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紫香房について

公開日:2026/04/01 更新日:2026/07/16
「紫のちからで、清く、美しく」  紫香房は2019年9月に岩手県にて誕生し、2021年12月から楽天市場への出店を果たしました。当店自慢の無添加石鹸である「紫香房石鹸」から始まり、人気商品である無添加クリーム「桜膏-さくらこう-」、2025年9月新発売の無添加化粧水「紫潤-しじゅん-」を加えた基礎化粧品3商品を取り扱っております。  当店では生薬の原料である植物「紫」を無農薬で契約栽培し、その紫根エキスをすべての製品に贅沢に配合。自然素材を使った独自の製法でひとつひとつ手作りしています。キャリーオーバー成分を含む化学系人工化合物(合成界面活性剤、防腐剤や酸化防止剤、着色料、人工香料等)は一切含まない”本物の無添加”を追求し、どんな方にも安心してお使いいただける製品づくりに努めております。  そんな当店の成り立ちや、製品のこだわり等について掲載しています。ご興味のある方はぜひご覧になってみてください! 【目次】 (1)紫香房の成り立ち、「紫」との出会い >すべてはアトピーの悩みから >生薬「紫」との出会い (2)紫香房がこだわる2つのこと >”本物の無添加” >”選び抜かれた”原材料 (3)紫香房の商品紹介 >当社初の製品「紫香房石鹸」 >4年かけて辿り着いたクリーム「桜膏」 >肌をそっと支える化粧水「紫潤」 (4)紫香房のこれから ~製造廃棄物の堆肥化と金銀花の地元栽培~

(1)紫香房の成り立ち、「紫」との出会い

>すべてはアトピーの悩みから

紫香房代表の正部家 紫(しょうぶけ ゆかり)です。  私は岩手県遠野市出身で、鍼灸の専門学校を卒業後、東京都内のデイサービスに3年ほど勤めました。デイサービスというと、岩手県内では食事やお風呂、お昼寝など長時間の預かり型が主流でしたが、そこは機能訓練を中心とした3時間ほどのデイサービスでした。短時間のデイサービスは岩手県にはあまりないと思い、岩手に戻り2010年9月にデイサービスの会社を始めました。おかげさまで今も多くの方にご利用いただいています。  デイサービスは順調でしたが、幼い頃から悩んでいたアトピー症状が岩手に戻った頃からひどくなりました。炎症を抑える薬を塗ることで、ある程度は治まりましたが、なかなか自分に合う化粧品が見つからない悩みがありました。そこで、それなら自分に合うものを作ってみようと思ったんです。自分の肌が良くなるものを作れれば、同じような苦しみを持つ人たちの手助けにもなると思いました。

>生薬「紫」との出会い

せっかく自分に合う化粧品を作るなら岩手県のものを使いたいと思い、肌に良い薬草を必死で探していた時に「紫(むらさき)」と出会いました。  紫は紫根染めなどに使われる岩手由来の植物で、江戸時代には染料として【江戸の江戸紫】【京都の京紫】【岩手の南部紫】と言われ、日本の3大ブランドとして扱われていました。また漢方薬としても知られ、火傷や切り傷に良いとされる「紫雲膏」の原料にも用いられています。現在でも複数の製薬会社から発売されていて、最近ではアトピーに効果があるという研究成果も発表されました。  岩手に縁がありアトピーにも効く、何より自分の名前と同じことに運命を感じ、この紫を使って石鹸を作ろうと決心したことが始まりでした。  現在紫は絶滅危惧種に登録されている貴重な植物であることや、栽培の難しさから生産者さんを探すのが大変でした。なんとか県内の生産者さんを見つけ、ありがたいことに種を分けていただいたのですが、残念なことに芽がほぼ出ず1年目は失敗してしまいました。発芽率が低く、芽が出ても非常に繊細ですぐに枯れてしまう特徴があります。また、当社製品の原料として実際に使う紫の根の部分(紫根)を乾燥させるのも非常に手間がかかり大変でした。  それでも苦労の末、ようやく岩手県北上市の農家さんと出会い、2013年から無農薬での契約栽培をしていただけるようになりました。そこから徐々に栽培方法が確立されていき、近年の異常気象で難しさはあるものの安定した収量を得られるようになってきました。
  • (2)紫香房がこだわる2つのこと

