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目指せ宮崎産100%ビール!ホップオーナー制度!

公開日:2025/04/25 更新日:2025/06/10
ホップオーナー!ホップ栽培体験プログラム
宮崎県産ホップのオーナーになりませんか? ホップオーナー制度は、ホップ苗の生育を見守りながら「完成ビールを受けとれる」生育応援企画です! ビールに欠かせないホップの成長、収穫、そしてビールが出来上がるまでの一連の流れを一緒に体験してみませんか??温暖な宮崎県ではホップ栽培は難しいと言われていますが、ひでじビールは2016年からチャレンジしています。今年も無事に収穫・醸造・お届けできますように!応援よろしくお願いします(^O^) 注)本制度は、苗が成長しても苗自体の所有者になれるものではございません。 特典としては生育を見守りながら「完成ビールを受けとれる」生育応援企画です! 万が一、ホップが不作の場合は代替商品として同本数の他ビールをお送りいたします。
宮崎県産100%ビールへの想い
ひでじビール醸造所は、自然豊かな宮崎県延岡市でもさらにもっと山深い「祖母傾山国定公園 行縢(むかばき)山」の麓に位置しています。 行縢山の中心部分には岩壁剥き出しの切り立った谷があり、日本の滝100選にも選ばれた名瀑「矢筈(やはず)の滝」が落差約80mに渡って流れ落ちています。当社の醸造所は、平成8年に延岡市の名士「故 西田 英次(ひでじ)翁」によって、矢筈の滝のすぐ下流に設立されました。以来、25年に渡って行縢山の花崗岩でゆっくりと綺麗に磨かれた伏流水を使い、大自然の中でビールと真摯に向き合いながらこだわりの商品造りを続けています。 美味しいビールを造る秘訣は「元気のいい酵母に綺麗な環境で働いてもらう事」。平成18年に社運をかけてビール酵母の純粋培養技術を導入し、徹底した衛生管理の下で「何杯飲んでも飲み飽きないビール(ドリンカビリティ)」を目指し、醸造スタッフ一丸となって品質改善に取り組んでおり、これまでに国内外にて高い評価を得る事が出来ています。
事業廃止の危機?!最大のピンチ!
平成6年の「地ビール解禁」により全国で地ビールブームが到来、各地にブルワリーが設立されました。しかし、当時は各ブルワリーの醸造技術がまだ未熟で、高品質なビールを安定的に供給することが難しく、ブームはすぐに鎮静化してしまいました。 ブームの沈静化後、当社も思うように出荷数量を伸ばす事が出来ず、気がつけば数千万円の事業赤字を抱える事に。そんな折、ビール事業を応援してくれていたグループ会社の社長が急逝・・新たに就任した社長が私たちに突き付けたのは「ビール事業からの撤退」という現実でした。 純粋培養技術の導入により品質が向上し、国内コンペでの金賞受賞など対外的な評価も得て「さあこれからだ!」という時に突き付けられた、あまりにも無慈悲な現実・・。 何とかこのビールを残す事はできないか。当時、事業責任者であった私は悩んだ末に、EBO(従業員による事業買収)という手法による事業存続の可能性に賭ける事にしました。 当時は「クラウドファンディング」の様な便利な仕組みも無く、支援してくれる企業や金融機関を探す為に県内各地を奔走しました。幸いにも地元銀行1社が協力してくれる事となり、平成22年に宮崎県初のクラフトビール専門会社「宮崎ひでじビール株式会社」がEBOにより設立、再スタートを切る事が出来ました。
