短期的な金相場は、複数の要因により変動が予想されますが、専門家でも正確な予測は困難とされています。
【上昇要因】
- 地政学的リスク
ロシア・ウクライナ問題や中東情勢(イスラエル・ハマス衝突)、潜在的な台湾有事など、国際情勢の不確実性が高まると「有事の金」として需要が増加し、価格が上昇する傾向があります。
- インフレ懸念とスタグフレーション
世界的なインフレや景気後退リスクが高まる中、金はインフレヘッジやリスク回避資産として注目されています。
特に、トランプ政権の政策(関税引き上げや経済政策の不透明感)がインフレを加速させる可能性が指摘されています。
- 円安進行
日本国内の金価格はドル建て価格に加え、為替(円安)が大きく影響します。2024年4月時点で1ドル=151円台の円安が続き、これが金価格を押し上げています。円安が継続する場合、国内金価格はさらに高騰する可能性があります。
- 中央銀行の金購入
世界の中央銀行(特に新興国)が外貨準備として金を積極的に購入しており、需給バランスが引き締まる要因となっています。
【下落要因】
- 経済の安定化
世界経済が安定し、インフレが収束した場合、株式や債券など他の投資資産への需要が増え、金の需要が減少する可能性があります。
- 米金利の上昇
米連邦準備制度(FRB)の利上げが継続し、金利が上昇すると、利息を生まない金の魅力が低下し、価格が下落する可能性があります。ただし、現在の市場はFRBの利下げ予測を疑問視しており、金価格が金利上昇にもかかわらず上昇するケースも見られます。
- 突発的な売却
大口投資家や機関投資家が保有する金を大量に売却した場合、一時的に相場が下落するリスクがあります。
【結論】
2025年は地政学的リスクやトランプ政権の政策、円安基調が続く限り、金相場は高騰傾向を維持する可能性が高いとされています。
ただし、突発的な経済イベントや為替変動により一時的な下落もあり得るため、相場の日々のチェックが重要です。