    >”本物の無添加”

    紫香房製品は防腐剤・合成界面活性剤・人工香料・着色料・鉱物油・乳化剤・安定剤・動物性原料等を一切使わずに作っています。また、植物原料を直接・そのまま買い付けるなど工夫し、最終製品に持ち込まれる「キャリーオーバー成分」にも配慮するなど”本物の無添加”にこだわって製造しています。  「キャリーオーバー成分」とは、製造工程で添加・残留したものの、製品中では効果を発揮しないと考えられる微量成分のことで、防腐剤や酸化防止剤が代表例として挙げられます。化粧品には全成分表示が義務付けられていますが、これら「キャリーオーバー成分」には表示の免除が認められています。そのため例えば、「防腐剤無添加」や「パラベンフリー」と表示されていたとしても、原料の品質保持剤由来のパラベンなどがキャリーオーバーとして残留し、製品に微量ながら含まれている可能性があります。  紫香房では、成分表示に記載される成分のみが製品に含まれ、「キャリーオーバー成分」は一切含みません。もちろんキャリーオーバーとしての防腐剤や酸化防止剤も含みませんので、すべての製品には使用期限があり、特に開封後は早めにお使いいただくようご説明しています。  さらに2026年6月には、紫香房製品の安全性をより目に見える形とするために、JOCAマークを取得しました。JOCAマークとは「日本オーガニックコスメ協会(Japan Organic Cosmetics Association)」の厳格な審査によって取得することができ、一切の合成成分を使用せず、天然成分100%の化粧品であることを保証するマークです。 <登録商品番号> 【紫香房石鹸】CGAG5040001 【桜膏】CGAG5040002 【紫潤】CGAG5040003

    >”選び抜かれた”原材料

    私たち紫香房は、水以外のもので顔を洗い、お肌に何かを塗るということは肌にとって、メリットとデメリットの両方があると考えています。より肌への負担を減らすと同時に、肌細胞をそっと補助するような柔らかい効果を期待し、全製品に生薬を配合しています。    使用しているのは「紫根」「金銀花」「厚朴」「蜜蝋」で、「紫根」「厚朴」は岩手県産、「蜜蝋」は青森県産、「金銀花」のみ中国産です。「紫根」は岩手県北上市の農家さんに無農薬契約栽培をお願いし、「厚朴」は岩手県普代村の林業家さんが剥いだ朴の木の皮を自然乾燥してくださったものを使っています。このように、地元岩手県産の原料を使うことにも力を入れています。 <各生薬の効能> 【紫根:ムラサキ根エキス】 抗アレルギー作用、抗菌作用、抗老化作用、保湿作用など 【厚朴:ホオノキ樹皮エキス】 抗菌作用、抗炎症作用、鎮静(リラックス)作用など 【蜜蝋:ミツロウ】 解毒作用、生肌(傷ついた細胞の再生を促す)作用など 【金銀花:スイカズラエキス】 抗アレルギー作用、抗老化作用、美白作用、保湿作用など ※生薬の効能は科学的に証明されたものですが、そのまますべてが製品の効果になるわけではありません。  こだわっているのは生薬原料だけではありません。石鹸と桜膏の主原料である菜種油には、岩手県雫石町産の「菜の雫」を使用しています。「菜の雫」は菜種を圧搾製法により絞った製品で、有機溶剤などが含まれておらず、前述した”本物の無添加”にもつながる重要な原材料の1つです。また、紫潤に含まれるエタノールには植物由来のエタノールを使用しています。