さらなる試練、生まれた想い
会社を設立したのもつかの間、ひでじビールにはさらなる試練が待ち受けていました。 平成22年から23年にかけて宮崎県を襲った「口蹄疫の蔓延」「新型鳥インフルエンザ発生」「新燃岳噴火」です。一連の災厄により、宮崎の観光業・飲食業は深刻なダメージを受け、当社も設立初年度にビール出荷量が激減・・絶望感と無力感に天を仰ぐ毎日でした。 そんな窮地を救ってくれたのは、地元の支援者の方々、飲食店など取引先様や多くのお客様でした。 未曽有の危機を何とか乗り越え、経営も持ち直した頃、私たちにある想いが芽生えました。 「クラフトビールを通して地元に恩返しをしたい!」 その後、社員からの提案で生まれたのが、地元農業とのコラボ企画「宮崎農援プロジェクト」です。
夢は「宮崎県産100%ビール」へ
宮崎農援プロジェクトは、「地元農産物を積極利用したビールを商品化し、県内農業の活性化に繋げる」という社内企画です。 このプロジェクトから、日向夏、金柑など地元の素材を副原料に活用した様々なビールを商品化することが出来ました。 現在、多くのお客様にお楽しみいただいている「九州CRAFT日向夏」「きんかん」「ゆず」といったラインナップはここから始まりました。 とはいえ、主原料である「麦芽」「ホップ」に関してはヨーロッパなどの海外産に頼っているのが現状。「これで本当に満足していいのだろうか」「本当の意味で地元に愛されるクラフトビールを目指すなら、地元産原料100%のビールを目指すべきではないだろうか」 プロジェクトに新たな目標を設定し、原料調達・技術開発等の準備を始めました。 その時、私たちはまだ気づいていませんでした。宮崎県産原料100%ビール実現までが、長い長い道のりとなる事に・・。
大麦栽培
ビールの原料といえば、まずは大麦が思い浮かぶと思います。 でも、大麦そのままの状態では美味しいビールは出来ません。二条大麦と呼ばれる専用品種を栽培し、収穫した大麦を「麦芽」に加工(モルティング)して初めてビール原料となります。 宮崎県産100%を実現するための第一歩として取り組んだのが、二条大麦を栽培してくれる農家さんを探す事。 宮崎県は高温多湿な気候の為、ほとんどの地域で大麦が栽培されていませんでした。唯一、県西部の高原町で味噌用の大麦を栽培していた農家さんの協力を得て、平成23年より約4haの畑で二条大麦の契約栽培を開始しました。 ここから「宮崎県産原料100%ビール」実現への戦いがスタートしました。
麦芽づくり
次のハードルはモルティング装置の開発でした。当時、九州で大麦の加工装置を持っていたのは大手ビールさんだけで、その技術は公開されていません。 スタートは手探り・・ホームセンターで購入した材料で自作の装置を作りました。それなりの麦芽はできたものの、量産体制の整備が課題となりました。 そこで、平成24年より宮崎県食品開発センターと木城町の乾燥機メーカー(ドライアップジャパン)の技術協力の下「麦芽加工装置」の開発に着手。試作機で失敗と改良を繰り返し、大手ビールさんからのアドバイスも頂きながら、実に5年の歳月を経てモルティング設備が完成しました。 平成29年、開発した装置を活用して宮崎県産麦芽100%ビール「YAHAZU」をリリースしました。 「このビールを飲みに宮崎まで来て欲しい!このビールが観光・飲食店業の活性化に繋がれば・・」という想いから地元飲食店限定で提供しており、現在もお客様から非常に好評価を頂いております。
ホップ栽培開始!
