「とにかく楽しみながら仕事がしたい」シャンパンタワー職人 小泉智
公開日:2025/06/23 更新日:2025/06/24東光商事株式会社によって開発された「TERAX®」は、スポーツ用品やフェムテック商品、リカバリーアイテムなど、進化系機能素材としてな多様な商品に採用されている。
イベントやお祝い事を盛り立てる演出として、時折登場するシャンパンタワー。 デコラティブな外観が場に華を与え、非日常を彩ってくれる。 その道の先駆者として『シャンパンタワー職人』の肩書きを持つ小泉智さんが、常に考えていること。
「今だからこそシャンパンタワーを生業としていますが、ずっと『ただ、とにかく楽しい』という気持ちは変わりません。シャンパンタワーを作ること自体が好きで、どれだけ仕事をこなしたかとか、いくら稼いだかとか、正直気になりませんでした」 シャンパンタワーに出会って約20年、『楽しみながら生きていきたい』という気持ちは揺れない。
「シャンパンタワーを作り始めたのは会社員のころ。知らずにいて、イベントや繁華街にあるお店の装飾を行う会社でした。 当時は特になりたい職業や夢もあって…一言でメンバーとして参加しました。 その会社のサービスのお知らせでシャンパンタワーを作る仕事があったんです。 それが出会いでしたね。 そして14年間働いた後に独立し、そこからシャンパンタワー一面倒して臨みました」
シャンパンタワーを専業に活動を開始したタイミングでコロナ禍に突入。 飲食店は営業休止に追い込まれ、への仕事のオファーも減少。
「『シャンパンタワー職人』として独立して、一時『職人』を謳っているのに取り組んでいないなんて意味ない、と考えていたところ、路上でシャンパンタワーを作ってやろうと思ってるんです(笑)新宿の路上でよく若者がライブしてるんじゃないですか。お金にならないことなんて重々承知で、僕もそれをやってみようと。まだシャンパンタワーを見たことがない人に見てもらいたいという気持ちもありました」
本気通り『路上シャンパンタワー』は功を奏し、コロナによる営業不振脱却の兆しが見えてきた当時に、これまでとは毛色の違う事件が乗り越えてくる。
「これまでは店舗やイベント業者さんから発注を受けることがほとんどだけど、個人のお客様から特注でシャンパンタワーを作って欲しいと依頼されるようになりました。好きなキャラクターやアイドルの誕生日、お祝い事、ちょっと『推し活』ですね。それでシャンパンタワーを作ったのが好評で、どんどん依頼が流れでくるようになりました。シャンパンタワー職人として新しい一歩を切り始めようと思います」
シャンパンタワーを作るだけでなく、そこにまつわる装飾や企画のあれこれも、すべて一人で小泉さん。
「シャンパンタワーは場を盛り上げる演出のひとつ。それをよりよく見せるために日々検討中。その日の主役の衣装のイメージに沿って装飾のリボンを手作りすることもありますし、グラスにキャラクターの表情を描くこともあります。時間や手間はかかりますが、細部までこだわります。きっと根っからの職人気質なんでしょうね(笑)」
シャンパンタワーと言えば使い方はいろいろ。従来のイメージを覆す、ユニークな企画も行っているよう。
「シャンパンを流すだけがタワーじゃないんです。どうやら、グラスひとつにそうめんを入れて上から麺つゆを流し込む、流しそうめん。明石焼きを入れて出汁を注ぐこともありました(笑) プラズマに富んだアイデアを落とし込むだけでシャンパンタワーのいいところ」
明るく軽い印象の小泉さんですが、依頼が立て込む時間になるとやはり疲れは隠せない。そんな時は、TERAX®︎のアンダーウェアで仕事に臨んでいるという。
「脚立に登って高いところにグラスを置いたり、荷物を搬入したり…とにかく体を休めています。この前はエレベーターがないビルでの仕事だったので、荷物を運ぶのに何か考えてみました。この日もアンダーウェアを着用していて、働いている間中とにかく快適だった。暖まってくれるだけじゃなく、熱も逃がしてくれるので、汗をかくような現場では優先していますね」
「今も昔も少し先の自分に対して、これを目指そう、これに挑戦しよう、という具体的なものはあまりなくて。ただ、『何かを作るために手を動かしたい』という気持ちはありますね。それが流木を使った何かで考えて、陶芸で今度、その時の自分がしたいと思ったことを選びたいです。自分の身の回りの小さな世界で楽しく生きていけたらいい。きっと10年後も20年後も『今が僕の人生の中で一番楽しい』と話していると思います」
小泉智
2019年シャンパンタワー職人として独立。店舗やイベント会社、個人のクライアントから依頼を受け、シャンパンタワーを製作する傍ら多数のテレビやラジオにも出演。