    (3)紫香房の商品紹介

    >当社初の製品「紫香房石鹸」

  • 紫香房石鹸の主役は生薬「紫根」です。「紫根」の有効成分であるシコニンは脂溶性で、ある程度加熱することで油に溶け出すことから、基剤の菜種油に「紫根」を加えて加熱し、油が真っ赤になるまでしっかり抽出をかけます。こうして抽出したエキスを苛性ソーダと鹸化して固化させ、1か月寝かせて熟成させます。赤色の油(エキス)が苛性ソーダとの混合により青色に変わり、熟成期間を経て青灰色に、最終的には灰色っぽくなります。紫香房石鹸には製造工程で生まれた植物由来のグリセリンと生薬成分がしっかり保持され、お肌を保護する保湿成分となります。
    原料として使う「紫根」は有効成分を抽出することも、製品として閉じ込めることも難しいとされていますが、紫香房では紫根の配合割合や成分抽出温度・時間、それに伴うお肌への効果など試行錯誤を繰り返しました。そして独自の石鹸製造法を開発し、紫根エキスをたっぷりと配合した無添加純石鹸「紫香房石鹸」が完成しました。それに伴い2019年9月に紫香房が誕生し、石鹸販売を開始しました。紫の契約栽培開始から6年後のことでした。  開発した独自の石鹸製造法は、2021年発売開始の無添加クリーム「桜膏(さくらこう)」製造方法の核にもなっています。紫根からの有効成分抽出手法だけでなく、化学系人工化合物(合成界面活性剤、防腐剤や酸化防止剤、着色料、人工香料等)を使わない無添加処方で、”本物の無添加”にこだわるという当社理念の基礎ともなった製造方法でもあります。  紫香房石鹸は上記のように化学系人工化合物不使用の無添加石鹸で、原料は岩手県産素材にこだわった商品です。主原料である菜種油は雫石町産、紫根は北上市産、エッセンシャルオイルは八幡平市産となっており、石鹸を包む和紙まで岩手県の成島和紙を使用しています。この石鹸は刺激が少なく全身に使えて、シャンプーとしても利用できます。  シャンプーとして使ってくださっているデイサービス利用者の方からは、「抜け毛が減ったような気がする」「白髪染めの間隔が長くなった」というお声をいただいております。他にも「洗い上がりが突っ張らない」「さっぱりして気持ちいい」「かゆみや赤みが取れた」など嬉しいお言葉を頂戴しております。皆様にお使いいただいていることで、紫香房石鹸は「岩手フード&クラフトアワード2021」の特別賞を受賞しています。当店自慢の無添加石鹸です!

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    >4年かけて辿り着いたクリーム「桜膏」

  • 桜膏は基剤の菜種油に「紫根」「金銀花」を入れて加熱し、こちらも油が赤くなるまでしっかり抽出を行います。こうして抽出したエキスに「蜜蝋」を加えて、クリーム状になるまでかき混ぜていくと、上記の画像のようにオレンジ~桜色のクリームとなります。   この無添加クリーム「桜膏(さくらこう)」の開発は、実は紫香房石鹸の発売開始よりも前の2018年から着手していました。納得行くまで何度も作っては試すを繰り返し、約4年間かけて生まれた自信作です。桜膏は生薬成分「紫根」に加え、「金銀花」と「蜜蝋」を配合しており、これら生薬の最適な配合割合や、お肌への効果の追求には特に時間を要しました。    もちろん化学系人工化合物不使用で、乳化剤や安定剤など通常の美容クリームに含まれる添加物も一切使用していません。「蜜蝋」に加え「金銀花」由来の天然の界面活性成分(天然の乳化剤)により、しっかりと乳化したクリームを作り出すことに成功しました。ただ天然の乳化剤であるため、合成乳化剤と比較すると作用力が弱いという欠点があります。そのため、外的環境要因に品質が左右されやすく(特に高温では溶け出しやすいため注意が必要)、使用期限を設定しております。また、保管の際には冷蔵庫保存をお願いするなど、お客様にはお手数をお掛けしてしまいますが、お使いいただく皆様の肌への負担減を第一に考えての製法ですので、何卒ご理解の程お願い申し上げます。  桜膏は鮮やかな桜色に近く、高い保湿力と伸びの良さが特徴で、顔や唇、手、身体、足など全身にお使いいただける商品です。気になる部分に少量塗り込めば、肌に潤いを与え、ちょっとした肌荒れ、できものなどに作用して健やかな状態に戻してくれます。アトピーの私も全身に塗って問題なく、ひどいときにはひび割れて出血していた足のかかとまでも、血色良く柔らかくなってきたほどです。桜膏に含まれる生薬成分が炎症に効くので、アトピーの方はもちろん、どんな肌質の方にでもおすすめです。マスクかぶれで悩んでいたり、ニキビが治りづらい方にもぜひ試してもらいたいと思っています。

