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ズッケロが大切にしていること

公開日:2026/06/11 更新日:2026/06/11
手間をかけること。時間をかけること。 本来そこにあるはずの価値が 少し見えづらくなっているのかもしれません。 zucchero、そしてサライの製品は そんな時代の中で、 “丁寧につくられたものの価値” をもう一度大切にしたいという 想いから生まれています。

ズッケロのストーリー

多くの製品を国内の職人や 工場から仕入れ販売する事が 当時の主流でしたが、時は流れ 海外生産が広がり 世界中の製品が身近になった時代。 私たちは、 「より良いものを、より手に 取りやすい価格で届けたい」 という想いからアジア各地へ 生産者を探す旅に出ました。

きっかけはインドネシア、バリ島。

ある日、弊社の関係者がプライベートで 訪れていたインドネシア・バリ島。 ふと立ち寄った小さなお土産物屋で ひとつの革製品と出会いました。それは決して お世辞にも「品質が高い」と 言えるものではありませんでした。 しかしそこには、クラフトならではの 素朴な表情と、ナチュラルな革の風合い そしてどこか温もりを感じる佇まいがありました。 その出会いが 今ではズッケロを代表する 編込みシリーズの始まりとなりました。 ひとつの偶然の出会いが、ズッケロという ブランドの原点になったのです。

バリ島にある工場での出会い

まるで、作り手の想いが そのまま形になったような存在。 その魅力に強く惹かれ、店主に 「このバッグはどこで作られているのか」 と尋ね、すぐにその工房へと向かいました。 その光景は、かつて日本にもあった 家内制手工業の原風景を思わせるものでした。 効率やスピードが重視される現代の ものづくりとはまったく異なる、ゆっくりと 時間をかけて生まれるものづくり。 その体験から、私たちの中にひとつの想いが 芽生えました。作り手の温もりや想い そしてその土地の文化までも感じられる ものづくりを、日本へ届けたい。 その想いこそが、ズッケロのものづくりの 原点となっています。

バリ島でバッグの生産を依頼することに

しかし当時の製品は、いわば 「手作りの革小物」といったレベル。 その品質は、日本の厳しい基準を 満たすものではなく、ものづくりは 決して順調とは言えませんでした。 縫製、裁断、仕上げ。 一つひとつの工程を見直しながら 現地の職人たちと何度も試行錯誤を 重ねる日々。完成したと思えば また新たな課題が見つかる。 そんな失敗の連続が、数年間続きました。 それでも、現地の職人たちの 技術と想い、そしてクラフトの温もりを 大切にしたいという気持ちは 変わることはありませんでした。 多くの人の努力と挑戦を積み重ねながら 少しずつ品質を高め そして形になっていったもの。 それが、今の 「ズッケロ」のものづくり です。
それは、「流行るもの」ではなく 「暮らしに残るもの」です。 日々の暮らしの中で、静かに寄り添い 気がつけば自分の一部のようになっている。 そんな存在になれたらと 私たちは願っています。 使うほどに表情を変え、手に馴染み 持ち主の時間を映し出していく素材。 zucchero、そしてサライの製品に 多く使われている「革」という素材は 使い込むほどに味わいを深め ゆっくりと美しく経年変化していきます。 同じ形のバッグでも、同じ色の革でも そこに刻まれる時間は一つとして 同じではありません。持つ人の日々とともに 少しずつ表情を変えながら、その人だけの 存在へと育っていく。そんなものづくりを 私たちは大切にしています。