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聴こえの小径
ベートーベンが活躍した当時の補聴器(Ear Trumpet)はラッパのような形をしており、話し手は先の大きく丸い部分から話しかけ、聞き手は細い先の部分を耳に入れて聞く仕組みとなっています。声は広い口の部分から管に閉じ込められた状態で狭い奥へと進むにつれ音が「圧縮」され、その為に音は「増幅」されることとなり、この増幅された音を伝えるという巧みな作りとなっています。 7歳で最初の演奏会、12歳で初めての作曲、10代で音楽で家計を支えるまでになっていたベートーベンが最初に聞こえの異常を感じたのは交響曲第一番や最初のピアノ協奏曲を書き上げた27歳の頃で、年と共に聴力が低下し、42歳の時には「隣のその先の部屋迄聞える程に大声を上げても良く聞えない」と友人が記録しており44歳の頃には補聴器を使うようになっています。 47歳で音楽が聞き取れず、48歳で会話が出来なくなり、50歳で殆ど完全に聴力を失ったものの、自殺未遂も含めた幾多の苦難を乗り越え、54歳にして不朽の名曲、交響曲第九番「合唱」をその初演で指揮しています。 演奏後、拍手、喝采、歓喜の声に背を向け立ちつくす指揮者。歌手の一人に腕を取られ、聴衆の方を向き、目で初めてその成功を知るベートーベンの姿があったのです。 もし、ベートーベンが今日の補聴器を使っていれば、どんな第九が生まれただろう、、、!? 補聴器愛用暦35年の店長が自身の耳で選んだ数々の役立つ商品を取揃えています。