宮崎県産原料100%ビールの先駆けとなるYAHAZUの商品化に成功し、残された課題は「地元産ホップ」のみとなりました。ホップは東北地域などの寒冷地が主産地です。当時、ホップは島根県以南で栽培された実績が無く、農産園芸の専門家からは「九州での栽培は非常に困難」と言われておりました。 それでも諦めきれず、「まずは先進地を観てみよう」という事で、H28年にドイツ・バイエルン州のホップ生産者を訪問。ホップ棚の規模に圧倒されながらも、宮崎県でのホップ栽培への想いや気象データを伝えたところ、やはり「難しい」との回答でした・・。 難しいと言われれれば言われるほど、宮崎県産100%ビールへの想いは募るばかり。 とにかくまずは植えてみよう! ホップ苗をアメリカから取り寄せて、地元のお茶農家さん(亀長茶園)の畑にホップ棚を製作、200株程植栽させて貰いました。 その後、幸運にもキリンビールの技術協力を頂く事が出来、岩手県の生産現場の視察や生産者様との意見交換を経て、平成29年には県内農業者3者と県総合農業試験場(宮崎県薬草・地域作物センター)で「宮崎県ホップ生産者協議会」を設立、組織的にホップ栽培に取り組んでいく事となりました。
直面する困難…九州産ホップは無理なのか
植え付け初年度から4年目まではホップ株が順調に成長しました。分かった事は、温暖な九州ではホップの「つる」の伸びが早く、じっくり成長する寒冷地に比べて「毬花(まりはな)」の収穫量が少なくなってしまう事。「九州産ホップは大量生産は難しいけど、クラフトビール向けの少量生産であれば全然成り立つ!!」自信に繋がった4年目でした。 しかし、本当の試練は5年目(令和2年)に突然訪れます。圃場に植栽していたホップの株がほぼ全て「根腐れ」を起こしてしまったのです。掘り起こしても、掘り起こしても株が見つからない・・この時のショックと絶望感は今でも忘れません。 根腐れの原因を探るべく、農業試験場の協力の下、土壌調査を実施。原因は、圃場の「水はけの悪さ」という事が分かりました。。 そこからビール醸造スタッフ総出で土壌改良作業に取り掛かります。約2か月の間、重機を刈り出し、排水パイプの埋め込みなどの土木作業。 ついに排水改善に成功。 老朽化した木製ホップ棚も私たち自身の手で耐久性の高い鉄管製に改修しました。
そしてホップオーナー制度の立ち上げへ!
心機一転、令和2年5月に新たなホップ株をアメリカより300株仕入れ、万全の体制で再スタート。根腐れも起きず、初年度としては上々の収穫量を得る事が出来ました!! とはいえ、九州でのホップ栽培はまだまだ未知の分野です。病気、害虫、生産規模の拡大・・抱える課題は数多く、また、農業としての軌道に乗るまでは、ホップ農家さんへのメーカー側からの継続した支援が欠かせません。 宮崎県産100%ビールの継続した生産を実現する為、皆様からのご支援が頂ければ・・との思いから今回の「ホップオーナー制度」を立ち上げました。 麦芽やホップなどのビール原料は、欧州などの海外産がコスト安である事は否めません。それでもなぜ私達がコスト高な地元産原料、しかも100%使用に拘りたいのか。それは、私達がクラフトビールという産業を「持続的に地方経済を支える事ができる産業の一つ」と捉えている為です。 具体的に説明すると、「地元産原料でビールを造り、地域外に販売して外貨を獲得する事で、その外貨を農業者さんをはじめ地域内に再分配できる産業」という事です。勿論、地元産原料の使用率が高いほど、地域での経済効果が高まります。 ただ、クラフトビールという産業は「畑から商品が出来て飲食店などの市場で提供される」という一連の商流が、とても身近でイメージし易い産業だと思うんです。私達の取り組みがモデルケースとなって地域内の他の産業に波及していけば、いずれそれが大きな潮流となって、本当の意味で自発的な「地方創成」を産み出す事が出来る・・と本気で考えているのです。 「宮崎県産100%ビール」で、地元農業者の方々に元気をお届けしたい!!ワクワクする様なビールを造って皆に笑顔をお届けしたい!!そして、「地元産100%ビール」という取り組み自体が全国に波及すれば、クラフトビールが地域経済を支える産業の一つとしてそれぞれの地域に根付いていけるのではないか。 ・・そんな想いと当社の長年の「夢」がこのプロジェクトで実現できればと考えました。
長文お読みいただき ありがとうございます
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2025/07/10
購入者
夫の誕生日プレゼントに買いました。 黒ビールはちびちび飲むものだと海外の知り合いに教わりましたが、これは本当にひと口ずつ口に含んで楽しむビールだと思いました。 口の中で黒砂糖のような甘い香りが広がって、飲み込むと鼻からホクホクの栗の香りが抜けていきます。 夫も大喜びでした。ありがとうございます。
注文日:2025/06/22
  • みなさまのご参加を、お待ちしております!