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クラフトビールで人気の「Hazy IPA」ってどんなビール?

公開日:2025/10/24 更新日:2025/11/06

IPAから生まれた新しい人気者

クラフトビールの世界で、今や“主役級の存在”となっているのがIPA(インディア・ペールエール)。 しっかりとした苦味と、ホップ由来の華やかな香りが特徴で、アメリカンクラフトを代表するスタイルです。 そのIPAから派生し、ここ数年で爆発的な人気を誇るのがヘイジーIPA(Hazy IPA)。 グラスに注いだ瞬間、ふんわりとした濁りを帯びた黄金色の液体から、トロピカルフルーツのような甘い香りが立ち上がります。 「まるで果汁みたい」と表現されるほどジューシーで、ひと口目からふわっと広がる香りとまろやかな口当たりが特徴です。

ヘイジーIPAってどんなビール?

“ヘイジー(Hazy)”とは「濁っている」という意味。 その名の通り、ヘイジーIPAは他のIPAに比べて濁りが強く、見た目も味わいもやわらかいのが特徴です。 この“濁り”は、にごり成分をわざと残す製法によるもの。 麦芽やオーツ麦、小麦、そしてホップ由来のたんぱく質や酵母を濾過せず残すことで、 口当たりにまろやかさとボディ感が生まれ、IPA特有の強い苦味がやわらぎます。 結果、苦味よりもホップの香りとジューシーさが際立つ味わいに。 グレープフルーツ、マンゴー、パイナップル、オレンジピール…。 南国の果実を思わせる香りが広がり、苦味よりも「果実味と香り」を楽しむスタイルのIPAです。

なぜここまで人気になったの?

ヘイジーIPAが広まったのは、2010年代にアメリカ東海岸のクラフトブリュワリーが生み出したのがきっかけ。 これまでの「苦くてシャープ」な西海岸系IPAとは真逆の、“やわらかくてジューシーなIPA”として話題になりました。 SNS映えする“にごり”の見た目と、フルーツジュースのような香りが、クラフトビール初心者の心をつかんだのです。 今では、多くのブルワリーがオリジナルのヘイジーIPAを造り、 「どれも違って、どれもおいしい」――まさにクラフトビールの多様性を象徴するスタイルとなりました。

おいしさ引き立つ飲み方ガイド

・温度:香りを最大限に感じられるよう、冷やしすぎない(8〜10℃くらいがベスト) ・注ぎ方:缶やボトルの底にあるにごり成分を軽く混ぜてから注ぐと、まろやかさがアップ ・グラス選び:香りを閉じ込めるチューリップ型グラスがおすすめ ・ペアリング:スパイシーな料理や、柑橘系のソースを使った料理とも好相性!

こんな人におすすめ

・IPAの苦味がちょっと苦手だけど、クラフトビールに挑戦したい ・フルーティーで香りのいいビールが好き ・リラックスしたい夜に“ご褒美ビール”を楽しみたい ・「ビール=苦い」というイメージを変えたい

関連スタイルの紹介

●アメリカンIPA ー王道を求めるならー 透き通った黄金色とシャープな苦味。ホップの香りとキレのある飲み口が魅力の、IPAの基本形。
●エクストラIPA ーパンチを求めるならー 通常のIPAよりもホップと麦芽をさらに強化。力強い苦味と深いコクで、飲みごたえ抜群。
●ジューシーIPA ージューシーさをもっと楽しみたいならー ヘイジーIPAよりもさらにフルーツ感を前面に押し出したスタイル。まるでトロピカルカクテルのような飲み心地。