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お着物の各部名称・紋

公開日:2026/01/30 更新日:2026/03/02

★お着物の各部名称について★

身丈・・・着物の身頃の丈の長さになります。      肩山から裾までの長さです。 裄 ・・・着物の背中心の最上部から、肩山を通り袖口までの寸法      肩幅に袖幅を加えた長さです。 袖丈・・・袖の長さのこと      袖山から袖下までの長さ 衿先・・・着物の衿の先端部分のこと      当店では裏側にお着物の番号が記載されています。 後幅・・・後身頃のでき上がり幅のこと      背中心から脇の縫い目までの間の裾の寸法 前幅・・・前身頃の裾の幅のこと 着付けの際に身丈等の長さは調節できます。 ただ裄の長さはあまり調整出来ませんのでご注意ください。

★お着物の紋について★

京都の留袖のメーカーさん・問屋さんなど紋の専門家の方々に聞いた話をまとめたものです。お着物に対する考え方は年月によって変化しますので一つの例としてご参考ください。

●紋の数について●

黒留袖は五つ紋ですが、 色留袖は一つ紋か三つ紋で五つ紋を入れる事は一般的にはありません。 色留袖に五つ紋を入れるとしたら叙勲や園遊会などで 皇居に行くときくらいで、黒留袖では皇居にはいけませんので 色留袖に五つ紋を入れて目上の方(つまり皇室の方)に、 最高の礼を尽くすという意味で例外的に入れることになります。 結婚式なども一つ紋で問題なく出席できる、ということです。 逆に五つ紋を入れた色留袖は結婚式など一般の行事には使用出来ない という事になります。 色留袖に五つ紋を入れると黒留袖と同格になるとか、 色留袖に五つ紋を入れなければ結婚式に出れないとか、 留袖の専門家から見て首をかしげるようなことが インターネットに書かれていると、不思議がっておられました。 第一礼装というのは黒紋付(喪服のこと)と同様に、 地色が黒であること、紋が五つ紋であることが条件ですし、 色留袖は黒留袖に準ずるものと格が決まっていますので、 いくら紋の数を増やしても黒留袖と同格になることはありません。 ただこれが全国共通かというとそうではなく例外はございます。 関東のごく一部に色留袖に五つ紋を入れる地域があるそうですが、 昔からの習慣でそれぞれの地域性がありますので それはそれで間違いではありません。 全国にレンタルしている当店はごく一部の地域に合わすことは 出来ませんので、多くの地域に合わせて一つ紋を採用しています。 ただ当店の一番多く貸し出ししている地域は その関東のごく一部の地域でして、 レンタルの場合紋に関するこだわりはあまりなくなってきた、 ということでしょうか。

●紋の種類について●

「女紋」といって家紋とは別に代々母親から受け継いできた紋をつける地域  「家紋」をつける地域、紋の種類にはこだわらない地域など様々です。 「家紋」をつける地域はごく一部で 数多い家紋の種類に対応することは出来ませんので、 当店では最も一般的な「五三の桐」という紋を多く入れています。

●色留袖は未婚でも着ることができる?●

はい、最近は不思議なことに色留袖は未婚の方でも着ることが 出来るそうです。 何故不思議かというと未婚のとき着ていた袖の長い着物を 結婚するときに留めて(切って)、短くしたのが「留袖」ですから 未婚でも着れるというのは不思議なことです。 (例)未婚→袖を短くして→既 婚 第一礼装 ・ 黒紋付 裾模様 振袖 → 黒留袖 準 礼装 ・ 色紋付 裾模様 振袖 → 色留袖 礼  装 ・ 総柄模様 振袖 → 訪問着 ただ着物の着れる範囲を広げて着る機会を増やそうということには 賛成ですので、未婚の方でも着れるようになったということには 反対ではありません。 色留袖は以前は結婚式専用のイメージだったのですが、  最近では訪問着代わりにお宮参り、七五三、入学式、卒業式などにも 使用されるようになり、確実に使用範囲は広がっています。 ここまで使用範囲を広げておきながら、 「五つ紋の色留袖でなければ結婚式はだめ」などと専門家でも不思議がる ような理由で、逆に着る機会を減らすようなことを言うのは まったくもっておかしな話だと思います。 色留袖の格は決まっていますので、 紋の数は一つでも三つでも五つでも構わない、というくらいの考えが あってもいいのではないかと思うくらいです。

●家紋の継承について●

一般的に男児のお宮参り着には家紋が付いています。(購入された場合) このとき「家紋を継承した」ことになります。 女児はお宮参り着には家紋が付いていませんが、 女性は家紋を継承しないというわけではありません。 ではいつ継承するのか、 一説には19歳の厄落としなど 「黒紋付(喪服のこと)を作って紋を入れたとき」が、 継承したときといわれています。 ただ喪服に家紋を入れる一部の地域のことで「女紋」を引き継ぐ地域などでは、 家紋の継承はしないということになります。

●色留袖について●

色留袖に付きましては地域により店によりそれぞれ考え方に違いがあり、絶対ということではありませんので予めご了承ください。 地域性のある品物に付きましては、 その地域の貸衣装店で借りればその地区に対応した品物があるかもしれませんが、 一般的なネットショップでは対応が難しいこともあるかもしれませんのでご了承ください。