ようこそ 楽天市場へ

世界一のレストラン Noma から、家族と過ごす理想の暮らしへ

公開日:2025/06/11

PAPER COLLECTIVE

世界中のグラフィックデザイナーやイラストレーター、アーティストとコラボし、ユニークで美しいポスターを生み出し続ける PAPER COLLECTIVE(ペーパーコレクティブ)。 環境に配慮したFSC認証の紙を使用し、デンマーク国内でSwanマークの認証を受けた生産を行うなど、 持続可能なものづくりにもこだわっています。さらに、売り上げの一部をチャリティーへ寄付するなど、アートを通じて社会貢献にも積極的に取り組んでいるブランドです。 今回の MAGAZINE では、そんな PAPER COLLECTIVE の世界観に共鳴する、ある一人の暮らしを訪ねました。13年以上にわたり、世界のベストレストラン「Noma」でサービスディレクターを務めた James Spreadbury(ジェームズ・スプレッドバリー)。現在はコペンハーゲンの海辺の住宅街・アマー地区に暮らし、家族との時間を大切にしながら、自らの感性を活かした空間づくりを楽しんでいます。

ジェームズ・スプレッドバリーのおうち訪問

(インタビュアー): こんにちは、James。Paper Collective をご自宅に迎えてくださりありがとうございます。 あなたが住むコペンハーゲンのエリアについて、どんな場所か、そしてこの地域で特に気に入っている点を教えていただけますか? James Spreadbury(以下James): どの季節でも海が近くにあるのが本当に気に入っています。冬の海水浴も、夏の暖かい日に子どもたちとビーチへ行くのも、どちらも水に飛び込むのが大好きです。それと、いわゆる「郊外」らしい雰囲気も好きなんです。庭のある家に住めることも気に入っていて、今はできるだけその庭で過ごす時間を大切にしています。
(インタビュアー): オーストラリアから来られたとのことですが、どういった理由でこの土地へ? また、デンマークでの暮らしの中で好きな点は? (James): 天気のために来たんですよ 🙂 ……いや、実は当時の彼女(今の妻)がすでにコペンハーゲンに住んでいて、僕自身もヨーロッパに移ってレストランで働く計画を立てていたんです。ちょうど働きたいと思っていたレストランがコペンハーゲンにあったこともあり、ここに来ました。自転車に乗るのも好きですし、水辺や港が広がる街のレイアウトも好きです。レストラン業界のコミュニティも素晴らしいですね。街は清潔で緑も多いのに、まだ電車には落書きされていたりして(笑)。
(インタビュアー): Noma でのお仕事や、レストランを取り巻くコミュニティ、カルチャーについて、そして現在の役割について教えてください。 (James): 僕が Noma で働き始めたのは2008年。当時のコペンハーゲンは、食のシーンがちょうど変わり始めていた頃でした。そんな時期に Noma の一員として関われたのは本当にエキサイティングでしたし、小さな都市で食文化を大きく変えていく中心にいられたのは特別な経験でした。僕の担当はサービスやホスピタリティのマネジメントでしたが、格式あるファインダイニングでも、もっと親しみやすく、楽しいサービスの形をつくるという新しい挑戦でした。 長年在籍していたのは、Noma のコミュニティやネットワークの存在があったからです。デンマーク国内はもちろん、世界中に広がるつながりも魅力でした。2022年に13年勤めて退職しましたが、その後3年のうち2年をオーストラリアで過ごし、今また Noma に戻って、ホスピタリティやカルチャー、ビジネス開発の仕事を続けています。
(インタビュアー): コペンハーゲンでお気に入りの飲食店をいくつか教えてください。 それぞれでおすすめの料理や飲み物もあればぜひ! (James): 思いつくままにいくつか挙げると…… Jah Izakaya: 揚げ出し豆腐と冷たいビールが最高です。 Popl: うちの子どもたちがここのバーガーを大好きなんです。 Cafe Stjernen: 近所のボデガ(居酒屋)的なリラックスした雰囲気がありつつ、ワインリストがすごい。 Møntergade: ランチのスモーブローが素晴らしいです。
(インタビュアー): ご自宅にはとても温かみのある雰囲気がありますね。リノベーションやインテリアで工夫された点を教えてください。 (James): 購入した当初は家の中が少し暗い印象だったので、最初に手をつけたのは、庭に面した窓を大きなガラス扉に交換することでした。明るさが増し、素敵な庭にも直接出られるようになったのが大きいです。 インテリアは、落ち着いたアースカラーや木の素材感が好きなので、全体的にシンプルで清潔感のある雰囲気を目指していますが、そこに少しカラーを取り入れています。玄関や子ども部屋には、もっと思い切った色づかいもしていて、それがすごく気に入っています!
(インタビュアー): Paper Collective のアートが、ご自宅の温かいトーンとよく合っていますね。選ばれた作品と、その理由について教えてください。 (James): リビングのブラウンやブルーのトーンに合うものを探していたので、Kristin Sigurddardottir の『Vessel』シリーズがぴったりでした。ソファの上の広めの壁には、あまり「整えすぎた」印象にならずにギャラリー風の空間をつくりたかったので、Floating Gallery Shelves(フローティングギャラリーシェルフ)を選びました。気分に合わせて簡単にアートを入れ替えられるのもいいですね。 『Seven Fish』は一目惚れでした。思い切って大きめサイズにして正解でした。ピーチの作品は、温かみのあるトーンがダイニングテーブルによく合っていると感じています。
▼James Spreadbury(ジェームズ・スプレッドバリー) お気に入りはこちら