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    >肌をそっと支える化粧水「紫潤」

  • 2025年9月には紫香房3商品目となる無添加化粧水「紫潤(しじゅん)」を発売しました。紫潤は生薬成分の「紫根」に加え、「金銀花」と「厚朴」を配合しており、桜膏同様、生薬の最適な配合割合や、お肌への効果を追求し辿り着いた独自製法を採用しています。もちろん無添加で、原材料からの有効成分抽出に使うエタノールも、植物性エタノールを使用した自然由来の化粧水となっています。特に意識したのは、原材料である生薬成分(紫根・金銀花・厚朴)から「足さず・削がず」ありのままの植物の力のみに頼ることでした。  こうして完成した本当の意味で「自然由来」の化粧水「紫潤」は、お肌本来の力を優しく引き出せるように、潤すだけではなく調える化粧水です。通常の化粧水に見られるような、とろみとなる「アルギン酸ナトリウム」や「ヒドロキシエチルセルロース」「キサンタンガム」等の増粘剤、保湿成分の「ヒアルロン酸ナトリウム」や「グリセリン」を含んでいないため、非常にあっさりとしたつけ心地が持ち味です。お客様によっては、初めてお肌に使う際に物足りなさを感じてしまうほどあっさりしています。 <通常の化粧水によく見られる増粘剤> 【アルギン酸ナトリウム】 【ヒドロキシエチルセルロース】 天然の植物繊維に強い毒性と発がん性のある酸化エチレンを反応させて製造されている 【キサンタンガム】 遺伝子組換トウモロコシが多く使用されている  私たち紫香房は、毎日使うなら「大きい・強い・多い」ではなく「小さい・弱い・少ない」ものの方が、肌本来の力を損なわず、負荷にならないという考えのもとで、「紫潤」を生み出しています。お肌の弱くなっている部分をそっと支えるくらいの柔らかさが、あっさりとしたつけ心地につながっています。  本商品も顔だけでなく、首や手、身体など全身の気になるところにお使いいただけます。お肌の細胞が自ら潤っていけるように、紫香房石鹸や桜膏との併用、肌代謝に応じた長期使用をおすすめします。

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    (4)紫香房のこれから

    紫潤の発売で、石鹸・クリーム・化粧水が揃う形となり、目標としていた基礎化粧品の商品化を成し遂げることができました。いつも紫香房をご利用いただいているお客様のお力添えがあってこそのものです。心から感謝申し上げます。  紫香房の商品は、地元岩手県の大地の恵みを中心に作られています。自然の力をありのまま、製品の中に生かしきることを意識して商品づくりを行ってきました。だからこそ今後は、製造工程で生じた廃棄物にも目を向け、これらの肥料(堆肥)化などを通じた資源循環を見据えていきたいと考えています。製造廃棄物のほとんどが植物原料であり、「ヒドロキシエチルセルロース」「キサンタンガム」等の人工的な植物性添加物や石油系化合物、「ノルマルヘキサン」等の有機溶剤は一切含まれていません。そのため堆肥として大地に戻し、再度何かの作物を育てる安全な資源として地元地域に還元したいと考えています。  岩手県北上市の(株)岩手環境事業センターでは、市内や近隣市町村から廃棄物を集めて堆肥化し、「みのりのパートナー」として堆肥販売も行っています。こちらに製造工程で生じた原料残渣を持って行き調査していただいた結果、堆肥化可能と判断いただきました。今後資源循環を見据えていく上での大きな1歩を踏み出すことができました。石油系化合物などを一切含まない製造廃棄物だからこそ資源として自然に還元できる、小さい取り組みではありますが、少し誇らしい気持ちです。  また、桜膏原料の1つである「金銀花」の地元栽培をしていきたい思いがあります。現在生薬原料のうち「金銀花」のみ中国産のものを使用している状況です。この部分を岩手県産のものにすることができれば、より地元に密着した商品づくりが行えると考えているからです。「金銀花」は植物名を「スイカズラ」といい、日本にも多く自生し、庭でも見かけます。実は「金銀花」を家の庭で見つけたことが桜膏誕生のきっかけとなっています。早い段階で挿し木で苗を作り、農家さんと試し栽培を行って原料デビューできるよう進めていきたいです。  そして何より、今後もお客様に安心してお使いいただける商品づくりに努めて参ります。何卒よろしくお願い申し上げます。