が多いので、花粉症の方は辛い季節かもしれません。 そろそろ芽吹きの季節です。 地温の上昇を感じて植物は春を知ります。 寒さ避けのためにしていたマルチング材はそろそろ取り除いて、 地面に直射日光を与えて地温上昇をさせていただくと良い季節になってきました。 3月の植物管理のうんちくをお話しします。 【植え付けについて】 冬は根っこを広げて植えても大丈夫でしたが、春から秋の生育期に植え付けを行う場合は、根を傷つけないように注意して植えてください。 根をほぐさずに植え付けます。 植え付け時に土がボロボロと落ちても慌てずに、そっと植えていただだければ大丈夫。 植え付け後は土と根っこがよくなじむように徹底的に水をたっぷりと土に与えましょう。 植物が水を欲しがっているから水を与えるのではありません。 土に水を与えることで、土がドロドロのお汁粉状になり、土と根っこが馴染めるようにします。 以前に植えた株も土が沈んでいる場合もあります。なので、周囲の土を寄せてきて盛り土するなど、株元に土を足してあげましょう。 【肥料について】 成長期が始まる3月ごろに有機肥料を与えると、活動が始まる春ごろに養分となって根が吸いあげて春以降の成長につながります。 3月の肥料は寒肥的にも間に合います。 もし、12月以降肥料を与えていなければ、腹持ちしやすい有機肥料を与えると良いです。 有機肥料は表土に撒くだけだとニオイやカビが発生しやすいので、 土のなかに埋めるか、撒いた肥料の上に土をかぶせるようにしてください。 【剪定や誘引について】 秋以降に剪定をしなかった植物は樹勢を回復させるために枝先を少し切り詰めます。 また、枝葉が混み合っているようであれば剪定をします。風通しをよくするための剪定を行います。
    【水やりについて】 根は水を求めて伸びていきます。 常に湿りっぱなしよりも、乾いたり湿ったりの繰り返しが根を育てます。 慣れないうちは面倒でも土に指を突っ込んで、土中が湿っているか確認し、 土中まで乾いてきたら水をたっぷりと与えてください。 あるいは、鉢植えの場合では鉢を持ち上げてみてください。 持ち上げてみた感じ、軽く感じたら乾いてきたサインです。 葉っぱが小さかったり少なければ、水を吸い上げる量も少ないので、土の渇きがゆっくりです。 葉っぱが多くなるにつれ、温度が高くなるにつれ、葉っぱが大きくなるにつれ、植え付けしてから月日が経つにつれ、土が乾くのが早くなります。 水やりはなれないうちは必ず土の乾き具合を確認してからお願いします。 土が乾いていなければ水は必要ありません。 与え過ぎは根腐れにつながります。 また、雨が当たる場所に地植えしてある場合では、よほど乾燥する場所でなければ水は雨水だけでも十分です。 外に育っている街路樹や公園の植物のほとんどは水やりをされなくても育っています。 基本は「土が乾いたら、たっぷりと」。 木の大きさや土の量、日当たりなど、環境によって土が乾く早さは違いますので、 水やりする前によく観察してあげること。 どうか、水遣りの前に、土の観察をお願いします。 観察をすることが最適な水やりの頻度がわかるコツです。 水やりは朝に与えると良いと思います。
    【病気、害虫、なんだこりゃ?】 3月の病害虫としては、うどんこ病やアブラムシが発生します。 うどんこ病は気温が13~25度くらいで空気がこもっている環境で発生しやすいです。 つまり温室内とか軒下など。 うどんこ病は葉っぱが白く粉が出たような感じになります。 アブラムシは花芽や新芽に出やすいです。 植物によって、品種によって、うどんこ病がよくつく植物やアブラムシがよくつく植物があります。 薬剤散布で退治しましょう。 薬剤は病変部位だけでなく、葉の表、裏、枝も。 そして、表土や周囲も。できるだけ丁寧にたっぷりとかけます。 苗木部ではだいたい10日に1回は薬剤を散布しております。 今年は2月に2度、消毒散布をしました。 今朝入荷した落葉果樹も硫黄合剤が散布された苗でした。 なので、届いてすぐに病気が出た!ということもタイミングによってはないとは言い切れませんが、 でも、それは非常に稀で、しばらくは病害虫は出ないと思います。 病気(?)、害虫(?) 日焼けあとなどが低温で細胞が変色して目立つようになった自然現象でできたシミか、 葉の傷などが低温で目立つようになったものか、あるいは以前の病変部位のあとかもしれません。 人間でいうところの肌のシミやほくろのようなものかな? 病気なのかそうでないのかがわからない時は、病変部位を取り除き、しばらく様子を見ましょう。 マンションの高層階や屋内栽培でも病害虫はつきます。 暖房の効いた屋内やベランダなどでは高温乾燥風通しが悪いので、ハダニが出やすいです。 何か心配な場合は早期発見で心配な葉を取り除いてやってください。 うまく生育してくれない・・・など、 ご心配なことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。 早く元気になってくれるよう、対処方法などをアドバイスさせていただきます。 ご相談は早ければ早いほど確実です。よろしくお願いします。 園芸って素晴らしいです。 最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました! 苗木部 部長 高井尽(たかいつくす)
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